FINALホールコンサートツアー in 富山  
(3月31日 オーバードホール)
 

気温24度と春到来を思わせる気候となった富山に加山さんが来てくださいました。

福井から車でおいでになった”shige”さんご夫妻、”幻の陽子”さん、そして古くからの加山さんファンの関西のお二人と一緒に、公演前、喫茶店で時間調整。

開場時間直前に会場へ着くと、そこはもう長蛇の列が出来ていました。並んでおられるお客さんは、予想以上に年齢層が高くちょっとビックリでした。でも良く考えると、3年前に富山のコンサートにおいでになったお客さんがそのまま年齢を重ねて、きょうおいでになったということなのかなと。もちろん私自身も3歳年を重ねてきてますので周りの方には十分年寄りに見えてたんだと思います。

今回、コンサートにお誘いしたKさんと列が短くなってから入場しようと待っていましたが、
中々列は途切れません。開演時間までに入場できるのか心配になるくらいでした。
(ちょっと大げさでしたか!?)ようやく入場でき、Kさんと一緒に最前列へ。
前回2013年3月のオーバードホールの公演ではお客さんの入りが7割程度だったので、今回の入り具合が気になっていて、チケットピアで座席の残り具合をチェックしていました。早い時期から、「残りわずか」という表示になっていたので、安心していたのですが、二日前にそろそろ売り切れになっていないか確認しようと見てみると、なんと「余裕あり」に変わっていたんで、入り具合が心配になっていました。

座席に座り、振り返って会場を見渡しました。まず目に入ってきたのが、4階席まで人が座っているステージ上手のバルコニー席(バルコニー席は2階から4階まで)、そして5階席に座っておられるお客さん、そして4階席まで人が座っているステージ下手のバルコニー席、つまりほぼ満杯のお客様でした。心配して損をした気分でした。
2011年3月に開催された「若大将50年!ホールコンサートツアー at オーバードホール」での、お客さんの入りと同じ満杯だったので嬉しくなりました。

コンサートは、10分ほど遅れて始まりました。最初のMCで、
「改めましてこんばんは〜!ご来場いただきましてまことにありがとうございます。
きょうは31日目で富山にやってまいりました。こんなに大勢のお客様に来ていただいて幸せだなあ。(鼻をこするポーズ)」と、満員のお客様へ挨拶されました。

いつも通りのセットリストですが、MCではツアー当初の中野サンプラザでのMCと比べるとだいぶ内容が変化していました。

「旅人よ」のMCの時に、旭日小綬章の受章を報告されたので、”shige”さんと一緒におめでとうコールとともに横断幕(叙勲2号A)を掲げてお祝いできました

 
去年の12月のケネディハウスで、東京の先輩カヤマニアの方が加山さんに書いていただいたサインのある
横断幕、叙勲2号A。

途中、キーボードの鹿島さんが時折変なポーズを取るのに気付きました。何をやっているんだろう?って思っていましたが、後ろの方で踊っているお客さんがいたようでその姿を真似たり観て笑っていたんですね。
今回のコンサート、手拍子がいつもより大きく最初から会場に心地よく響いていました。そして「座・ロンリーハーツ親父バンド」が終わって会場から多くのかけ声がかかって「ここほんとに富山?」って思うくらいすごい歓声でした。その会場の盛り上がりに私もつい
「わかだいしょう〜!」と掛け声をかけました。すると加山さんは
「ありがとう〜!」と応えてくださいました。

頑張れ〜!、若大将!という声が飛び交う中、加山さんは会場の興奮を抑え込むように、
「いつまでも大事にしたい歌があります。これが僕の生きてきた道です。MY WAY」と「MY WAY」を歌い出されました。
マイクを通した歌声とは別に、肉声が漏れ聞こえる力のこもった熱唱に思いっきり吸い込まれました。まさに最前列の座席の醍醐味ですね。地元富山で加山さんの最高のパフォーマンスを堪能することができました。

アンコールでは、「君といつまでも」に聴き入りました。ステージ上部のライトが眩しいくらいに私を照らし出してくれているようで、思わず身を乗り出して、ステージ上のスポットライトに照らし出された加山さんと二人っ切りの錯覚に陥ってしまいました。素敵な歌声でした。

台詞の合間に(「君といる時が一番幸せなんだ」と言われた後に) ”来年も来られ!”という掛け声が飛んだり、歌い終え、
「アンコールありがとうございます。アンコールで拍手で迎えられる時が一番幸せだなあ!ありがとう〜!!」の後に、
イエ〜イ!(イエ〜イ!!)
イエ〜イ!(イエ〜イ!!)
イエ〜イ!(イエ〜イ!!)
〇☆X*!(イエ〜イ!!)と掛け合いが4度もありました。
これまでの富山のコンサートではない光景でした。

そして「夜空の星」が始まると”マックン”がスタンディングするのが見えたので、遅れてはならじと慌ててスタンディングしました。「Dreamer」が終わって加山さんとカヤマバンドの皆さんが整列して挨拶されるのをほんとに多くのお客さんがスタンディングで見届けました。
加山さん、ありがとうございました!!

終演後の楽屋出入り口でも多くの方が加山さんを待っておられました。夜風が心地よく感じられ待っている時間も苦になりませんでした。ほどなく加山さんが出てこられ、タクシーの方へ足を進められましたが、待っておられた方から「加山さん、握手お願いします」と声がかかるとわざわざ戻られて多くの方と握手をされてタクシーに乗り込まれました。
カヤマバンドの皆さんも、別のタクシーに分乗され、見送りのお客さんたちに手を振りながら会場を後にされました。

お見送りした後は、”shige”さんご夫妻、”幻の陽子”さん、そして古くからの加山さんファンの関西のお二人と一緒に、短い時間ではありましたが、居酒屋で富山の海の幸、白エビやホタルイカを堪能しながら加山さん談義に花を咲かせました。

 

写真左から
”でんでん”、”shige”さん、関西のお二人(ご当人のご希望により目を隠しました。)
そして”幻の陽子”さんです。
料理が運ばれてくる前に撮りましたので、白エビやホタルイカが映っていませんでした。残念!
また、”shige”さんの奥さまもご本人のご希望により映っておりません。

 
ちょっと嬉しい話
 

コンサートが終わって、座席で荷物を整理していたら

でんでんさんですよね?と声をかけられました。ちょっと驚きながら

ええ、そうです。と答えると、

インターネットで観てますから。

でんでん日記観ておられるんですか?

ええ、観てます。頭が見えたから、でんでんさんだと思ったので声をかけました。

嬉しいです。ありがとうございます。エイジレスの方ですか?。

入ってないです。東京のFと言います。

会場の係員が速やかに退席するよう言ってきたので、余り長くお話しできませんでした。

Fさんは、北陸新幹線で富山においでになったそうです。チケットはオークションで手に入れ、前から5列目の座席だったそうです。(2枚を定価以下で購入されたということでした)

3月14日に開業した北陸新幹線。東京〜富山が最速でわずか2時間8分。ほんとに近くなったと思います。首都圏の皆さんにぜひ、北陸新幹線で富山に来ていただきたいと思いました。

それにしても、後ろ姿でわかってしまうほど、私は目立っていたのでしょうか。
反省しなくちゃいけないですね。

 

2015年04月09日新規作成