ミュージックライン
(NHK FM 7月17日)       

加山さんが再び出演された「ミュージックライン」をリポートしました。「THE king ALL STARS」について加山さんが熱く語っておられます。

文中の写真は、「ソロモン流」(テレビ東京)からのスナップです。

司会者)ここからはゲストの登場です。今夜は「THE King ALL STARS」からこのお二人にお越しいただきました。
自己紹介をお願いいたします。

ヴォーカル担当、エレキもやりますが加山雄三さんです(笑)。

キヨサク)今回歌とコーラスで参加してます。モンゴル800、キヨサクです。

司会者)前回は加山さんと佐藤タイジさんにお越しいただいたんですが、今回は加山さんとキヨサクさんにお越しいただきました。
加山さんお久しぶりです。

久しぶりですね、相変わらずお綺麗で。

司会者)いやいや。おじょうずで。
そしてキヨサクさんは初めまして。
前回加山さんに来ていただいたときはこの番組のパーソナリティ
を担当させていただいて2週目とかのペーペーだったんです。

ああなるほど。

キヨサク)緊張しますよね、ボク隣にいて今とても緊張しています。

司会者)皆さんでずっとフェス回られたりとかも?

去年1回やってるでしょ、それで今年もう2回やったんだけど、だんだん仲良くなってきて。初めっから仲は良いんですがもっと親密になったのは打ち上げで酒飲みあったりして。僕は飲まないんだけど。みんな良く飲み、良く喰うんだね。

キヨサク)打ち上げはもう素晴らしい!?

司会者)さきほどお聞きしましたらお肉を10数kgみんなで食べたとか。

35人居ましたからね。どうしてそんなになっちゃったんだか分からないだけど。

司会者)去年の「ARABAKI ROCKFES」がきっかけで結成され、今年も参加されたんですね。

去年の段階では7人だったんだよね。それが今年は13人に増えまして。

司会者)どんな曲を演奏されたんですか?

ロックが一番最初からやりたかったものなんですが、ラップもスチャダラパーの人たちとか、タグゾンビというトランぺッターとかね、そういうメンバーが入っちゃって。完全にロック系になれたと。嬉しいんですよ、やっぱ。超一流ばっかだもん、みんな。

司会者)ですよねえ。

なんか音がすごいねえ!バキバキのロックだよ。バキバキというかバリバリというか。

司会者)そのなかキヨサクさんはコーラスで参加されたんですね。

キヨサク)コーラスで参加させてもらって、最初のARABAKIでゲストヴォーカルとして呼んでもらえて、そこで僕は「君といつまでも」と「サライ」を。自分の人生でその2曲を歌える日が来るなんて。

司会者)加山雄三さんと一緒に。

僕は逆に、沖縄からさ、大ヒットを抱えて来てすごい働いてる人がね仲間に入るなんてすごい信じられない、嬉しいねえって感じでね。おお良く来てくれたなあって感じだったんだよ。

キヨサク)加山さんがステージで歌っているのに僕が出るタイミングが「君といつまでも」の曲の途中で、ご本人登場みたいな感じで。お客さん別に誰も俺を待ってませんみたいな感じで。

そんなことないよ。それが面白かった

キヨサク)加山さんが「キヨダク!」って呼んでくださったりとか。

初めての経験かもしれないね。申し訳ないなあと思いながらもね。
キヨサク君、「THE King ALL STARS」のメンバーに
なったんだから、俺、キヨサク君に作詞作曲してもらって歌いたいなあと思ってるの。ほんとに。佐藤タイジ君とかさ武藤昭平君が書いてくれたじゃん。俺が歌ったの、ステージで。それが好評なわけさ。彼は自分で作詞作曲して大ヒット飛ばしてる人ですから、アルバム200万枚とかね。

司会者)ハートのこもった歌とか、切ないラブソングとかも。

たまらなくね、南の風がそよそよと来るっていう感じがするんだよ。

キヨサク)良いですか?ボク作って。

良いよ。頼むよ。だってさ、あんた海のそばに居るじゃない、だいたい似たような生活してるからさ、俺。

キヨサク)良い曲作れると思います、こうやって制作に関わってこれたんで。

よっしゃあ!?完全にメンバーだな。

司会者)今回はデビューアルバムを持ってきていただきました。加山さんにとっては喜寿にしてデビューアルバム。

キヨサク)カッコイイ〜!?

「継続こそ力なり」じゃないけどさ、「努力あるのみ」なんだけどね。
人間として劣化しないように頑張るしかないな。

司会者)タイトルは「ROCK FEST」。今のお気持ちを伺えますか?

