NHK きよしとこの夜(7/22放送) 
      映画シーン@ 

きよし君の部屋でのトーク場面で流された若大将シリーズの場面を詳しくレポートしました。

歌が終って画面は再びきよし君の部屋での4人のトークに戻ります。
徳田アナが「若大将の中の微笑ましいシーンをみてもらいます。」

エレキの若大将から雄一が”りき”(お祖母ちゃん)にお金を無心するシーンが出てきます。

 

”りき”(祖母)が三味線を弾きながら座っているところへ
雄一が神妙な顔をして腰掛けます。
「茶箪笥の上にケーキがあるよ」(りき)
「今日はそれより頼みががあるんだけどなあ」(雄一)
「なんだい?」(りき)
「金、貸してくんないかな?」(雄一)
「いくらだい?」(りき)
「そうだなあ、一人5,000円食うとして
10人で50,000円!」(雄一)
「何でそんなにいるの?」(りき)
「家(うち)に払うんだよ」(雄一)
「家(うち)に?」(りき)
「実は今度、アメラグのキャプテンに選ばれてね、
部をうまくやっていくために家に部の連中を招待して
一緒に飯を食うんだ」(雄一)
「雄一がキャプテンに!それはおめでとう」(りき)
「あとでアルバイトでもして返すからさ」(雄一)
「そういうことなら、このお祖母ちゃんにまかせておき、
皆さんを無料(ただ)でご招待してやるよ」(りき)
「無理しなくたっていいんだよ、
家は今ただの客を入れるほど余裕はないだろう」(雄一)
「馬鹿にするんじゃないよ、
そのくらいのことが出来ないでどうするんだよ!」(りき)
「親父がなあ」(雄一)
「心配いらないよ、私からよく言ってやるよ」(りき)
「そうかい、じゃあ俺みんなを六時につれてくるからな」(雄一)
「腹一杯、食べておもらい!」(りき)

部屋に戻る際に茶箪笥の上のお菓子を両手に持ちながら
「あ、お祖母ちゃん、さっきそこで聞いてたけど
三味線だいぶ上手くなったね」(雄一)
「まあ、お世辞を言って」(りき)
(終了)

でんでんの拘り(こだわり)
すきやき屋”田能久”の看板娘だった雄一のお祖母ちゃん”りき”は気風のいいのが自慢。商業学校しか出ていない息子の”久太郎”には厳しく当たるが雄一にはいつも優しく接してくれます。
雄一の大好物のお菓子(ケーキや肉まん)をいつも用意してくれています。
雄一がアメラグ部のキャプテンになったと聞くや、そんな孫に恥をかかせる訳にはいかないと「まかせときなさい」と言い切りますが、若大将シリーズでは”りき”が安請け合いをしたために結果的に雄一が犠牲に(久太郎から勘当される)なることが多く、この後の場面でも久太郎には内緒でごまかそうとしますが久太郎の追求に危うくばれそうになってしまいます。

この”お菓子”と”安請け合い”の場面は”雄一”と”りき”のほのぼのとした関係がみてとれるシーンで、この後もシリーズではよく出てくるシーンとなります。

この懇親費用約50,000円はその後、誰がどのように処理したかについてはこの映画では触れられていません。
私(でんでん)はてっきりこれが今回の勘当の理由の一つと思っていたのですが、今回の勘当の理由は「エレキ合戦で優勝した後の祝勝パーティー会場で、澄子が原因となって乱闘になり取引先の偉い人の息子を殴った」ということでした。
歌のヒットで”田能久”を建て直した雄一ですので50,000円ぐらいは久太郎にばれる前に返済したのだと私(でんでん)は思っています。

平成17年08月26日新規作成