アオーレ音楽祭
(長岡市 5月5日)       
新潟県長岡市で5月5日に開催され、加山さんがホストを務められた
「アオーレ音楽祭」のレポートを掲載しました。
K・Tさんからご提供いただきました。ありがとうございました。
音楽祭は加山さんの歌から始まりました。
加山さんコーナー その1(With ハイパーランチャーズ)
君といつまでも

セリフ

幸せだなあ!こんな素晴らしい長岡アオーレというこんな大きな場所で、そのメモリアル音楽祭を、縁のある人と一緒に出来る。幸せです!

ご挨拶

今夜はアオ−レ音楽祭にようこそおいでくださいました!加山雄三です。
新潟と言いますと、僕の第二の故郷と言っていいくらい
ご縁がありまして。3歳になる時から現在に至るまで、一度も新潟県に足を踏み入れなかった年はない、そういう男であります。(実際は、ちょっと違った言い回しだったのですが、多分こうおっしゃられたかったのだと思います)

72年間通いつめてきました。歳がバレますねえ。後期高齢者に突入いたしました。皆さんがまるで子どものようにみえますけども。まさかこんなに大きくて素晴らしいとは思わなかったですねえ。
今日は長岡に大変縁のある方々をお迎えして、一緒に皆さんと
楽しいひと時を過ごさせていただきたいと思います。そういう風に考えております。

実は私の倅が、こちらのほうでだいぶ前から大変お世話になっておりまして。花火のプロデュースをさせていただいておりまして、「天地人」という花火なんですが、私も見ておりますと、素晴らしいなあ!と、それ以来、長岡では良い想いをさせていただいて本当に感動しております。
この間も、黒柳徹子さんの「徹子の部屋」に出ましたけども、「今度また長岡の花火ありますよ」って言ったら「えっ、いついついつ?」って、一人で来ちゃいますからね。それから泉ピン子さんも去年来てますからね、今年も来ますから。こうやってドンドン宣伝してますから。長岡の復興のための花火大会が、スタートでしたからね。そういう場所でこういうオープニングセレモニーに出られるなんてありがたいことです。

こんな曲でスタートしようかなあと思います。

夜空の星

イントロで

今、流れているチェンバロのような音ですけど、これは、僕が14歳の時に初めて作った曲でございます。
もう60年以上も前の
話なんですけど。この曲が出来た理由というのは、オヤジが非常にクラシックが好きでして、そして(僕が)ピアノを習いたいという気持ちから、一生懸命ピアノを習い始めて、バイエルなんかを弾いているうちに練習曲を作ろうと思って作ったということなんです。湘南サウンズの原点がこの曲でございます。

お嫁においで
蒼い星くず
夜空を仰いで
ブラック・サンド・ビーチ

いやあ後期高齢者頑張るねえ、長岡の暖かい皆様に迎えられて、ホント幸せだなあ!いいところだなあ!
さて今度、新しい番組が始まりまして、「ゆうゆう散歩」って言うんですけど、ちいさんがやってた番組なんですけど、彼が体調を壊して、天から「お前はこれ以上、食ってばっかりじゃだめだ、お前は歩かなきゃあイカン!」って、そう言われたような気がして。始まったはいいですけど大変ですね。一日大体13,000歩ぐらい、歩きますね。一日600kcal消費してるんですけど。いいなあと思ったけど、その分腹へって。元気になるといえば、元気になるんですが・・・。
いいですよ、運動は。

沢田知可子さんコーナー 
あいたい
初 恋(村下孝蔵)
慕 情
空を見上げてごらん(with 北陸学園 手話コーラス)

昨日、BSで知可子さんの特集をずっとやってましたね。

沢田)そうなんです。「ミュージックトラベル」という、10曲の思い出の曲を。

いい歌が選ばれてるし、彼女の歌もいい歌ですし、ほんとに!

沢田)加山さんにそう言っていただくと説得力があります。

2007年でしたっけ、あれ?

沢田)長岡復興祈願音楽祭で、花火もあがりました。

その花火、家の倅が上げたんです。越後長岡の応援団なんですって?

沢田)応援団させていただいてます。

印象的なことがあったそうですね?

沢田)2004年の中越地震から2ケ月後だったんですけど、長岡復興野外コンサートで「あいたい」を歌わせていただいた5分間だけ、雹(ひょう)が降ったんです。バリバリバリって雷が鳴って動けないくらいすごく降ってきて。

それは特別な気持ちになりますね。

沢田)その雹の音が地球の悲鳴に聞こえて、地球が泣いてるって、もっと人間は地球に謙虚にならないといけないんだという気持ちが、あの瞬間から。

わかるなあ、ほんとに自然というものが僕は大好きで、自然って不思議だなあって思います。今までわかんなかったものを教えてくれてるような気がしますね。一人ひとりの考え方というか、受け取り方、しっかり考えていかなきゃいけないんだということを教えていただいたように思います。自然に対して畏敬の念を持たなくちゃいけない、そういうことですね。

