2006 加山雄三 美術展
  (愛をありがとう  11月 高島屋) 

          

東京の高島屋で11月18日に行われた美術展でのサイン会に行ってきました。ミニトークショーの内容もあわせてスナップをお楽しみください。

ミニトークショー

 

絵を描くきっかけは、子供たちの夏休みの宿題に何をやろうかと考えていたところ、友人が絵の道具を一式揃えてくれた。
風呂場にシートを敷いて”ミレーのアトリエ”を最初の絵として描いた。出来栄えが非常によくて友人にみせたら褒められたのでそれが自信になり、やる気がおきてきた。

次に30号の絵に挑戦したらこれもよかった。何点か描いていく内に個展の話があり、10ケ月で86点描いて最初の絵画展を開いた。
以来毎年開いていくうちに見ていただく喜びとか、売れる喜びとか、やってるうちに一つ一つ力が入ってきた。
”加山さんこんな絵を描くんだ”とか”この波は普通なかなか描けないでしょう”とか言われるのが嬉しくて描き続け今年10年を向かえました。

200号の大作の製作については、こんなにつらかったことはなかった。ものすごい大変でした。絵の具の量がすごい。日数は50日くらいかかった。
30号くらいの絵だと見える範囲に収まっているが、どの位置に何があるかバランスがわかりにくい。以前100号で描いたがそのときは周りを霧で消したが今回は描いた。
完成したのが10月31日ついこの間。サインを入れたときに福山雅治くんがTVの対談番組で来ていた。
彼は俳優で歌手、作詞作曲そして個展(写真展)もするという自分と
共通点が多いということで対談することになった。年末年始に対談の様子は民法のBS各局で放送されます。

大作はどこから観ればいいですかという司会者の質問に、上空から観た感じで描いているので少し離れて観た方がいい。
絵は自分の心の状態によってそのときの気持ちが変わる。僕が一つ一つの絵をどういう気持ちで描いたかというのを皆さんが想像していただく、それも楽しいことだ。

漆の蒔絵(今回初めて出展)を下書きなしで製作していたら、先生に褒められてうれしかった。どうしてこんなことができちゃうんだろうとかいろんなことを言われた。そう言わせちゃうのがうれしくて、驚いてもらうことがうれしくて、あんたすごいねって、どうやってデッサン力が身についたんだろうとか・・・。
これから団塊の世代の人たちがサンデー毎日になられると思いますがぜひ趣味をお持ちになられるようお勧めします。

去年は芸能生活45周年、今年は画業10周年を記念していろいろ活動してきましたが、古希を迎える来年はCDの発売やコンサートを考えてます。
会場からの”紅白”という声に対して
あそこは大ヒットした人や皆さんに選ばれた人たちが出るところ。紅白はもう引退、あそこの世界は怖い世界だ。普通の平常心で行ったらはみ出す。
芸能界の方が出るべきで(会場から笑い)私は単なる船乗りですから。と謙遜されながらジョークを交えて答えておられました。
続いて”武道館”という声もあがりました。
これについても加山さんは”武道館はとんでもないです。あんなとこでやるべきじゃない!お客様に失礼です。シートが全部プラスティックですよ、立って大騒ぎするロック系の場所でしょ。あそこに2時間半も座っていたらお尻が痛くてしょうがないですよ。武道館でやったからといって価値があるものでもない。オーチャードホールで3回やるほうがいいですよ。(会場から大拍手)とはっきり答えておられました。

 

「静けさの中で」

加山さんが今回の作品の中で一番好きな絵だそうです。

今回の美術展の目玉、200号の大作「ノイシュヴァンシュタイン(白鳥の城)です。
サイン会でのスナップです。

会場入り口の様子です。沢山の方から贈られた花が飾られていました。

200号の大作の製作中のパネル(左)と鑑賞中のファンの皆さん

サイン会での加山さんです。

 

中真千子さん(若大将シリーズで妹、照子役)(写真上左)、加山さんの長女、真悠子さん(右)とお孫さんの悠貴くん(中央)(写真上右、左は東京のカヤマニアのSさん)そして奥さんの美恵子さんと中さん(写真左)、皆さんに直接お願いしたところ快く写真を撮らせてくださいました。

ダイエットしてから初めての加山さんとの握手です。「富山でのディナー・ショー楽しみにしています」と言ったところ、隣にいたマネージャーのYさんから「少し痩せられました?」と聞かれました。痩せたのが判ってもらえて嬉しかったです。

06年12月08日新設