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本当に!でもここまで70年間生きてきてこれほど嬉しかったことないですね!
この期に及んでいい曲が書けるかどうか心配だったし、確かに降りてくるとは言うもののね。
本当にいい曲になるかどうかは全然わからないし、自分としてはいいと思っても他人はそう思わない場合もあるし、その反対もあるかなと思いながら一生懸命頑張って。
そしたら作る気が出てきた時にどんどん出てきたんでね。
僕ら世代にとって加山さんというのはずっと星だったし、今も星なんですね。しかも輝いている星で。
加山さんがこの記念に歌う歌の詩って、加山さんの今まで生きてきた、加山さんを生んでくれた両親のこととか、子供達のこととか。
そういうことすべて含んでててみんなの思いをちゃんと持って、自分はまだまだ行くよっていうそんな詩を書きたかった。
本当凄いと思ったよ。
僕らは「夜空の星」とか「旅人よ」とか、ああいう曲がDNAの中に入っているから、その両方を含んでいるのは「星の旅人」しかないから
そんなことないじゃないですか、もう一曲書いてくれたじゃないですか。
あの「第一楽章」って凄くいいって思うんだけど
あれはですね、おそらく加山さんの作品の中であんまり表向きに触れてらっしゃらない部分だと思うんです。
それと旋律が妙な・・・、寝起きで書いてるのね
寝起きだったんですか?
寝起きなんです。寝起きで、しかもそれが自分が半分どっかへいってたんだね多分。それで戻って来て現実の肉体に戻った瞬間にワアーと出てきたのを作ってたら、あのメロディになったんですよ。
僕の加山さんへの大きなプレゼントは最後の一行なんです。奥様の名前を入れました。
他人に恵みを与えるという恵みという意味もあると思ってたけど。
こりゃあかみさん喜ぶだろうなと思ったりしたよ。
加山さんは奥様が居ればこそ
そりゃあそうですよ!
堂々と歌ってほしいなと思って。
ここからまた新たに始まるという「第一楽章」ということで
あ、そういう意味でね、素晴らしい!
聴かせてもらっていいですか?
初めてですよ、生で歌うのは。
書いてくださった作詞家、一人だけの席が用意してありますから。
ちょっと緊張するけど。 |
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