「小倉智昭のラジオサーキット

  THEラジオパーク2010イン日比谷」

     ニッポン放送(5月1日)

「若大将伝説その2!」

小倉)さあ、「若大将伝説その2!」。
サーフボードに、日本で最初に乗ったのは加山雄三だった。
(ドンドンを忘れてしまう増山アナ)

小倉)ここで、ドンドンだろう。
加山さんって、サーフィンやるんですか?

一番最初にやったのは、僕だと思うんですよ。四角いフロートで紐を持って乗るというのは、鎌倉ではずっと前から、やってたらしいんですよ。ハワイスタイルのサーフボードが日本にない時に、自分でフレームから作って薄いベニヤ使って、あの形を作って、キールを反らして、後ろにフィンを付けてやったんだから、最初だと思いますね。

小倉)中は空洞ですか?

今は、ウレタンですよ。ウレタンの上に、グラスフィバー被せて作ってあるわけですけど、その頃はそんなもの知らないから。
中を空洞にすれば、浮くだろうと思ってやったわけですよ。

小倉)見事に浮いた?

浮いたし、ちゃんと、日本の波でも乗れるってことを実証して、「ハワイスタイル波乗り第一号!」って、新聞に出た記録がある。

増山)へぇ〜〜え!?(会場から拍手)

小倉)ほら、拍手が起きた!これは、加山雄三だから、拍手が起きるんだよ、俺が、最初に乗ったって言ったって、誰も。

増山)あぁ、そうですかって。

そんなこたぁ、ないよ。

小倉)サーフボードを作るっていうのは、映画を観て知るわけですか?

違うね!雑誌の写真を、見ただけですよ。写真でだいたいの形がわかるし、自分で乗ってた経験があるから、「乗れないことはないな」という気持ちで、作ったわけですよ。

小倉)それで、やっちゃうっていうのが、凄いんだよねぇ。

時代背景もあるけど、暇だったんでしょ。何もすることないんだもの。
コンピューターゲームもないし、パチンコもない時代ですよ。

小倉)やるっていったら「チャンバラごっこ」ぐらいですもんね。

そう、あとはコマとか、凧とか、メンコとかやって。

 

10年05月27日新設