柿花 正のあなたとハッピー
(ニッポン放送 2月26日)

2月22日からの5日間、毎日5分弱のインタビューが流されました。
その内容を、録音も交えてレポートします。今回は第5日(最終日)です。

下からどうぞ。

MC  柿花 正 

柿花)最終日は本を加山さんに紹介していただくという企画なんですね。

本?いっぱい読みますしね。ジャンルは広いしね。どういった時のが良いのかな?

柿花)苦しい時にこういう本を読んでいましたという方もおられました。

ああなるほど。僕は苦しい時は宇宙の本、宇宙論ですね。原子物理学とか素粒子論
とか。天体物理の本ですね。そういうのを読めば読むほど安らいでくるんですね。
現実から離れていくんですよ。想像の世界に入ると自分が宇宙から見たら、ちっぽけ
な星に住んでいるんだなと。そのたった1点にしかすぎないんだなあと。
そんなこと考えることによって、なんとなく安らぐんですね。

柿花)加山さん、安らぎ方がすごいですね。

それがほんとに安らぐんですね。

柿花)よく物事を俯瞰してみましょうとか言いますよね。

不思議でしょう?宇宙ってどうして存在してるんだ?宇宙の果てって何さ?とかね。
昔っからよく考えて、138億光年先だと。どうしてそこから先が見えないんだと。
そこまで行ったら膨張してる速度が光の速度になっちゃうんだ。光がそこから届かな
いから宇宙の地平線なんだっていうんだよね。
なんて読んでるうちにね、う〜ん大きいねって。

柿花)俺は癒される自信は無いけど、加山さんすごいなって。

絶対それ考えたほうが良いですよ。

柿花)きょう加山さんにご紹介いただく本は早川
   書房から出ている「ホーキング宇宙を語る」
   ホーキング博士の本を良く読まれるんです
   ってね。

片っ端から読んでるんですが、一切方程式が書い
てない本があるんですよ。
一つだけ、E=MC二乗っていう有名な方程式で
すけど。エネルギーは質量かける光の速度の二乗
であるという。

柿花)その方程式だけですべてを語りつくすん
   ですか?

全部言葉で説明していくんですよ。
素粒子論というものが宇宙とほとんど同じである
と。全部宇宙の果てから、小さいほうの果てへと
繋がるんだよと。

柿花)それを読むと加山さんは自分の悩みとか。

安らぐから無くなっちゃう。

 

 

 

柿花)それを聞くと違う意味で自分のことが小さく思えます。

それで良いんですよ、自分がちっぽけだと思った方が良いんですよ。こんな宇宙って
デカイのか、目の前に起きてる苦しみなんて超えられないでどうすんのよ、という

ような気持になりたいために選んでいる本がこういった本なんです。

柿花)ぜひ読んで、自分の存在を小さく感じる。

怒らないでくださいね。すいません

柿花)とんでもないです。ということで今週のゲストは加山雄三さんでした。
   楽しいお話、1週間どうもありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

 

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(配信終了しました)

2016年04月21日新設