14歳の時の約束
小堺)さっそくお話伺いたいと思います。
  (円マークと温泉マークが書かれた、マヨネーズが登場)
   
これ僕当てなくてはいけないんです。これを当てるの?

 

マークから。

小堺)円?!、温泉?!

温泉は何?

小堺)お湯ですね。

そうですね、えんゆう(円、湯)これは?

小堺)えんゆうマヨネーズ?
   英雄ポロネーズ!?

いやあ、すごい、すごい、すごい!

 

 

 

 

 

小堺)当たったなあ、当てようと思わなかったんですが。英雄ポロネーズとは高尚な。

これ、この曲が好きで好きでどうしようも無かったんです、僕が。親父がクラシックを
たくさん持ってたんですよ。それを聴いてるうちにこの曲を見つけて、これがいつか
弾きたいとピアノを習い始めた。その後ピアノをやってるうちに曲ができたんです。
「これ、俺が作ったんだ」
「ふ〜ん、そうか、いつかピアノコンチェルトを作曲して俺にプレゼントしてくれよ」
「わかった、必ず作るよ」と。これが約束ですよ。

小堺)加山さん!淡々としゃべっていただきましたが、別世界の話を聞いてるみたい
   ですよ。すごいですね。10年ぐらいかかったんですか?

いやあ、これは12年ぐらいかかりましたよ。今から16年くらい前に、僕はすっかり
忘れてたんだけども、親父が
「中学の時に約束したのを覚えているか?」と聞かれたんですよ。はたと思い出して、そっから作り始めて12年後、今から4年前ですかね、完成して親父が77歳の喜寿の
祝いの時に僕が指揮してプレゼントしたわけね。親父は涙流して喜んでくれて最後に
スコアを渡したわけ。大感激してくれましたね。
やっぱり生きてるうちに親孝行するのはいいなあとつくづく思いました。

小堺)映画のような話ですね。

 

ここまでを期間限定で掲載します。

(動画掲載終了しました)

 

2016年06月16日新設