スペシャル・ジャズナイト レポート
     (12/24 スィート・ベジル) 
        

今年で4年連続の鑑賞となったクリスマス・イブ恒例のライブ(加山さんは5年連続のステージです)、今回も東京のカヤマニアの方々と一緒に充分楽しんできました。
加山さんと日野さんの絶妙のやり取りを中心にレポートします。

日野クィンテットの熱演(4曲)のあと加山さんが登場、最初の曲は「レット・イッツ・スノー」でした。

唄い終えて加山さんは英語でご挨拶です。ところが会場の熟女?から「わからな〜い」と声がかかり、心優しい加山さんは日本語であらためて挨拶、暖冬でスキー場は雪がなくて困っているようですが、キャプテンコーストは降ったときに圧雪にしておいたのでオープンしているとのことでした。
加山さん曰く「備えあれば憂いなし」

この日のステージも写真撮影は不可でしたので湯沢フィールド音楽祭での加山さんの写真でお楽しみください。

前日行われた高輪プリンスでのディナーショーに和田アキ子が来ていて、終了後に挨拶にきて「もうすぐ70歳なのにあんなに声が出るなんて、おにいちゃん、変!」と言って帰ったそうです。今日も「キーを下げましょうか?」(普通は歳をとると音域が下がってくるので)と日野さんがおっしゃったそうですが「いつもと同じキーで大丈夫!」と加山さんはキッパリ言ったということでした。

そう言えば以前他のステージで加山さんは「歳をとってる割には自分は地声が強いと思う、海で遊んでいると大きい声で話さないと通じないので自然に鍛えられたのだと思う」とおっしゃられてましたっけ、納得、納得です。

「オン・ザ・サニーサイド・ストーリート」では日野さんがテンポを間違えてイントロをやったので加山さんが唄い始めたところで中断、「私が間違えました」と日野さん、再度最初からやり直しました。途中には今年もタップダンスを披露してくれました。終わってから加山さんは「多分タップがあったから、そっちに気持ちが行っててテンポを間違えたんだよ!」と茶化します。

加山さんが英語でなぜタップができるのかと質問すると日野さんも英語で「父がタップダンサーだった。兄も私も小さい頃から練習させられた。やらないとベルトで引っ叩かれた」とユーモアを交えて応えてました。
日野さんが急にステージ後方に行ったと思ったら、船員帽を被ってウクレレを弾きながら戻ってきました。見るとベースの金沢さんも船員帽を被っています。そしてサックスの多田さんは波の音(効果音)を出しています。なんだろう?と見ている加山さんに「いいから、イントロやりますから唄ってください」と日野さん、この雰囲気にピッタリ?の「ある日渚に」がリクエストされました。
終わってから日野さんが「実はこの帽子、夏に神戸で2個買ってきた、今日使おうと思って」と言うと、それを聞いていた加山さんは「この唄のほうが似合うよ」とアカペラで「あこがれのハワイ航路」をワン・コーラス唄ったので会場大拍手でした。

「ホワイト・クリスマス」では途中から日野さんと多田さんが見事なスキャットを披露してお客さんから拍手を浴びると「君といつまでも」に曲が変わり、セリフでは加山さんが「僕は日野君とコラボしているときが一番幸せなんだ、来年もやっていいかな?」と言って来年も一緒にやることを宣言しました。

加山さんが退場してアンコールの声があがりますが日野さんは弱った様子、どうやら当初予定していたアンコール曲(「ホワイト・クリスマス」〜「君といつまでも」)をやってしまったので曲目がなくなってしまったようでした。
そこへ加山さんが再登場、ステージ上で急遽日野さんと打ち合わせ(楽譜を急遽用意して)「お嫁においで」を演奏してくれました。
この日のライブもこれまでと同じように日野さんの加山さんへのリスペクトが充分感じ取れたステージでした。クリスマス・イブに加山さんと日野さんから素敵なクリスマスプレゼントをもらいました。お二人に感謝、感謝です。ありがとうございました。お二人に心からメリー・クリスマス!!
加山さんが唄った曲目

「レット・イット・スノー」「夜空を仰いで」「旅人よ」「スマイル」「オーバー・ザ・レインボー」「オン・ザ・サニーサイド・ストーリート」「ある日渚に」(あこがれのハワイ航路)「スターダスト」「ホワイト・クリスマス」〜「君といつまでも」
アンコール「お嫁においで」

今回のステージを一緒に鑑賞してくださったカヤマニアの方々、ライブ終了後に記念撮影です。
クリスマス・イブに素敵な仲間達と素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

平成19年01月01日新規作成