「小堺一機と渡辺美里のスーパーオフショット」 ニッポン放送(11月23日) |
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毎週火曜日に、ニッポン放送で放送されている |
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渡辺)この番組は、私達がお会いしてお話したいスーパーな方をお迎えするトークセッションプログラムです。 小堺)お迎えしているゲストは、今年デビュー50周年を迎えた、永遠の若大将、加山雄三さんです。 渡辺)観る者にとって、憧れの存在であり続けるというのは、一口に言えるほど簡単なことではありません。何かを続けていくってことも、簡単に言えることではないですけども、常に観られる存在、注目される存在であり続けるという意味では、小堺さんも毎日テレビに出てらっしゃるし、楽しませる?ご自身が楽しんでおられるから。 小堺)美里さんだって、そうじゃないですか 渡辺)私の場合は、オフはもう誰にも会いたくない。 小堺)今の言い方すごかった! 渡辺)歌ってる時は良いけど。そうじゃない時は、普通の人。 小堺)アハハッハッハ。それは、スイッチが自分であるんですか? 渡辺)達してないです!気持ちだけです。 小堺)僕はほとんど何も言われないですね。 渡辺)上手に気配を消してるとか。 小堺)いやいや、気配を消せるくらいだったら、気配を出したいですよ。良く言うじゃないですか。女の人は観られることで美しくなるとか。女性の方が顕著だと思いますけど。 渡辺)憧れの存在であり続けると言うのは、観られてるとか、観られてないに関わらず、存在が憧れですから。 小堺)それを50年ですからね。一つも色褪せず。 渡辺)さて、数々の映画やコンサートでファンを魅了されている加山雄三さんとのトークセッションも今日が最終回。 小堺)わあ、残念だなあ! 渡辺)今日は音楽のことを伺いたいと思います。 |
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”環境を作る” | |||
渡辺)本を読ませてもらっても、人と環境に物凄く恵まれてらっしゃいますよね。 会社が倒産したとき、それまでいた人の9割が背中を見せて去っていった。人間ってこういうことなんだなって。人気があって、スターであって、ヒーローだから、なんかいいことあるだろうって来てた人が沢山いたんだ。残ってた人間考えてみたら、利害関係のない学生時代の仲間だったり、海で知り合った仲間とかだった。人っていうのは、自分で選ぶことも大切だし、自分がこうい人が来てほしいという環境を作ることも自分でやんなきゃだめだと、最終的にはすべて自分の責任だと思ったほうが、もしかしたらいいかなっと思うようには、なったよね。 小堺)そういうことというのは、ほんとに大変だと思うんですよ。 渡辺)私ですら、あの人もこの人もいなくなってる、いいこと言ってくる人沢山いるけど、そうじゃないときに近くにいてくれる人というのはこの人だなっとわかるときって、ありますよねえ。 小堺)離れていく人とか、陰口言ってる人とか、そういう話が入ってくると両親が話してて、そっちの方に顔向けてるとそういう顔になっちゃうから、貧相になるからって。 素晴らしいご両親ですねえ。 |
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”ピンチをチャンスに” | |||
小堺)加山さんが生きてること自体、みんなが励ましてもらってるような、大変な時も、ご苦労なさってる人が加山さんで、あんな頑張ってるんだから、頑張ろうとか思ったと思いますよ。 皆さん、それぞれ苦労は絶えないと思うよ。苦しいときこそ、ピンチをチャンスと捉えたほうがいいと俺は思うから、苦しいときに何を自分が見つけるか、何に目を向けるか、自分のアンテナの方向性、指向性をちゃんと持つために、自分自身の心の在り方を。 小堺)でも、加山さんを見てると73という年齢がわからないよね!? そんなことはないぜ!?多少若いかも知れねえ、俺はな。 小堺)言葉も多いですよね、「年甲斐もなく」とか「いい年して」とか。 年齢ばっか気にしてると年を取っていくことに、すごい自分がショックを受けたりあするじゃない。そのショックって良くないんだよな。 |
