小島正雄さん
三枝)私は大学時代、「落研(おちけん)」やりながら、軽音楽部の司会をやって、大学対抗バンド合戦で司会者として出たときに、小島正雄さんから
「君、プロになりなさい」って言われて。

小島正雄さん?僕も小島正雄さんに言われたんですよ。

三枝)えっ〜え!!

すごい驚いた俺!

三枝)本当ですか!?

本当ですよ!学生時代ですよ!

三枝)学生時代ですよ!!!あの方は、魅力をわかる目をお持ちなんですかね?

わかるんですよ!絶対そう思いましたね。僕はね、あるスキー場のホテルで、カントリークロップスで、カントリーを演奏してたんです。

三枝)カントリーウエスタンの僕は司会をやってたんですよ。

これも不思議だね!?

三枝)ハンク・スノー、ハンク・ウイリアムスの司会やって、それで「君はいいね」と。

僕はカントリーを歌って、
♪アイ・メイ・セイ・ザ・ドントゥ・・・♪って、やってたんですよ。そしたら小島正雄さんが、ニコニコしながら傍に来て、
「いいねえ、音楽、好きなんだろう?」って言うから、
「大好きですよ!」
「ず〜っと、続けなさい、でもね、それで飯食うようになんないほうがいいよ。」
「なんでですか?」って言ったら
「それで飯食うようになるとね、音楽に対する愛情なくなるからね。」
「じゃあ、趣味でずっとやってりゃいいですか?」
「ああ、そうしなさい、趣味でやるんならどこまでやっててもいいよ、続けなさい!」。それで今でも趣味でやってるうんですよ。

三枝)そんなことないでしょう。

いや、周りから見たら、そりゃあプロだと言わざるを得ないですけど、それでもって稼いでんだから。
でも気持ちとしては、いつま〜でも自分の一生付き合える親友といえる気持ちで、やっていこうという気持ちでいるんですよ。

 

2012年02月02日新設