やっと世に出るかなんてな感じがするけどさ。新旧織り交ぜてと言ったほうが良いかもしれないけれどね。佐藤君武藤君書いた新曲で新しいんだけど、僕の自分で作ったやつだって、50年前の曲が今蘇るという、こういうことってありえるのかなと思うわけだ。
昔50年前に自分で作詞作曲した曲というのは英語で作詞した、たいして難しい英語じゃないんだけど。
そういうのはうけなかったんだよね、世の中。英語なんかダメだ、ダメだって言われてさ。日本語で歌ってるのがヒットしちゃって全然違う方向へ行っちゃった。
なんか眠っていたものが起こされたのと50年も前に作った曲を彼らに聴いてもらったら、そんなに古く感じませんよって
言われたらさ、なんてったって嬉しいやね。「加山さん50年早く生まれたんですね」って。

司会者)50年前に作っておいてくださったからこそ。

そんなそんなそんな!?まったく思ってませんけどね。

司会者)ここで1曲紹介したいと思います。曲紹介を。

じゃあ、「未来の水平線」佐藤タイジ君作詞作曲です。


♪未来の水平線♪

司会者)いくつかのフェスを回ってきておられますが。

この間の「GREENROOM FEST」、すごかったのは佐藤君がね、彼のソロの時に弦が切れちゃたの。だけどまったく狂わないで弾いてすっごい感動して。まさか切れてるとは思わないくらいきちっと弾いていて。「うっそ〜!?」と思って。天才だと思って感動して。彼はほんとにすごい。ツイッターで「弦が切れてるのに感動しました」とか「加山雄三、ほんとにエレキ弾いてんだ」とか書いてあって。

司会者)「ROCK FEST」、レコーディングも楽しかったんではないでしょうか?

ノリが良いんだよね、みんなエネルギッシュ。俺は朝早い散歩があるから寝るよって。みんな朝3時、4時までやってんだって。

司会者)キヨサクさんもベースで参加されたいとは思いませんでした?

キヨサク)いやあ大先輩のウエノコージさんがいらっしゃいますので。呼ばれれば弾きますんで。レコーディングでは加山さんが指揮をとってバンマスのようで、バンドだなって思ったんですよ。みんながみんな、意見するしもっと良くしようといろいろ試してそれが詰まったのが今回の「ROCK FEST」の仕上がりだし。これ1枚聴けば。ライブ感がやばいですよ。

司会者)ジャケットでのキヨサクさんもズルイですよね

キヨサク)ちゃんとパナマ被って。

ジャケットが面白いのは、最初出たときがイラストだもんね。それに合わせて写真を大変な騒ぎして撮ったんだ。

司会者)イラスト先行っていうのはすごいですよね。

kイラストのほうが手が長いんだよ、俺のが。

司会者)表面と裏面で、イラストと写真バージョンが見比べられるようになってるんですが。ネクタイのそよぎ方もちゃんと再現されて。

スチャラダパーにもラップを書いてもらおうと思ってるの。俺がラップをやるとお経になっちゃうんじゃないかと思って遠慮してたんだけど。そんなに難しくなさそうだし。

♪夜空の星♪

司会者)この曲はボーナストラックに入ってる曲なのでかけてもらえないかと思ってたのでこの番組でかけさせてもらえてうれしいです。

そう言われると嬉しいやなあ。

キヨサク)いつ聴いても上がりますよ。僕もコータローさんもAメロを歌わせてもらって。

わからないでしょ、声の質が似てるからさ。

司会者)今度もしかしてキヨサクさんが書いたものを加山さんが。

もしかしてじゃないんだよ。これ全国ネットで約束だからね。

キヨサク)これからもっともっと面白くなるんですよね。

去年やった時にすごい爆音で自分の声が聞こえないで大騒ぎになっちゃって。あとで聴いて自分の声がずれてやんの。なんでイヤモニ使わなっかったかというと、補聴器と間違われそうだったからやめたんだけどさ。やっぱり付けようってなってさ。

司会者)イヤモニをこじゃれた感じにすれば。

だからさ、エグザイルを真似してさ、黒を選んでやったんだよ。やったらなんとも良い音で聴こえる。今年はちゃんとしてたろ?

今後の日程の紹介

キヨサク)沖縄、待ってますからね。

沖縄、大好きだからね、俺。

キヨサク)去年台風で中止になっちゃって。ぜひぜひお待ちしています。

司会者)身体だけは気を付けて夏を乗り切ってください。今夜のゲストは「THE King ALL STARS」からヴォーカルの加山雄三さん、キヨサクさんにお越しいただきました。ありがとうございました。

  

2014年07月31日新設