「若大将伝説その2!」
小倉)さあ、「若大将伝説その2!」。
サーフボードに、日本で最初に乗ったのは加山雄三だった。
(ドンドンを忘れてしまう増山アナ)
小倉)ここで、ドンドンだろう。
加山さんって、サーフィンやるんですか?
一番最初にやったのは、僕だと思うんですよ。四角いフロートで紐を持って乗るというのは、鎌倉ではずっと前から、やってたらしいんですよ。ハワイスタイルのサーフボードが日本にない時に、自分でフレームから作って薄いベニヤ使って、あの形を作って、キールを反らして、後ろにフィンを付けてやったんだから、最初だと思いますね。
小倉)中は空洞ですか?
今は、ウレタンですよ。ウレタンの上に、グラスフィバー被せて作ってあるわけですけど、その頃はそんなもの知らないから。
中を空洞にすれば、浮くだろうと思ってやったわけですよ。
小倉)見事に浮いた?
浮いたし、ちゃんと、日本の波でも乗れるってことを実証して、「ハワイスタイル波乗り第一号!」って、新聞に出た記録がある。
増山)へぇ〜〜え!?(会場から拍手)
小倉)ほら、拍手が起きた!これは、加山雄三だから、拍手が起きるんだよ、俺が、最初に乗ったって言ったって、誰も。
増山)あぁ、そうですかって。
そんなこたぁ、ないよ。
小倉)サーフボードを作るっていうのは、映画を観て知るわけですか?
違うね!雑誌の写真を、見ただけですよ。写真でだいたいの形がわかるし、自分で乗ってた経験があるから、「乗れないことはないな」という気持ちで、作ったわけですよ。
小倉)それで、やっちゃうっていうのが、凄いんだよねぇ。
時代背景もあるけど、暇だったんでしょ。何もすることないんだもの。
コンピューターゲームもないし、パチンコもない時代ですよ。
小倉)やるっていったら「チャンバラごっこ」ぐらいですもんね。
そう、あとはコマとか、凧とか、メンコとかやって。
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