「ラジオ深夜便」 NHKラジオ(5月3日) |
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5月3日に、NHKラジオ第一で放送された、「ラジオ深夜便」に加山さんがゲスト出演され、「ラジオと私」というテーマでお話されました。第二部の内容をレポートします。 聞き手は須磨佳津江アナウンサーです。 |
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「作曲&ランチャーズそして」 |
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須磨)いやあ、やっぱり加山さんの音楽いいですよねえ!音楽作るときってどういうときにひらめくんですか? 作ろうと思ってないときに出来るケースの方が多いですよね。 須磨)たとえば、この「旅人よ」は? これはね、車に乗って東京へ向かう車の中で作ったんですよ。茅ヶ崎から通ってる頃ですから、運転手がいて、茅ヶ崎に住んでいる従兄弟の若者が二人いましたから、その二人乗っけて何かのレコーディングに行くときに、レコード会社へ着く頃にはできちゃってたんですよ。 須磨)じゃあ、移動中にできちゃってたんですか? その場ですぐ音を録っちゃおっていって、簡単にラララ♪で入れて、そのまま岩谷さんにお渡しして、岩谷さんが三日ぐらいで出来てきて次のレコーディングの時にちゃんと音が出来てて、コーラスやなんかはディレクターが、ここはこういうふうにやりましょうって、だから一応アレンジは我々ということになっちゃってるんですけどね。 須磨)加山さんは、俳優しながら「ランチャーズ」と活動されてましたよね。 最初はね、若大将の映画の中でバンドを作って、会社のプロデューサーから命令があって、会社の中で出来るやつ集めてオーディションやって、出来上がったのに「ランチャーズ」って付けたんです。 須磨)会社内のメンバーだったんですか? 最初はね。小道具さんとか、俳優さんとかが集まって作ったんですが、いつのまにか若者に代わっていったのが、従兄弟がまだ学生時代だったんですけど、同じ茅ヶ崎に住んでて憧れてたもんで、喜多嶋修と瑛という兄弟なんですが。 須磨)あの喜多嶋さんですか? その二人を入れて、その友達二人連れてきて一緒に遣り出したら、こりゃあ行けるなあと。いうことで活動し始めたんです。レコーディングをやりだした。 須磨)じゃあ、映画がスタート、まあ人生ってわかんないもんですねえ。 わかんないもんですねえ、でも学生時代に私の方向を決定づけた親友がいますよね、ついこの間の誕生日の時にも僕のところへ来てくれましたけどね。そいつと「カントリークロップス」という田舎で取れたものということで「田舎者」という意味なんですけど。というバンドを作ってました。6人編成でね。リーダーがフィドルが弾けたんですよ。他にギターがいてベースがいてドラムスがいて歌を歌えないのが一人しかいない、あと全員が歌えると。そんなスタートでした。高校時代からですから、バンドの経験は結構長いんですよね。 須磨)今も続いているんですか? 卒業後はみんな就職しましてですね、それぞれ社長になったり会長までいって退職して今は悠々自適ですよ。誕生日に呼ぶと集まったらやりますけど、どんどん音は段々酷くなってますけど。 須磨)でも楽しそう!? これは楽しいですけどね、奥様方は辟易としているんですが、「また始まった」と奥様方だけでもって向こうでなんか食べてますよ。我々は、そのカントリーの歌を演奏んだよな、これが。 |
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10年05月19日新設
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