八木亜希子のLOVE&MELODY
(ニッポン放送 2月20日)

「人生を変えた1曲」について、コメントを寄せられました。
その内容を、録音も交えてレポートしました。

MC  八木亜希子

「お嫁においで」がかけられた後

八木)さあ、それではさっそく今曲を聴いていただいた加山雄三さんの人生を
   変えた1曲、お聴きいただきましょう。

おはようございま〜す。加山雄三です。
私の人生を変えたこの1曲はですね、僕は親の影響でクラシックを聴いてばかりいて、ベートーヴェンのピアノコンチェルト5番の「皇帝」、エンペラーですね。これに魅せられて
小学校5年生ぐらいだったと思うんですが、聴いてる時に涙が流れて止まらなくなったと。それでしばらく経ったら今度はショパンの英雄ポロネーズ、これはピアノだけですけれども、コルトという人が弾いた曲を聴いて、またこれ涙がポロポロ出てきて、なんとしても自分が弾きたい。
まあオヤジとしてはピアニストになってもらいたいと言ってたんですよ。だから自分で中学2年生の時に、14歳でしたからね、ピアノの練習曲を習ってましたからね、練習曲を弾いてる間に、自分が練習曲のような曲を作っちゃってたんですよね。
それを一生懸命弾いてたら、オヤジが傍に居るのを知らないで、弾き終わった途端に後ろから親父が
「それなんだい?」
「これか?俺が作ったんだよ」
「ほ〜ぉ、そうか大したもんだな、お父さんピアノコンチェルトが大好きだからいつか勉強してお父さんのために書いてくれよ」その時に
「ああわかった」って簡単に約束しましたね。

それがですよ、ガラっと変わって歌に。
ものすごい刺激を受けたのは高校1年の時に
スキーの合宿に行ってて、そこへ友達が初めてギターを持ってきたんですよ。今で言うアコギですよね。アコースティックギター。
これをかき鳴らしながらカントリーミュージックを歌ったのが無茶苦茶新鮮な感じで
「おい、教えろよ、教えてくれよ」で、多分三日間ぐらいで全部弾けるようになっちゃいましたね。
その時の曲、忘れもしない「アイ・ドント・ハート・エニーモア」。

ギターを弾いて歌う加山さん

 

 

 

ハンク・トンプソンの歌でしたね。これが歌に行っちゃった世界のスタートですから。
この影響は大きかったなあと思いますね。
まあ私の人生を変えたこの1曲、ハンク・トンプソンの「アイ・ドント・ハート・エニーモア」。出だしが「アイ・ドント」じゃないんです。「イー・ドント」って言うんですよ。はっはっは。

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(期間限定 5月上旬まで配信)
(音源の掲載は終了しました)

永遠の若大将(2007年 NHKBS2)で歌う
映像をお楽しみください。

(期間限定 5月上旬まで掲載予定)

(映像の掲載は終了しました)

2016年04月07日新設