「加山さん 名言集」
 武道館コンサート集

武道館ライブ76’

歌いはじめて15年になりますが、今、ぼくは歌手として青春の入り
口に立ったばかりです。
1976年という年は、何年たっても、ぼくにとって光り輝く年であることに変わりはないでしょう。
どうしたら楽しんでもらえるか心配でならなかった。しかし、前日の夜、結論が出たんです。みなさんへの感謝の心を持って歌えば、必ずや心と心の通じ合いが出きるんだ。
「スターランドデラックス 加山雄三」 
1977年1月15日発行 徳間書店 から引用

武道館ライブ80’

今晩は!
歌を唄い始めて、いつのまにか、二十年が経ちました。
歌手としての”成人式”に、ようこそ足をお運びいただきまして、ありがとうございます。
おめでたいことというのは、楽しくやるのが一番だと思います。

僕はこれから楽しく唄わせていただきます。
皆さんも最後まで、心置きなく!気のむくままに!お過ごしいただきたいと思います。
どうぞ、よろしく!

「恋は紅いバラ」、この曲で20年前に、歌手”加山雄三”、そして作曲家”弾厚作”が、デビューしたわけでございます。
今よりもずっと、ゆっくりと時が流れていた、とてもいい時代でした。
以来、色々な曲を書きました。
夫々の曲に、夫々の思い出が眠っています。
歌ってやつは不思議ですね、過ぎ去った過去へ連れてってくれる、タイムマシーンのようです。
これからしばらく、皆さんもご一緒に、皆さんご自身の思い出に、返っていただきたいと思います。
「旅人よ」

いつもは一緒に、唄っていただく曲ですが、今日は静かに聴いていただこうかと思います。
そして、僕が歩んできた道を振り返ってみようと思います。皆さんも心の中で、唄ってください。

多分、ご存知無い方が多いと思います。
”小桜葉子”という、女優がいました。彼女の代表作は”加山雄三”という、
皆さんの目の前に立っている男です。
どの母親も、自分だけのドラマを持つ、素晴らしい女優です。

ありがとうございました。
毎年、いいことばかりは続かないぞ。これがもしかしたら、最後かもしれないと、いつも、自分にそう言いきかせて、ステージに立ってきました。
でも何となく、来年もこのまま、いい年になりそうな気がしてきました。本当に幸せです。
「武道館コンサート」 
フジテレビ 1980年放送 から引用

武道館ライブ85’

5年ぶりに、また武道館に立つ事が出来て本当に幸せです。
人生長いことやってますと、生きててよかったなあとつくずく思うことが
何度もありましたけれども、今が正にその瞬間です。
長いこと歩いてきました。この瞬間、僕はほんとに幸せだなあと思う気持ちで
いっぱいですけど、この気持ちをまるごと皆さんにお伝えしようと最後まで頑張っていきます。どうぞよろしく!
世の中では、1億円の金かけて結婚する人(松田聖子?)と、250ドルで結婚する人(加山さん)もいますけど。どっちが幸せかというと、お金は関係ないと思いますが・・・。
最後の歌が始まりますと、なんとなくホッとしたような気持ちともう一つ妙な気持ちになります。もっと沢山歌いたいような、もっとお話したいような、でも時間と言うものは酷でございます。
でもそれだからこそ、またお目にかかるときが楽しみになるのかもしれません。
今日のお別れは、この次お目にかかるときのスタートラインです。
「LIVE IN BUDOKAN 85 ライブアルパム」から引用
スナップは、「LIVE IN BUDOKAN 85パンフレット」から引用

武道館ライブ2010

 僕も船に乗れば、船長です。偉いんです。
家へ帰ると、そうでもないんです。こういう言葉があるんです。
「I am the captain、but my wife is the admiral」
私は船長だけど、家内は提督である。
こういう言葉もあります。
「女房元気で留守がいい!」あっ、あれ反対だぁ、
「亭主元気で留守がいい!」。
こういう言葉もあるんですよ、本当に夫婦仲をよくしたいなら、
「一緒に居ないことです。」
これは、白州次郎さんが言ってるんです。
いやぁ、こんなに幸せであっていいのだろうか。
今夜はもう、一万人ものお客様に集まっていただきました。
ゲストの方々が、こんなにビッグな素晴らしい方々が沢山出てくれて、加山雄三、田沼雄一、ほんとに幸せ者だなあ!
心から、大、幸せだなあ!(心なしか、目が潤んでおられます)

でも、デビュー50年で、終わるわけじゃありません。私は、これをバネにして、さらに歌に磨きをかける、いい曲を作り、僕は歌える限り、歌って行こうと思っております。頑張るつもりです!だから、皆さんも今後の私の若大将の活躍を、ぜひ見届けてやっていただきたい!
応援してやっていただきたい!と思います。
加山雄三を、永遠の若大将にしてやっていただきたいと思います。

僕は、ほんとに素晴らしい音楽仲間に逢えて、そして歌をずっと歌ってくることが出来たこと。ほんとうに良かったと思ってます。
そして素晴らしい超満員のお客様に、支えられてこんな幸せな50年はありませんでした。ほんとにありがとう!
心から、大感謝いたします。

僕は、「古希3」になりましたけども、今日が新しいスタート、という意味でこれから生きていきます!皆さんも一緒に、一生懸命生きていってください。僕も一生懸命頑張りますから!
歌を歌い続けさせていただきます、よろしく!
今夜はほんとにありがと〜う!!

「若大将50年!」 
フジテレビNEXT 2010年放送 から引用

11年09月16日新設