ゴー!ゴー!若大将

久々の国内ロケ。近畿・中部を縦断するラリーと琵琶湖を背景に駅伝競走が展開される。
共演は浜木綿子そして桑原和男や原哲男ら吉本新喜劇のメンバーが助演。

<ミリタリー・ルックの青大将>
このシリーズには絶対欠かせないのが、田中邦衛の青大将。この映画ではミリタリー・ルックの最新モードで笑いをふりまく。琵琶湖ロケでは、見物に集まったファンの前をこれみよがしにカッポする青大将だが自慢のスタイルも女学生ファンには効き目がないと見えて、若大将のとこに殺到。頭にきた田中は”このスタイルがわかんないのかね”と憤懣やるかたない風情。

<レーサー加山、颯爽?と登場>
鈴鹿サーキットでは、加山がブラバム・ホンダのF3で颯爽と登場するシーンが撮影された。完全武装でコース入りした加山はピットに置かれているフォーミュラーカーを見てすっかりゴキゲン。残念ながら加山はライセンスを持っておらず、撮影は吹き替えということになった。そこにA級ライセンスを持つ江原たつよしが颯爽とブッ飛ばして来たものだから、万能選手加山も恨めしそうに見上げる一幕もあった。

<現役選手に負けないぞ!>
琵琶湖周辺で走りこむ加山は”ここは景色もいいし、おまけにスキーのトレーニングも兼ねられる”とゴキゲン。駅伝シーンは滋賀県浜大津の周辺を200メートルに区切って10回駆けるという設定。最初はさすがの加山もアゴを出していたが、次第に調子を上げ”現役選手にだって負けないぞ!”と自信のほどを見せていた。

<ラリーを楽しむ加山>
”全国学生ラリー”は中部地方でロケされた。京都を出発したラリー車が名神高速道路を突っ走り、名古屋入りした場面を名古屋城付近で、午後は名古屋から高山へ向かう道中を大山の日本ライン沿いの道でカメラにおさめる。ロケのスタッフが50人、日産自動車と自動車部の学生もエキストラで参加。車の中は細か計器が備えられ、本物のラリー車と同じに作られている。すっかり気に入った加山は白いユニホームを着て、熱心にハンドルを握る。

06年03月15日新設