桑田佳祐さんのインタビュー
ビートルズとあの方がお会いになったとき、やっぱり加山雄三さんしかビートルズに会える人というのはいないというか、一緒に写真に納まれる人はあの方しかいないと小学校5年生のときに思った記憶があります。ビートルズに匹敵する日本のミュージシャンなんだとず〜っと思ってきて、自分がデビューしてからもあの方の音楽を聴いていましたから。
未だにかつては分からなかった凄さというか、音楽性に今でも感動する部分がありますよね。

去年の無人島フェスの様子)

ブラックサンドビーチというインストゥルメンタルな曲がありますが、あれをレコードで聴いてても、ご一緒させていただいて演奏させていただいたときもそうでしたけど、あのリズム感というのかなあ跳ねる感じというのかなあ、(そういう曲を作曲した人が)昭和の40年代に登場した、居たんだというのは未だに僕は凄いなあと思うし、あのうまさ天性というのは凄いと思うんですよねえ。

加山さんの歌の真似をしてきたんだと思うんですよね僕は!
「夜空の星」であろうが「ある日渚に」であろうが。あの人の歌を、あの人の真似をしながら聴いてきたんで、今自分がここにいられるんじゃないかと思います。(自分が)物まねをしたくなるミュージシャンというのは後にも先にも加山雄三さんで、加山さんの影響は大きいですね。