「ラジオ深夜便」

  NHKラジオ(5月3日)

5月3日に、NHKラジオ第一で放送された、「ラジオ深夜便」に加山さんがゲスト出演され、「ラジオと私」というテーマでお話されました。第一部の内容をレポートします。

聞き手は須磨佳津江アナウンサーです。

「前線へ贈る夕べ」

須磨)そうでしたか、どんどんどんどん、その話が終わらないんですけども、今日のテーマがですね「ラジオと私」なんですけども、ラジオとのお付き合いも伺いたいんですが、ラジオは良く聴かれますか?

いやあ、もうねほとんどラジオ人間って言ったほうがいいかもしれないですよ、僕は。

須磨)そうですか!?

車で移動するときも、もちろんラジオですね、絵を描いてるときも、もちろんラジオですね。で、夜寝る前やっぱりラジオですね!ラジオ深夜便の大ファンでございまして、もう遅くまで起きているんですよ。ロマンチックコンサートから始まってね、3時になると「日本の歌、心の歌」もうその辺までずっと聴いて、特に昭和20年前後の曲がかかったり、まあ僕の生まれた頃の曲がかかるとね、もう涙が出るときがあるんですよ。「80歳の方からのお便りを紹介しましょう」って始まるじゃないですか、素晴らしいんですよ!その文面がねえ。心打たれること、聴いたあの曲で思い出したその当時の出来事がこうであったとかね、それがもうたまんなくいいですねえ。

須磨)それだけラジオ人間になられているということは小さいときからラジオと共に過ごしていらしたんですか?

私のガキの頃っていうのは、もう「ティレィビィもねえ」って感じですから、それこそラジオが中心にあったような記憶がありますねぇ。特に戦時中は、ラジオが情報源の最たるもんでしたから。もう忘れられないのがいっぱいありますよ。流れてくる音楽に乗ってね「前線の皆様へ」って言ってるけど、タイトルはどういうタイトルだったかは、わかりませんけれど。

須磨)「前線へ贈る夕べ」

あ、「前線へ贈る夕べ」ですか、調べていただいたんですか、凄いなあ。そういうのをですね、子供心にねえ、聴いてましたねえ。

須磨)そうですか、そのテーマ曲をお聞きいただこうと思います。

ザンザンザ〜♪あそこのメロディーが好きなんですよ!あるんですか!?

須磨)あります、ではお聞いただきましょう。ハイケンスの「セレナード」なんですね、

ハイケンスの「セレナード」が流れます

いやあ、たまんないすね、これは!?

須磨)思いだします?

思い出しますねえ、やっぱり。前奏みたいなところがあったりしますが、いきなりザンザンザ〜♪そこから始まったような気がしますね。それにアナウンサーの声が。

須磨)当時、ラジオ深夜便も生ですけど、すべて生でプログラムを入手したんですが、日比谷公会堂より中継って書いてありますもんね。やっぱりオーケストラを準備すると広いところが必要だったんでしょうね、きっとね。

じゃあ、これ毎回生演奏ですかね?

須磨)もちろん!?だって、生しかありえませんでしたから。

え〜え!?そりゃあ凄いやあ!?

 

10年05月19日新設