「ラジオ深夜便」 NHKラジオ(5月3日) |
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5月3日に、NHKラジオ第一で放送された、「ラジオ深夜便」に加山さんがゲスト出演され、「ラジオと私」というテーマでお話されました。第二部の内容をレポートします。 聞き手は須磨佳津江アナウンサーです。 |
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超えられないハードルは与えられない |
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須磨)加山さんの人生って凄い楽しそう。ご苦労されたこともあることは知ってるんですけど、お話聞いてると常に輝いていらっしゃいますね。 いやいや、人間は苦労した方がいいしね、苦労しなきゃあダメだし、どうも何かやれば障害にぶつかるっていうのはしょうがないんですよね、これ。もし、何の障害も無いっていうことは、何もしてないと思った方がいいと思いますね。だから生きてることの証だろうと。自分で蒔いた種なんだから。自分で刈り取れって、うちの親父が良く言ってたから。何事も自分の責任だと思ってね。まあしょうがねえや。オレが自分でやったんだから。大失敗もそうだって。でもそんなものは、過去に捨てていっていいから、一つのいい糧として希望的な気持ちをすぐに作ると。今と言う時間帯の連続で生きていればいい、そんな考え方になったですね。要するに、過去も未来もこの今一点にあるという感覚になるんですね。先行き凄い不安がある、そう思っても不安て言うものは頭の中だけにしかないんじゃないのかな?って思うようにしたんですよ。 須磨)考えてみるとそうですね。 人間考え方でもって、明日は変わるんですよ。だから世の中変えたかったら自分が変わるしかない!と思い始めてから、やっぱり明るくしてると明るい人が寄ってくるっていうか、全部が明るくなってくるんですね。沈み込んだところで始まらない。 須磨)理屈はそうですけど、沈んじゃったりしますよね。 そういう時に流れてくる音楽がいいんですよ。それとか、「ラジオ深夜便」を聴いてていろんなお便り聴くじゃないですか、若いときは苦労したんですけど、今はとっても幸せに聴いております、そうだろう、そうなんだよなって。思うじゃないですか! 須磨)みんなそうなんだなって。 そういう共通のね、こころのありがたみたいなものを、ラジオっていうのは映像がないから、自分で想像しながら聴くじゃないですか、時間的なものやなんか全部を感じ取れるんですよね。人生観が出てくると、共感を持つということがラジオの良さだと思います。 須磨)共感できるということは、自分も苦労してないとわかんないって その通りだと思います。絶対に苦労していいですよ。苦労するために生きてていいと思います。それぐらい思ったほうが。 須磨)乗り越えられるもんだと。いうことですか? 超えられないハードルは与えられないと思ってるんですよ。「神」とは言いません。「サムシンググレート」といってますぼくは。でも絶対に超えられないことはないと僕は信じてますね。そういう苦難というものは、ないと目が覚めないでしょう。順風満帆ていうのは魂が寝ちゃってるような気がしてしょうがない・ 須磨)魂が寝ちゃう!? そういう感覚なんですよ。これ、大変だ!と思うと、魂が目覚めるんですね。一生懸命になると真剣になれるんですよね。普段、真剣じゃないかっていうとそうじゃないんだけど、魂っていうものは凄い強烈なエネルギーかも知れないし宇宙と共同できる場所かもしれないなと思ってるんですよ、僕は。僕は宇宙の一部だ、ってそんな感覚があるんですね。 須磨)それは加山さんが大ケガから甦ったりとか、借金から。 大ケガとか、会社の倒産で負債を背負ったり、波で例えるなら大波喰らったこと何度もありましたからね。その度に思うのは越えられないハードルはない、ってどこかで読んだ気がするんで、ほんとにそうだなって。 須磨)そのポイントは常に自分で明るく輝かせる? 「今という瞬間を大事にする」それしかないんです。今というところに明日も過去もそこにあります。と言う風に考えるんですよ。 須磨)今が輝いていれば先も輝く。 今考えて今やってるってこと、明るくてとっても頑張るっていう精神、そのまんま明日になれば同じことやってると思いますよ。 須磨)そりゃあそうですね、続きですもんね。 一つの線の上をずっと歩いているんだけども、今という時間がもの凄く重要であると。 終わり |
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10年05月19日新設
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