「トークショー A」
お酒が、人体にどういう影響を与えるかというTVを見て、アルコールは、人がエネルギーを消費しようとするのを抑えるというのを知って、「ああ、それで太るんだ」と思って、ピタットやめたんです。10日で5kg痩せました。周りの人にも、やめさせたら大体5kg痩せました。それでも、完全にはやめられなくて元に戻ったんですけど。ぼくは続けてます。どうしても、お付き合いで飲むことはありますけど。
娘の結納の時に久しぶりに飲んだら、すごく酔ってしまいましたけど。

宮本)アタッシュケースに、きれいに筆記具とかが入れられていて、その中にレシピがありましたけど、トリュフとかキャビアとか高級食材が書いてありましたが。

それは、お客様をご招待するときのもので、普段は食べないですよ。バラハンバーグを良く食べますよ。

宮本)バラハンバーグ?

これは、家の人気メニューで。この間も、孫達がきて作って食べた。翌日残ったのに、ゆで卵をみじん切りにしてまぜて塩コショウして、パンに乗せて食べると凄い美味しい。

何言われても、聴く耳持たなきゃだめだと思うんです。
「あなたは、損と得だったらどっちを選びますか?私だったら損を選びます。
得は後からついてくる。」
ケネディハウスで、ノーギャラで毎月ライブをやり始めた。ハイパーランチャーズを結成して、練習するつもりでやりだしたんだけど。そしたら、仕事が来だして、去年は、ワイルドワンズと一緒に「オヤジ達の伝説」50本ステージができた。
サイン会での加山さんB。
トーク中に、マイクを落としてしまった加山さん。拾い上げた宮本さんは、エンジニアーの方にマイクが大丈夫か確認。

宮本)大丈夫?一回落としたぐらいじゃ平気?じゃあ二回もOK?
あっ、ダメ!?気をつけよう。
と場を和まします。

宮本)普通は、お話をされるときは、箸が止まるんですが、加山さんは見事にお話をしながら食べられるんですね。

昔はよくおやじに
「はしたない!食べるときは食べる、喋るときは喋る、どっちかにしろ!」って言われたの。
だから、おやじとは喋らなかった。
年を取ると、口と喉の動きが鈍くなって、むせる事が多くなるんだけど、喋りながら食べると
そんなことはないんで、訓練になるかなって思ってるんだけど。なるべくお行儀良く食べようとは思ってるんですけど・・・。マナーは守りますよ。

宮本)陶芸と絵とは、神経の集中の仕方には違いがあるんですか?

違いがあるといえばあるのかもしれないですけど、モノを正確に捉えて、形づけるというのは、絵もベクトルがしっかりしてないと気持ちが悪い、陶器も形が悪いと気持ちが悪い。作っていこうというものにたいする集中というのは、同じだと思います。片一方は立体、もう一方は平面ですからね。3次元でものを表現するのが、陶芸ですけども、3次元の空間を平面で一枚で表現するのが絵ですから。

宮本)馬車を描かれていますが、これは一瞬ですよね?

これは、写真をモチーフにしてます。写真は一瞬を映し出してますが、そのあとが見える。その動きが絵の中に出せればいいかなっと。(「ラクダに乗った警察官」の絵に付いて)
写真を撮ったのがわかると「マネー、マネー」って言われるので、後ろ向きのときに
写真を撮って、それをモチーフにして描いた。
何を見てるのかなあ?とか、ラクダがちょっと上を向く、その瞬間というのは、気持ちが落ち着いているのがあらわれている。

裸婦の絵は、描いたのは少ない、想像で描くしかないので。以前、女性の理想的な体型の絵を描いたんですけど、細かく全て描いたんですよ。
たまたま女房と娘が見に来て「きれいに描いてるじゃない、でも、ちょとリアルすぎない?」って。綺麗に一本一本描いてたんで。周りの船員なんかもニヤニヤしながら見てたから、直そうと思って、絵の具が固まっていて凸凹になってたんで、剃って直したんです。
サイン会での加山さんC。
変な気持ちになったんですけど、おかしな思い出ですけど。
その絵を買っていただいた方が、夫婦喧嘩になっちゃって、絵が戻ってきちゃった、出戻りになっちゃった。

宮本)加山さんは、鉛筆でデッサンしないで、いきなり描いちゃうんですね。

ぼくは、下書きをする必要がないんですねえ。

宮本)なぜですか?

そりゃあわからないんですけど、残像があるんですよ。ぱっと見て、絵が残ってる。それをそのまま描ける。自分でも不思議だなあと思うんですけど、

宮本)それを、天才って言うんじゃあないですか?

天才じゃあないですよ。昔っから、そういうことやるの好きだったんですよ。あるとき、顕微鏡見ながら細胞を描く授業があったんですけど、とても上手いと褒められて、職員室に飾られたことがあった。

宮本)頭の中に理科系のしくみというものが構築されてるんじゃないですか?

ぼくは、左脳人間じゃないかと思ったことがあるんです。数学とか科学とか物理とかそっちの方が好きですね。
ここから先を、覚えないといけないという事じゃなくて、自分の感性で進めるんです。それが自分には、楽なんです。楽なだけに、行き着くところがない。「可能性には、無限なものがある。」ということを感じると、意欲が出てくる。

以上のほかにも

○芸術大学の先生が初年度に出した画集と、10年目の画集をお買い上げいただいた。なんのためかというと教材に使った。
「素人でもだね、最初描いてた絵がこれだけども、10年経つとこんな絵になる!」とか

○陶器の話は難しかったので省略いたしました。谷村さんとの陶芸との出会いもよく聴いた話なので省略しました。
二泊三日で、陶芸を習いに行った話。すぐに大皿に挑戦して、作り上げて、24時間TVのオークションに出したら、値が上がりすぎて、困った、最後には、108万円の値がついたそうです。

○焼き物の釉薬についても質問が出ましたが、難しくて省略いたしました。

○写真のような絵を描くきっかけは、家内と一緒に、アメリカの美術館で、ピカソを観た。最初は、きちんとした絵を描いてた。素人の人は、それをみて上手いと思うということがわかったから。
愛川欣也さんにも、20年経つと崩して描くようになるからって言われたそうです。

○中学校までの12年間で、成績が良かったのは、絵と音楽だった。それが今、役立っている。

○音楽もそうですけど、朝寝てて半分起きてるようなときに、メロディが出てくるんです、眼が覚めてから思い出して作曲するんです。昔は30分くらいの間に5曲作ったことがありましたけど、

○光進鍋の話、大根は最初に蒸してから、鍋に入れるとすぐ柔らかくなる。

などについてお話していただきました。

”himawari1955hagetaka”さんから、セレモニーのときの写真をご提供いただきました。ありがとうございました。

10年10月06日新設