MC1(日野さんのメンバー紹介)

その中で我々は、食っていかなくちゃいけないので、大変なんです。
僕は少し長くやってて、ちょっと名前が売れてて、たまに仕事が来るんですよ。彼らは学校の先生やったり、(多田さんは)洗足学園で教えて、教則本出して、それが売れてる。
今、年配の方でも音楽愛好家で、バンド作ろうってことでシニアバンドなんかがドンドンできてる。中学生や高校生のバンドがあったりするんで、我々もそういうとこに行って、いろんなところでやりますけど。
ジャズの置かれた位置というのは大変で、なんか仕込まなくちゃいけないと思っているんですけど。
若手のね、本当に素晴らしいホープ、人間的に思想的に文化や政治を考えてる、人を作れる人。そして困ってる子供達に、人助けというか、世の中に奉仕する、自分のもらった才能で返すことが出来る若い力が出てくれば、ジャズはまた変わってくる。
中途半端に上手いだけじゃ本当のファンは・・・。
ほんと困ってる。待ってれば、日野さん、なんかやろうよと言ってくれば、おお、なんでも俺の持ってるものは出しちゃうよって。
うちのメンバーも、これから頑張ってジャズをやっていきますので、よろしくお願いいたします。
「寂光」(じゃっこう)っていう新しいアルバムが出てるんですけど、こんなの聴く気になんないでしょ。だから買わないほうがいいですよ。自分の満足のためだけに作ったんですから。
占ってもらったら82歳まで生きるらしいんで、まだ16年あるから、それまで勝手なことやって、自分のオリジナリティがあって、他のバンドでは絶対聴けない音ですから、アメリカの真似じゃなくて、オリジナリティというのが僕の心情なので。

ピアノ、石井彰!
そして、今日も世田谷のドリームジャズバンドという中学生のバンドを4年ぐらい指導してますが、そのOBが来てるんです。その子たちのやってるバンドの副校長、大したもんですよ、ジャズミュージシャンで肩書きなんてないですよ。尊敬できるんです。金沢英明!
(WEBで調べましたら、実は校長先生は日野さんでした。石井さんも多田さんもこのバンドの講師として教えていらっしゃいます。)

そして一段と光っている、我がバンドの持て頭です、今日は見慣れないフルートを持ってきていますが、昨日はテナーサックスを持ってきてましたが、サクソフォンって大変ですよね。
自分のバンドを持ってますし、教則本も出してますし。皆さんもそれを見れば、明日からサクソフォンプレーヤーですよ。初版が売れきれちゃって、凄いですよ。多田誠司!
このまま紹介を終わろうとする日野さんに、会場からドラムの紹介の催促がおきます。
しょうがないなあ。
今日はお父さんが阿嘉島(あかしま)というところから、心配になって来ている。我々みたいな悪い奴の中に入って、ちゃんとやっているかどうか。
二人とも目が鋭い。格闘技をやるみたいな目。家系なんです。
最初に15歳の時に、お父さんが那覇に連れてきたときに、こいつの目は凄いなあ、なんか出きるかも知れないと思って、いきなりステージに上げて、やらせてみたら、うちのドラムより凄かった。
中学を卒業してから東京へ出てきて、うちのバンドでがんばってる。
おとうさん、ちゃんとやってますよ。今17歳、遼くんと一緒です。お父さんのチェックもあるので、今日は、俺はこれだけ叩けるというのを見せてくれると思います。
ドラムス、和丸!

 

平成21年01月01日新規作成