加山雄三 俺は100歳まで生きると決めた
  (文化放送podcast 2023年7月18日〜)

7月18日に文化放送の「くにまる食堂」で放送された「俺は100(歳)まで生きると
決めた」の内容をレポートします。
同日配信された文化放送Podcastでは、ラジオで未公開の内容も配信されました
ので、その内容も含めてレポートします。下からどうぞ!

今回は「第32回 脳梗塞発覚」をレポートします。

下からどうぞ!

 

 第32回 脳梗塞発覚
 
 脳梗塞が分かった時の想い&病院食
 

野村)リスナーの皆さん、ご機嫌いかがでしょうか。野村邦丸です。この番組の
   メインパーソナリティは?

加山雄三です。どうぞよろしくお願いいたします。

野村)今回テーマがシリーズものになっているような感じで、人生のスランプと
   いうことで、 スター加山雄三の、これはピンチの話を伺ってきたわけです。
   思わぬところで負債を抱えてしまったりとか、その後に何とか乗り越えて、
   今度は熟年という世代を迎えた時に、加山雄三の体にピンチが来ました。
   脳梗塞もそうなんですけど。

脳内出血もやったしね。

野村)今まで元気印の加山雄三でずっときたわけでしょ?

そうなんだけどね。実に奇妙なことだけどね、起きた瞬間というのはね、寿司屋で
寿司食ってたんだよね。で、カミさんと座ってた。そしたら左手がね自分で動か
そうと思わないのに勝手に動いてるんだ。あれなんでこんなに?変だなと思って。
左手が動いてるから、右手で押さえると人の手を握ってるような感覚なんだよ。
あれ?おかしいな俺、って。カミさんに言ったんだ。”ちょっと俺変なんだよ”
って。それで家に帰って。カミさんがすぐにね”病院に行きましょう”って。すぐ
に病院へ行った。それが良かった。カミさんの言うこと聞いたから。それでやっ
ぱり脳梗塞起こしててね。すぐ処置しましょうって。それが良かったんだよ。それ
が翌日になってたら、もうこうやって片方が効かないとかね。危ないところを助け
ていただいて。今でも頭があがらない。

野村)加山さんも、そうだけど。それまで病気に縁のない方、体の不調にほとんど
   縁がない方って、いや大丈夫だよって自分で思って、加山さんもそうでした?

そう、それがいけないんだよ一番。だから素直に聞いて良かった。まあ、素直に
聞いちゃいないけどさ。言われた通り大人しくじゃないけどね。それで助かった
ようなもんだぜ。だからカミさんには生涯ず〜っと、頭があがらない!今でも頭が
上がらない。

野村)脳梗塞をご自身が経験する、みなさんそうだと思うんですけど、乗り越え
   られた時はやっぱり、これやばかったなってことになりますよね。

それはその通りだよ。リハビリをやるのは大変だったからね。リハビリセンターに
長いこと入院してたことがあったね。腹が減って、朝飯が早く食いたい。お粥さん
だったけど。そのお粥が食いたくてしょうがない。それを楽しみにしてた。まだ
来ない、まだ来ないって。自分家だったらすぐにお粥なんて作れるじゃん。病院
だからそうはいかないよな。決まった時間まで来ないから。

野村)病院食ですからね。でも、すげえなと思うのは、腹減って、そのくらい・・・。

だからさ、それはありがたいと思うよ、俺。本当に食欲があって、食べれると言う
ことはね、ありがたいことだと。今でもそう思うよ、俺。

 

 口腔ケアが大事
 

それで、歯があるじゃん、入れ歯1個も無いんだ。

野村)すごいねぇ!?

虫歯1つもない。全部自分の歯なんで、生きてんだよ。これはありがたいことだよ。
よく考えてみたら。

野村)すごいことですよね。

すごいことだよ。ありがたいなあ、と思うね。

野村)強靭な歯ですよね。そういうのももちろんケアもされてるんだしたとしても
   歌手としても。

そうなんだよ。それで家の親父がね、昔ね歯だけはちゃんと磨けよと言ってた。
それをよく聞いてたんだね。本当に役に立ったんだ、それ。舌は白っぽくなって
きたら、それは絶対おかしいと言って、それを磨いて綺麗にしろと。それを親父が
教えてくれたんだ。今でもそれを綺麗に磨いているから、やっぱり雑菌を捨てて
いくんだよな、綺麗に。それがやっぱり歯を守ることになったから。

野村)大きな災害、今回の能登半島もそうだけど、お医者さんとか歯科医の方たち
   が、年を取れば取るほど口の中は衛生を保ってください、それが病気に繋がる
   こともあるからと言うんだけど、加山さんはず〜っとやっているわけですよね。
   だからそんな強い歯で何でも食っちゃうでしょ。

何でも食えるしね、とにかく食い終わった時に水でケアするのもあるけど、うがい
するだけでもいいんだよ。口の中きれいに洗うのね。それをやった方がいいね。残る
と雑菌が増えちゃうんだよね。だからそれをなくすためにね。

野村)誤嚥性肺炎の原因だったりとか。だからねお父さんも歯は強かったんですか?

親父は自分で言わないけど虫歯は多少あったんじゃないの?だから後悔してるんだ。
だからお前はそういうのにならないようにしてなきゃいけないなっていう発想じゃ
ないかと思うんだけどさ。ありがたいことだよね。

野村)あと今現在その大病を乗り越えて来られて、口腔衛生ですか、口の中の衛生を
   保って、加山さんは、気の持ちようって非常に楽天的というか、あまりくよ
   くよしないっていうか。前向きでいられること。人間って生きてたら、たま〜
   に後ろ向きになっちゃうこともあるんだけど、それをなんとか前に行こうと
   する原動力ってなんですかね?

テレビの中に映る映像の面白さをエンジョイすることも大切だと思います。例えば
YouTubeでいろんなのが出てくるんじゃないですか、それを選んで見るわけだよ。
「人の振りを見て我が振り直せ」じゃないけども。いろんな良い点を見えるわけで。
それでこれはいいことだ、こういうことは真似しなきゃいけない。そういうことを
勉強するんだね。そういうのが非常に好きなんだ。これは役に立つなと思うのを
選んで見るわけよ。

野村)発見を自分でしてるんですね。

それを楽しんで。

 

 昔を振り返らない
 

野村)加山さん、あんまり昔を振り返らないじゃないですか。

昔を振り返ったってしょうがないんだよ。昔は昔。その中の自分というのは記憶の中
にあるんだから。

野村)加山雄三という名義で出演した作品は膨大な数ですよ。例えば、「若大将」
   を見てみようかなって気になりません?

無い、無い、無い!俺が見たいのはね、「ブラックジャック」。あれは本、ブックに
なって出てるね、いっぱい。3枚ずつ。それを見るの、面白いね、あれは。変な話
だけど。あれどうやってやってんだ、ここからこうやって、そっちからこうやって。
ここから黒くなってる。その理由をさ、打ち明けるんだよ。面白いけどさ。

野村)家でYouTubeとかも見るけどね。ボーッと見ちゃってるけどね。

そりゃそうだけどね、やっぱりね、ちょっと変わってるからね、「ブラックジャック」
って。

野村)加山さん、また次回もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

野村)永遠の若大将 加山雄三、俺は100まで生きると決めた。次回もお楽しみに!

 

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(時間 10分10秒)
下からどうぞ。
 第32回 脳梗塞発覚
 

2025年12月15日新規作成