高島屋サイン会、KHライブ
 三越劇場名人会レポート

加山さんと日野さんの間に入っての記念撮影です。

高島屋サイン会(8月22日午後1時、3時)

11時30分頃会場の高島屋に到着、サイン会会場はまだ人も少なく静まり返っていました。早速サイン会の3時の部の整理券を手に入れ開始を待ちます。
サイン会の最初に加山さんが挨拶をされました。
日本TVの「24時間TV」に自作の陶芸品をチャリティに出展、午前中にオークションを行ってきたが1万円から始まったのが80万円にまでになり最後は二人の方(一人は加山さんのファン、もう一人は谷村さんのファン)に入札をしていただき決定させてもらった。落札額は108万円、加山さんのファンの方が落札されたそうです。この金額には加山さんも驚かれたそうですが、チャリティに貢献できると考え納得されたということでした。
サイン会はいつものように手際よく進められていきます。ファンの方の嬉しそうな顔に私もまた幸せを感じていました。

親子連れのファンと写真に納まる加山さん。優しさが溢れてます。

和やかな雰囲気の中でサイン会は進んでいきます。

3時のサイン会では日野さんが特別参加されました。
まずは二人でトークショーです。お二人はこれまでもジョイントライブをやったり、福岡で二人展をやってますので息もピッタリ、漫才のような楽しいトークに会場のお客さんは笑いっぱなしでした。(この模様をビデオで録画したんですが、ビデオの具合が悪く再生できなかったため内容についてはレポートできません。悪しからずご了承下さい)

佐野(左脳)元春に
神田うの(右脳)!?

日野さんから「今年のスウィート・ベジル(X’masに六本木で開催される日野さんのライブ、加山さんは去年特別ゲストで参加)も来てください」と要望された加山さん「いいですよ」と答えるのかと思いきや「え〜っ、ちょっと今は約束できないなぁ」と申し訳なさそうに答えます。ステージ袖にいたマネージャーさんからも今はまだ約束できないというサインが出ました。ひょっとすると今年のX’masは何かイベントが計画されているかも?いいかげんな事は言えないという加山さんの誠実さが見えたように思いました。
トークショーの後は二人そろってサイン会です。当日、加山さんの画集「この愛いつまでも」(日野さんとの対談が掲載)を購入された方にはお二人がサインをしてくださいました。私は加山さんのCDにサインをいただき写真はお二人の間に入って撮ってもらいました。

ケネディハウス・ライブ(8月23日午後6時45分〜)

今回は申し込むのが遅れたため二部のキャンセル待ちをしていたのですが、結果として一部を観る事ができました。
受付でまずスタッフの服装にビックリ、皆さんアロハシャツ姿でトロピカル?店内もスッカリトロピカル?そんな中、加山さんはご機嫌なエレキを聴かせてくれました。今回の演奏曲では「海がそこにあったから」「七里ケ浜」そして「時を超えて」が特によかったです。
よかったと言えばゲストは無かったのですが、今回はケネディハウスのスタッフ6,7人によるウクレレの演奏で「アロハ・レイ」が披露され、途中から加山さんも加わって大喝采を浴びていました。
今回私が座った座席は右の上の写真の中の、「座席」と示した黒い椅子の席でした。この座席はステージから離れてはいますが加山さんを真正面に観る事ができ、カウンターが他よりも自由に使いやすく食事も楽にできます。

トロピカル?な店内

「アロハ・レイ」でボーカルを担当した彼はカウンターの中にいます。

今回は「肉じゃがのコロッケ」を美味しくいただきました。
そして後ろを気にしなくて良いので思う存分体を動かせますので私は気に入っています。
先月のように一番前の真ん中の席は最高ですが、この席も意外といいんですよ!ぜひ一度体験してください。

三越劇場 名人会(8月24日午後2時〜)

元NHKアナウナサーの山川静夫さんが主催されている三越劇場名人会、加山さんがどんなパフォーマンスをみせてくれるのか興味深々で出かけました。
古き良き時代を感じさせる建物に感心しながら開演を待ちます。
山川さんが登場し挨拶、アテネ五輪の話題から日本人選手が金メダルを取った時のTV中継アナウンサーになれるのには運も必要。有名な「前畑ガンバレ」の中継を再現、見事なアナウンスを披露されました。

「解説は加山さんです。」という紹介で加山さんが登場です。
三越との縁(初めての絵の個展を三越新宿で開催した)について話した後は人との出会いがあってやってみたいという気が起こる。好奇心旺盛だ。谷村新司さんとの出会いがあったから陶芸についてもやろうと思った。
MrマリックさんとはNHKのSP番組で共演したことがあるということでした。
Mrマリックさんは挨拶代わりにトランプのマジックを披露されました。加山さんもお手伝いされました。

今回の二人展のパンフです。

父、上原謙とのエピソード
よくぶん殴られた事を覚えている。晩年お騒がせしたが他界するまでの1年半は一緒にゆっくり暮らす事ができた。下戸の父が珍しく飲んだ時に思い切って聞いてみたら「あんたのお袋さんを一番愛していた」と泣きながら言ってくれて嬉しかった。それを境に男同士の付き合いができた。神様の粋な計らいだったと思っている。
を語った後はオンステージです。ステージ上にはピアノとウクレレとギターが置いてあります。加山さんはまず楽器との最初の出会いとしてオルガンとの出会いについて話し始めます。
最初に「バイエル74番」「ソナチネ1番」「エリーゼのために」を奏でたあとは「ブレーブニューワールド」を歌い上げます。後ろの席の熟女が思わず「若いわねぇ、上手だわ」と隣の人に言う声が聞こえ、気分よく歌に聞き入る私でした。
次にウクレレとの出会いでは「お嫁においで」を軽快に披露、ギターとの出会いではEプレスリーとの出会いも交え「好きにならずにいられない」を見事なアルペジオで弾き語りで歌い揚げます。
歌い終えたところでタイミングよく「若大将!」とかけ声がかかり「もう爺大将だけど、介護保険証を2年も前からもらってます。」と応え笑いを誘います。続けてビートルズとの出会いも披露しピアノで「イマジン」を、母小桜葉子とのエピソードとして家出事件について語ったあと「母よ」を、最後は「海その愛」を歌って締めくくりました。

上左が開演前の三越劇場入口です。右は終演後のロビーです。

続いてはMrマリックさんのマジックです。
以前NHKでお二人は共演されてますが、そのときには一番サクラに見えない人ということで加山さんが選ばれたというエピソードをはなされました。
いくつかマジックを披露されましたが加山さんも二つのマジックに参加されました。「コーラ瓶の破壊」(勝手に命名しましたが)についてなんとか見破ろうと目を凝らしていましたがさすがに解らなかったようです。また、「ナイフロシアンルーレット」(これも勝手に命名しましたが)については最後まで怖かったと言っておられました。(内容についてはおって別項でお伝えしたいと思います。)

マジックが終って加山さんが再登場し、「ALL BY MYSELF」から「ある日渚に」と「旅人よ」を歌われました。
夢は何ですかという問いに加山さんは「来年、陶芸の個展をやります。和食のフルコース用の器を造り5人を招待して料理も振舞います」と応え、「やる気を持って生きるのが若さの秘訣のように思います」と締めくくりました。
これまで本業は俳優、音楽は趣味と言ってこられましたが趣味として絵画だけでなく陶芸もやってしまった加山さんの好奇心にはもう脱帽です。
素晴らしき人生の先輩、加山雄三さんに改めて喝采を送りたいと思います。

04年09月02日新設