加山雄三展 名古屋(11/12、13) 
     レポート 

12日の11時半過ぎに名古屋三越7階の催事場に到着。トークショーの会場はすでに多くのファンで埋め尽くされてました。その光景をみてなぜか?嬉しくなった私でした。
森口博子さんをゲストに迎えての13時からの第1回目のトークショーは70ほどのイス席が設けられていたのですが、立ち見のお客様が溢れてしまい通路が確保できないほどでした。
続いて行われたサイン会では予定を大幅に超える130名のファンが並びましたが加山さんは最後の人まで丁寧にサインをされてましたよ。
15時からの第2回目のトークショーではイス席は半分に減らされましたがそれでも立ち見のお客さんで埋め尽くされてました。
2回目のサイン会で100名のファンにサインをされた加山さん、楽屋でも来年のカレンダー200枚にサインをされていたそうです。

今回の展示会で特に目を引いた加山雄三モデル
「SG3KY」

 

続く13日(日)も10時の開店時には20人近くのファンが並び、トークショー会場もすぐに満員となる大盛況でした。
この日も加山さんは、中村あゆみさんとの2回のトークショーと2回のサイン会そしてTVの取材をこなす等大忙しでした。

今回は森口さんとの2回のトークショーの中から私が初めて聞いた内容を中心にレポートしたいと思います。

司会者に紹介された加山さん毎回「大変ながらくお待たせいたしました。もう少しお待ちください。」と言いながら登場して会場を沸かせます。
毎回多くのファンにビックリしつつ最初に深々とお礼をして感謝を述べられました。
最後の回には「海に〜、抱かれて〜、男なら〜♪」と”海 その愛”を
アカペラで唄いながら登場して大喝采を浴びました。

(写真撮影は禁止でしたので私は撮る事ができませんでした。)

写真は12日のトークショーでの加山さん(会場で初めてお会いした男性ファンの方からいただきました)

 

机が気になる?加山さん

 

トークが始まり森口さんが加山さんの絵について話し始めます、すると机がグラグラするのに気がついた加山さんは急にゴソゴソと動かし直そうとします。
その仕草にお客さんが気づき笑いが起きます。「加山さん、聞いてますか?」と聞く森口さんに「聞いてるよ、いいから続けて」と答える加山さん。スタッフが出てきてやっとグラグラは直りました。
机が落ち着くと今度は花器の向きが気になるようでいじり始めます。これには森口さんがちょっと怒ったように(笑いながら)「加山さん、ちゃんと聞いてくださいよ」これにはさすがに「ごめん、ごめん」と(笑いながら)謝ってました。

左はトーク中の加山さん。

光進丸に招待された森口さん、お姉さんとピンクレディーの”UFO”を振り付きで披露していたら、急に加山さんがいなくなった。しばらくして懐中電灯を持って帰ってきたと思ったら灯りを消してスポットライトのように照らしてくれた。まるで照明係のようだった。

至れり尽くせりだった光進丸からの帰り、男性にはいつも厳しい母が
「地球上にまだあんな完璧な男がいたとね!」としきりに感心していた。

博子さんの掛かっている歯医者の先生(加山さんの絵を購入して医院に飾ってあるので、博子さんは治療に行く度に絵を見ることが出来て喜んでいる)がカーネギーホールでの公演を見てきて、大変感激して「自分のこれからの趣味は全部加山さんにつぎ込む」と言っておられました。
私の歯は加山さんに元気をもらった先生が治療してるんですよ。

東京の絵画展でトークショーを経験済みのお二人のやり取りでした。

ここで今回のトークショーでの加山さんの名言を
”思えば叶う”(人は思いを強く持っていればそのとおりになれる)と常々言っておられる加山さん、「思い通りになんかなる訳ないじゃないですか」と言う人がいるけど、そう(思い通りになる訳がないと)思っているからその思い通りになっているんですよ。
思えば必ず形になってきます。そう思いながら自分はこれまでやってきた。こうしたい、こうなりたいという思いを強く持ってほしい。

