でんでんの知ったかぶり(お茶の間賢ちゃん)

中本さんが、書いておられた内容を、以前ご自身のラジオ番組「お茶の間
賢ちゃん」(2004年 ラジオ日本)の中で、加山さんにインタビューされた
時に、お話されていました。その内容を紹介します。

 
 加山さんへのインタビュー

中本)加山さんの楽屋に、お邪魔しました

しばらくです。

中本)お久しぶりです。

いやあ、お久しぶりです。涙ちょちょ切れるよ。

中本)20年ぶりぐらいになるんですけど。加山さん、全然変わらないですね

あんたこそ、変わらないよ。20年ていう時が、そんなに経って無い気がするけどね。

中本)日テレの「せ〜の」というドラマで。

今でも俺、酒飲む時、”せ〜の”ってやってるからね。

中本)そうですか

あれが結局、その”せ〜の”を、監督がそれで、やろうぜってそのまま取ったんだ。

中本)それで、ドラマのタイトルが、そうなった。

そうそう。

中本)加山さんが運送屋さんで、商店街の色々な馬鹿者たちと一緒に遊ぶっていう

今だって、海の馬鹿者たちと一緒になって、同じようなことやってんだ。

 でんでんの知ったかぶり(せ〜の!)

上の「でんでんの知ったかぶり(せ〜の!)」をクリックすると映像(6分25秒)が
見れます。

最終回のタイトルバック、中本賢さん出演シーン&ラストシーンが見れます。

中本)あの時、お話したかもしれないですけど、僕、浅草で生まれまして、ちょうど
   小学校に入るぐらいの時に、加山さんが若大将シリーズでロケに来られた

ああ、そうか、そうか。

中本)浅草中が大変な騒ぎになってまして。

ほんとになってた?

中本)なってましたよ。

あれは、田能久の入り口だけ録るのに。

中本)加山さんが浅草寺の裏側で、ちょうど昼頃にコーヒー牛乳とメロンパンを食べて
   たんですよ

俺が?

中本)はい、境内の階段に座って。ほんとですよ

よくそんなこと覚えてるな。

中本)加山雄三さんがメロンパンを食べてたっていうんで、俺らと同じもの食ってる
   んで、ものすごく驚きまして。当時ですよ、メロンパンとコーヒー牛乳を

志のな、よく考えてみてもらえないかね。俺は戦前に生まれてるからさ。戦中、戦後
を生き抜いてきてるからさ。食い物のない時代、メロンパンなんてのは、上手い方だ
よって。本当に思ったもんだぜ。コッペパンとかさ、芋団子で育ってるんだからね。

中本)加山さん、僕の20歳上?

20歳上だな。あれから20年経ってるでしょ?俺、今67(歳)だから。

中本)じゃ、あの時の加山さんは、僕の年齢だったんですね

そういうことだよね。

中本)全然変わらないんでね。驚いちゃいますね

 加山さんへのインタビュー

上の「加山さんへのインタビュー」をクリックすると音源(2分58秒)が
聴けます。

録音状態が良くありません。音量が非常に小さいです。悪しからずご了承ください。

 
 

2022年3月16日新設