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”バランス” | |||
NHKホールで、3、300人の前で華やかにスポットライトを浴びて、歌を歌って、終わって帰ってきて光進丸をドッグまで入れるために、夜間航海して、伊豆半島を回って、下田の沖を真っ暗闇の海を走ってるときに舳先に立って、その静かな海を見て、この落差、これってなんなんだろうって思うんだよね。 渡辺)それでバランスが取れているのかもしれないですね。 取ろうとしなければ駄目なんだろうなあと。 渡辺)カッコいいですねえ! 小堺)73歳のお父さんは、普通は家で趣味をやってるとかですよ。 渡辺)4月23日土曜日の文化村オーチャードホールが、ラストになるんですかね。 ですね。 |
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”ソールドアウト” | |||
小堺)近郊、全部行くって言う人いますね。 渡辺)加山さんのオーラを! 小堺)太陽ですからね。 「ソールドアウト」って、僕大好きな言葉ですから。 渡辺)それ、好きだなあ!きっと、ここにいる3人みんな好きだなあ!加山さんもやっぱり「ソールドアウト」って、言葉大好きなんだ。 そりゃあそうですよ。「ソールドアウト」で「大入り袋」。 小堺)あまり海外では見ないですね。 知らない!聞いたことないねえ!向こうのビッグスターは、いっぱい入るのが当たり前だと思っているのかも知れないね。 小堺)加山さんも、そう思ってんじゃないですか? そんなこと思ってないよ。心配しぃしぃだよ、いつも。 渡辺)世代を超えて、みんなパワーが欲しいんですよ。 そうかもしれないね、そのチャンスにヤンチャーズのメンバーみたいのが、「力」を貸してくれたのがありがたいよね。 小堺)わあ、スゴイ! 自慢しちゃうね!73歳でそこまでやるやつは中々いないぜ。 |
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”日本のスタンダード” | |||
小堺)今回は、昭和の歌も歌ってらっしゃいましたね。 そうなんだよね、俺カバーしちゃった!アルバムに入れちゃったりしてんだよねえ。日本のスタンダード化したほうがいいなあっと。 小堺)「知床旅情」「夜霧よ今夜もありがとう」「愛燦燦と」 渡辺)加山さんが歌うのは、説得力がありますよねえ! そりゃあ、わかんない!? 渡辺)オリジナルはオリジナルですよ。 だけども、これをスタンダードとして残したいという意志だけは汲んでもらいたいと思ってる。 小堺)懐メロにしたくないって良いですねえ。 いいでしょう!?カラオケでもう、「加山雄三」ってあるんですよ。 |
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BGM「愛燦燦と」 | ||||
”エコロジー船” | |||
小堺)船のことですから、加山さん既に関心があるどころか、多分ご存知だと思いますけどね。 俺、日本がやらなきゃいけないって思ってるんだ、日本がそういうことでは凄く進んでいるしね。 小堺)専門家の人に 渡辺)お恥ずかしい!? 小堺)でもいろんなことご存知で。 渡辺)実際、サーフィンやってる人、潜ってる人がその海の汚れていたり、温暖化になっていることを目の当たりにするのと同じように、加山さんも船に載ってらっしゃってるから、風を感じて海を観て。 小堺)光進丸も出来ることは取り入れておられるみたいですね。 |
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”編集後記” | |||
小堺)デビュー50周年を迎えられた、加山雄三さんをゲストに迎えてお送りしてきました。 渡辺)楽しかったですね、まだもっともっと聞きたい! 小堺)僕らは簡単に、波瀾万丈の人生を送ってらしてって、一言で言っちゃいますけど、全てをゴクンって飲み込んでニッコリしてるというか。誰かが言ったなあ、「嫌というほど現実を観た人間しかロマンチストになれない」と。それを加山さんに観ましたね。 渡辺)ヤンチャな人ですね。 |
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10年12月09日新設
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