写真左はサイン会での加山さん
(最初のギターの写真と併せて滋賀のAさんからの提供です)
中はサイン会終了後、楽屋出口で加山さんを待つファン
右は会場に展示されていた映画のポスターです。

カヤマニアとともに

今回も多くのカヤマニアの方とお会いすることができました。
12日には福井のSさんご夫妻、静岡のIさんご夫妻、Eさんご夫妻、大阪のIさんご夫妻、Nさん、Kさんそして名古屋のWさんと会うことができました。Sさんご夫妻、Iさんご夫妻そしてKさんとは夕食をご一緒しました。大の加山ファンばかりですから楽しくないわけがありません。話が弾みあっという間に時間が過ぎていきました。

13日には滋賀のAさんと名古屋のSさんと待ち合わせ(それにWさんを交えて)の上、開店と同時に一緒に会場へ入りました。この日も東京のHさん、Aさん、大阪のHさんが見えられてご挨拶、考えてみれば名古屋は東京と大阪の中間点で、交通も便利ですから案外来やすいのかもしれません。
滋賀のAさんと名古屋のSさんとサイン会の終了後も時間の許すまでご一緒させていただき、楽しい一日となりました。

そして今回初めてお会いしたカヤマニアも
日曜日の第1回目のトークショーの会場で後ろに座っていた人と目があってお話をしました。(名前をお聞きしなかったのでTさんとします)
Tさんは前日初めて加山さんのサイン会にこられて、その素晴らしさに感激されて今日も早くから来てしまったと目を輝かせておられました。加山さんのサイン会はグッズを買えばサインをもらえて、握手ができてそしてツゥーショット写真を自分のカメラで撮ってもらえるこんな嬉しいサイン会はありません。前日のサイン会でTさんは自分の前におられたご夫婦がカメラを持っておられなかったので、自分のカメラを提供して写真を撮らせてあげたそうです。そういえば私はTさんが前日のサイン会終了後に、会場入り口の展示会看板の前でご夫婦の写真を撮ってあげていたのを思い出しました。とても微笑ましい光景でした。カヤマニアの方は本当に優しいんです。
この日のサイン会終了後Tさんが慌しく会場を動き回っているのを見てどうしたんだろうと思っていたら、私に近寄ってきて「絵を買ってしまいました!」と興奮しながら言います、早速会場へ行ってその絵を見せてもらいました。題名は伏せますが「波」の絵でした。「安くはなかったけど良い買い物をしたと思います」と本当に嬉しそうに話しておられました。それを見て私も嬉しくなりました。
(最初の加山さんの写真2枚はTさんからご提供いただいたものです)

今回ちょっと思ったこと

私は最初、加山さんを近くで見てもこれまでとは違って舞い上がるほどの感激は感じられませんでした。これまで経験してきた絵画展でのサイン会、ミュージアムでのサイン会、ケネディハウスでのライブ、武道館でのコンサート、誕生日のコンサートに加えて今年は湯沢フィールド音楽祭、”September 4th”が聴けた大阪での結婚記念日のコンサートそして究極のカーネギーホ−ル・コンサートを見たことによって燃え尽きてしまったのかもしれません。

体の疲れからトークショー会場を離れ、展示場入り口でイベントが終わるのを待っていました。入り口にはどんどんファンがつめかけています。皆さん本当に楽しげに入っていかれます。多分多くは滅多に見ることができない加山さんに会えるのを楽しみにこられた地元の人達だと思います。そういう人達に絵の素晴らしさに併せて加山さんの気さくな人柄、そしてサイン会の良さをぜひ見てほしいと思いました。
多くの地元のファンの方がみえられた中、昨日から3回もトークショーを見てしまったことを反省しながら、これからも最初に加山さんを見たときの感激を忘れずに、普通の一ファンとして加山さんを応援していこうと思いました。

平成17年11月17日新規作成