加山雄三 俺は100歳まで生きると決めた
  (文化放送podcast 2023年7月18日〜)

7月18日に文化放送の「くにまる食堂」で放送された「俺は100(歳)まで生きると
決めた」の内容をレポートします。
同日配信された文化放送Podcastでは、ラジオで未公開の内容も配信されました
ので、その内容も含めてレポートします。下からどうぞ!

今回は「第13回 加山さん初のレシピ本!」をレポートします。

下からどうぞ!

 

 第13回 加山さん初のレシピ本!
 
 初めて作った料理
 

野村)今回は料理について伺っていきます。

良いですねえ。

野村)一番最初に作った料理は?

ステーキが最初だと思うんだよね。親父が焼いてたような気がするんだよな。親父が
出来るなら俺だって出来るだろうと思ってやった記憶がある。ステーキって焼き方が
難しいからね。

野村)加山家の朝ごはんには酢昆布とジャコでしたっけ?

昆布はね鍋で使った出汁昆布を細かく切って酢だけで煮るんだよね。ジャコと一緒に
お茶漬けにすると旨いんだよね、これが。

野村)加山さんが作っていたこともあるんですか?

もちろんそうだよ。俺が作ると親父が喜ぶんだ。

野村)上原謙さんは料理は得意なんですか?

いやいや得意じゃない。だからステーキしか焼かないんだ。

野村)料理を作る事は楽しかったですか?

昔から食べる事が好きだから。自分で作って美味かったら言う事ないじゃん。

野村)相模湾でたくさん獲ってきてたのは何でしたっけ?

イシハマグリ。ハマグリとはちょっと形が違うんだ。バケツに入れて家に持って
帰ったんだけど、誰が料理するのよってお袋に文句を言われたんで、しょうが
ないから俺作るよって。釜戸でお湯を沸かした中に入れて、口が開いたら取り
出して、みりんと醤油と砂糖で煮て佃煮を作ったんだ。贅沢なもんだよな。それが
また、スンゴイ美味しいんだね。親父も旨いなあって喜んだんだよね。で、得意に
なってね。

野村)借金で大きな負債を負われていた時に、奥様と一つの卵を分け合った時期が
   あったと伺った事はあったんですが、その時代は贅沢は出来ないですよね?
   どんなものを食べてらっしたんですか?

卵をご飯にかけて食べたてた。それでカミさんのお母さんが四谷でお店を手伝って
いたんだよね。そこへ余った料理をもらいに行くんだ。しょっちゅうそういう事を
やってたね。余り物には福があるってね。居候には有難いなと思いながらさ。
奥さんも良くも食べたからね。

野村)そういう苦しい時代を乗り越えて、名店の味をコッソリとシェフから訊いて
   いたというお話もあったんですが。三代目光進丸のキッチンはレストランの
   キッチンと同じようだと聞いたんですけど?

レストランみたいに広くは無いけどね。結構広かったよ。もの凄いデカイ冷凍庫が
あるんだよ。3か月分の肉が冷凍出来るように、長期航海に出れるようにした。
水も海水から真水に換える機械で作れる。グアム島に行った時も、水は要らないか?
って来るんだけど大丈夫、水は作ってるからって言うのが楽しみだった。1日1トン
作れるんだから、シャワーは浴びられるし飲み水にも。水質検査も受けて普通の
水道水よりも良い水だった。

野村)その水を使って料理を作ったんですね。

もちろんですよ。

 加山さん初めてのレシピ本
 

野村)加山さんが以前言っていた本が出来上がりました。「加山雄三、食べた人が
    笑顔になる。それが最高のよろこび 幸せの料理帖」。秘蔵レシピととって
   おきエピソードが掲載という本が10月12日発売。

お〜う!?素晴らしいね。

野村)角川から定価1,870円で発売.されます。加山さんがこんな事書いてらっしゃ
   います。料理は俺の幸せ。今の楽しみはなんと言っても食べる事だ。食を
   通して幸せをいただく、食を通して幸せを渡す。人生100年時代に一番大事な
   事は、この幸せの受け渡しだと考えている。この本を手に取ってもらい今
   まで自分が作ってきた料理をみんなの幸せに繋げられたらとても嬉しい。

良い事書いてあるねえ。

野村)これ加山さん自分で言ったんでしょう?

言いました。本当そうなんだよ。作ってみな、美味しいよ、って。この通り作ったら
間違いないんだ。

野村)レシピをご紹介しようと思うんですよ。

良いんじゃないですか。

野村)ウチのスタッフもみんな、これ簡単だよなあって。

簡単なのもあるんだよ。

野村)「バラハン」。

バラバラのハンバーグ。

野村)略して「バラハン」。

ハンバーグは握らないといけないじゃん。それ、面倒くさいじゃん。自分のご飯の量に
合わせて食べられる。これが美味しいんだね。船では大変な人気だから。豚肉が入っ
てるから美味しいんだよね。

野村)これは手軽なんていうレベルじゃないです。用意するのは、牛のひき肉とみじん
   切りにしたタマネギをフライパンに入れて、そのあとどうすれば良いですか?

ニンニクとか入れて混ぜると肉汁が出て来る、それでフライパンを回しながら醤油を
かけるんだな。これが旨いんだね、これが。自分でご飯と混ぜるんだよ。良い具合に
口の中で溶けてくるんだよね。

野村)レシピでは、.用意っするのは牛ひき肉300g、タマネギ1個、顆粒コンソメ大さじ
   1/2。粉チーズが大さじ1。醤油大さじ1/2。塩コショウ各適量。サラダ油が大さじ
   1なんですが。タマネギは荒みじんにすれば良い?フライパンにひき肉を入れて
   色が変わったらタマネギ投入。コンソメ、粉チーズ、醤油で調味、塩コショウで
   味を調えるということです。

そういう事ですね。

野村)今の加山さんの話からするとコンソメとかチーズは要らなくないですか?コクが
   出るわけですね。

それで味が付いちゃうわけ。醤油味にするか塩味にするかは自分で決めれば良いわけ
だよ。醤油を回しながら入れる、それがコツだね。


野村)それを皿に盛って適量を自分でご飯の上にかけて食べる。これは美味いな!

美味しいよ。だから食べてみな。

野村)これ今すぐにでも出来ますよね?ぜひお試しいただければと。次回も「幸せの
   料理帖」からレシピを伺いたいと思います。次回もよろしくお願いいたします。

こちらこそよろしくお願いします。

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(時間 15分46秒)
下からどうぞ。

 第13回 加山さん初のレシピ本!
 

2025年2月17日新規作成