加山雄三 俺は100歳まで生きると決めた
  (文化放送podcast 2023年7月18日〜)

7月18日に文化放送の「くにまる食堂」で放送された「俺は100(歳)まで生きると
決めた」の内容をレポートします。
同日配信された文化放送Podcastでは、ラジオで未公開の内容も配信されました
ので、その内容も含めてレポートします。下からどうぞ!

今回は「第28回 八代亜紀さんと加山雄三さん」をレポートします。

下からどうぞ!

 

 第28回 八代亜紀さんと加山雄三さん
 
 能登半島地震
 

野村)皆さん、ご機嫌いかがでしょうか。野村邦丸です。この番組のメイン
   パーソナリティは?

加山雄三です。よろしくお願いいたします。

野村)加山さん、よろしくお願いいたします。

こちらこそ、よろしくお願いします。

野村)年が明けて、ずいぶん時間は経ちましたけども、しかし今年2024年が
   良い年であれと。

ねえ、そうなんだよね。元旦早々だからね。びっくりしましたね。なんで
こんなことになるんだ。信じられない。

野村)特に能登半島の場合は、家族が久しぶりに集まった。

お正月のお料理を食べようと集まったところでやられた。それはないよなぁ。

 八代亜紀さんへの想い
 

野村)さて年が明けて1月9日でございました。ある一人の偉大なシンガー、
アーティストが旅立っていきました八代亜紀さん。

信じられないよ。彼女はステージで歌ってくれたからね、一緒に。

野村)加山さんは作曲家、弾 厚作として演歌作ってるんですよね。

そうなんですよ。色々とね。好きなもんでね。俺、演歌が大好きだだけど難しい
んだよね、演歌ってのは、詞が大事だ。俺は詞がない作曲家だから。全然ダメ
なんだね。

野村)八代さんが歌ってる曲があるんですよね。

あるんだよ。

野村)「残り酒」。

それをね、思い出す度に、え〜!?と思っちゃって。人生はどうしてこういうこと
が起きるんだろうと思うもんな。

野村)享年73歳ということになるんですけど。昨年ずっと静養を続けていてステ
   ージに帰ってくることをファンの皆さんにも約束されていた八代亜紀さん
   なんですが。加山さんからすると去年、谷村新司さんを見送り、そして
   今年になって八代亜紀さんを見送りって。
   八代亜紀さんとの思い出って、 加山さんはどんな思い出ですか?

ステージに一緒に出たことがあるんだもん。歌ってくれたからさ、俺の歌をさ。
それなんか思い出すと、やっぱり、 え〜!?と思う。俺の方が先に逝かなきゃ
いけないのに、 先に逝くなよ!って思っちゃうよね。

野村)八代亜紀さんに関して言えば、 歌だけじゃなくて絵の世界でも。

そうなんだよ!あの人、絵が上手いんだよ。びっくりするほど上手いよ。みんな
見てもらいたいなと思うぐらいすごい。

野村)加山さんもたくさんの絵画を現在でもお描きになってますけど、八代さん
   と共通点を探すと歌と絵というのは奇遇ですよね。  

そうだよね。絵が描けるって言うのは、いいなと思うよね。

野村)なんか、あるんですかね。絵と歌って?

歌っててもねえ絵がダメな人はダメだし。

 「舟唄」
 

野村)加山さんは八代さんの「舟唄」とか結構プライベートで歌ったりするん
   ですか?

そうだよ、光進丸のカラオケにも入ってたからね。だから、そういう思いをとか、
いろんなことを考えるとね、信じられない。本当に。久しぶりでまた、落ち込ん
じゃうよな。

野村)加山さんがプライベートでもお付き合いのある、谷村さんもそうだし八代
   さんもそうだけど、一人のシンガーとかっていうことじゃなくて、私が今
   まで生きてきた中で、八代さんの歌声があって谷村さんの歌声があってっ
   ていう、人生と共にある歌声が生で聞けなくなっちゃうっていうのは、勘弁
   してよって感じになりま?すね。

そう、もう完全に勘弁してよ本当にって。見送らなきゃいけないって思っただけ
で嫌なもんだね。

野村)加山さん、八代亜紀さんとはステージ上で、ご一緒になった時はどんな話
   されてました?

どういう話したかね、そうね、”こんな感じでいいですか?”って言われたな、
いつも。

野村)えっ?

歌ってみてね、”こんな感じで、いいですか?”って。いいですよ。

野村)それは八代亜紀さんが、弾 厚作の曲を歌った時に?

そう。”こんな感じでいいですか?”って。 俺も、”ああもう、ありがたいこと
で、いいですよ”とか言って。

野村)八代亜紀さんって、私も仕事でご一緒させていただいたことがあるんです
   が。ものすごくフラットで飾らないというか気さくな方ですよね。

そうだね。本当にそのとおりだね。

野村)八代さんからすると、歌の先輩でもある加山さんと仕事一緒できたって
   いうのは、一つの思い出なんじゃないですかね。

そりゃそうだけど、こっちもいい思い出になっちゃったよね。なんでだろうな?
と、いつもクエスチョンマークが頭の中についてるよ。

野村)加山さんがね、谷村さんを送るときに、俺もいずれ逝くからよ、サライ」
   を一緒に歌おうなって。八代さんが待っている、その世界に行ったとき
   に八代さんと何歌いますか?

やっぱり「舟唄」だね。

野村)♪沖のカモメ〜に、って加山さんが天国で歌うっていうのもあるかもしれ
   ませんね?

あるね。

野村)本当にそういう後輩のシンガーを見送るときの辛さってなかなか言葉には
   できないかもしれませんね。

できないですね。

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(時間 8分12秒)
下からどうぞ。

 第28回 八代亜紀さんと加山雄三さん
 

2025年11月3日新規作成