沢田)「あいたい」という歌が私にとっては大きなヒット曲なんですけど、さっきも歌を聴いてて、ヒット曲がいっぱいあっていいなあと思ってました。私は唯一この「あいたい」だけなもんですから。
この「あいたい」が鎮魂歌みたいに思えるんです。

音楽というのは癒されるんですよね。疲れているときに、夜中に眠れないときにNHKのラジオ深夜便聞いてるんです。特に昭和20年代の「帰り舟」とか、流れてくると小さいときは何も食べるものがなくて大変だったけど、とかを思い出すんです。

          沢田さんのブログはこちらから。

小椋佳さんコーナー 
さらば青春
シクラメンのかほり
愛 燦燦
まなじり(映画 山本五十六のテーマ)

素晴らしい歌声を、そしてユウーモアたっぷりのお話をありがとうございます。実はこうやってステージをご一緒するのは初めてですよね?

小椋)そうですねえ。

僕は一昨年、「愛 燦々」をレコーディングさせていただいたんですけど。

小椋)僕もね、加山さんの歌を歌わせていただきましたよ。

そうですか、それはありがとうございます。何の曲ですか?

小椋)「旅人よ」です。いい歌ですねえ。

上手い作家にそう言われると、木に登りそうになりますけど。小椋さんと長岡のご縁というのはなんと言っても山本五十六ですよね。

小椋)映画の歌を作らせていただいたり・・・。

僕もね、まったく縁がないわけじゃないんですよ。一応映画に出たことがあるんですよ。こんなちっちゃぃ時に。

小椋)僕とそんなに歳違わないでしょ?言っときますけど、僕のほうが年下ですから。加山さんはお化けみたいもんですよ。

みんなにそう言われるんですよ。ちゃんと当たり前な人間をやってるんですけど。歳を取るとだんだん太くなってきまして・・・。スマートでいいですねえ。

小椋)病気しただけのことですよ。加山さんは未だに素敵ですねえ、男から見ても素敵なんだから。

(中略)

ここへ来るたんびになんか暖かくなるんですよ。皆さん、ほんとに暖かく迎えてくださるんで

小椋)どこ行ってもそう言ってるんじゃないですか?(会場、大爆笑)

家の倅が花火がご縁でこちらにお世話になることになってそれ以来よくここへは来て、いい思いをしてるんですよ。山本五十六縁のお酒の文字を書いたんです。

小椋)いい字ですね。

「五十六」という数字、皆さん書いてみてください。「山本五十六」と全部書くといいんですけど、「五十六」だけというのはものすごく難しいんです。

小椋)飲まないと意味がないですね。

美味しいですよ、これ。

小椋)病み上がりで先週許可が降りたんです。

ほんとに?じゃあこれどうぞ!

ユーモア溢れるトークと心に沁みる歌。いい曲がたくさんありますねえ。他の方が歌っている曲もいい曲ですからねえ。うらやましいなあ、僕なんかぜんぜん詩が書けませんから、人様に詩を書いてもらって。ほんとにしがない作曲家ですから。

平原綾香さんコーナー 
Jupiter
NOT A LOVE SONG
明 日(With ハイパーランチャーズ)
星つむぎの歌(With ハイパーランチャーズ)

いやあいい歌をどうもありがとう。

平原)ありがとうございました。

「フェニックス」・・・花火の最後に、「不死鳥」という意味ですね。そのときに、かかるのが「ジュピター」ですよね。「ジュピター」というのは、ホルストが作曲をした「惑星」という中の「木星」という曲ですね。木星というのは地球を守ってくれてるんです。知ってました?

平原)地球に落ちてくる隕石を・・・。

引力が非常に強くて、外部から来る大きな、ゆうなれば軌道を失った星が。もしも地球にぶつかったら地球は破滅してしまう。ものすごい大きな星が昔地球に近づいてきたんですけど、木星がその前に立ちふさがって、その木星の引力に引っ張られて、置く生に激突したんです。これまで9つもぶつかっているんですよ。つまり木星は我々地球を守っているんです。
この曲の最初の「♪エブリデイ・アイ・リッスン・トゥ・マイハート♪」という、「毎日自分の心に聞くんだ」というフレーズを貴女が作ったって聞いたんだよ。

平原)出だしのとこは私が作りました。

人間って自分の心に毎日何か、「お前は何がしたいのか?」聞いたほうがいいですよ。

          平原さんのブログはこちらから。

  

加山さんコーナー その2(With ハイパーランチャーズ)
海 その愛
僕の妹に
明日に架ける橋
サライ

アンコール

見上げてごらん夜の星を
座・ロンリーハーツ親父バンド
旅人よ(出演者全員)

終了

K・Tさんの感想
音楽祭は、さながら湯沢フィールド音楽祭のようでした。加山さんがホストとして司会を務められ、出演者との楽しいトークと、ハイパーランチャーズとのライブを、思う存分楽しむことが出来ました。最後には、長岡市長から、来年も開催したいという声もありました。来年も加山さんの元気なライブが見られれば嬉しいです。

出演者 紹介

2012年05月24日新設