よろしくお願いいたします。

安住）今回は青春時代の歌ということで井上陽水さんの「少年時代」を選んでくださったんですが・・・。

彼、非常に良い曲をたくさん書いてると思いますね。「こころ模様」とかね「飾りじゃないのよ涙は」とかいっぱいあるじゃないですか。その中から「少年時代」は非常に好きなもんですから。それを聴いたことない方に聴いていただこうと思いましてね。

安住）加山さんの少年時代は、映画のイメージにもありますがなんでも出来るっていう・・・。

映画のイメージですよね、それはね。ま、国語は全然だめでね、成績の良いのは音楽と図工だけですから。あとはみんな良くない。

安住）学校では人気者だったんですか？大人しかったんですか？

人気者の部分と割合大人しい部分とがあったんじゃないかと思うんですよ、自分では。何が人気があったかというと、小学校の頃だと思うんだけど、似顔絵を描いたんだよね。似てるってことになって、俺も描いてくれって来るわけ。それで行列が出来ちゃって。ということは、ある意味では人気があるんだよね。だから図工は非常に成績が良かった。

安住）そうですか、あとは女の子とは気軽に話せるような・・・。

いやあ、ダメですね。遠くの方から眺めてなんかドキドキしてんだけど。傍へ行かれないとかね。その子がピアノ弾いて上手い。だから俺もピアノやりたい。それだけのことだ。

安住）あっ、雄三さん、ピアノ始めたのは、好きだった女の子がピアノ上手だったからですか？

そう！すごく上手かったんだよね。それを見て学校のオルガンをね、ブカブカ弾いて、そのうちにだいぶ大きくなってからだけどオヤジが中古のピアノを買ってくれましたよ。で、その子の名前を一番下の娘に付けちゃいましてね。それあとでカミさんに知られて。そしたら、「初恋の人の名前付けたの？」ってすごい勢いで怒ってた。でもね、付けた時には、うちのカミさんは美恵子だから「お前の名前を反対にしただけだよ」とかなんか言っちゃって。それで誤魔化してたんだけど。「ほんとうはそうじゃなかったじゃないの」って話になって。面白かったですよ。

安住）ものすごく面白いですよ。それは娘さんも知っておられるんですか？

知ってます。

安住）いろんなお話を聞かせていただきました。

２０１３年１０月０３日新設