加山雄三80歳 

(BGM ブラックサンドビーチ)

大田アナ)このコーナーでは、加山雄三80歳について語っていただきたいと思うんですが、
     若い頃、自分が80歳になるだろうなんていう意識は多分お持ちでなかったのでは?

はっはっはは。何回も80歳、80歳と言われると不思議な気持ちがするねえ!?俺も80歳なんて
こと考えたことも無いし、80歳になったらどうなるんかなあって思ってたけどね。なんせ
初めての80歳だからさ。自分で80(歳)になってみてね、80(歳)ってこんもんかなあって
いう感じの方が正直言ってあるんでねえ。俺より1年先輩がね、つい最近だけど、俺が80
(歳)になるちょっと前にね、”お前な、80(歳)になったらガクっと来るぞ!!って、
脅かしやがって。嫌なやつだと思ってたけど、どこがガクっと来たのか自分では良くわかり
ませんが。まぁこんな感じで、健康寿命と思って。自分はね一生懸命健康のことを考えて
生きてればいいかなと思うのね。

大田アナ)加山雄三さんを見て、80歳ってこんなに若かったけって思う人がいっぱい居ると
     思いますし、随分若さの秘訣は?って聞かれてると思いますけど、改めて
     若さの秘訣は?

そうやって思っていただけるとね、ありがとうございますっていう気持ちしか無いんだよ。
いつも感謝ですよ。秘訣って聞かれて、一番困るんだよな。どれが身体によかったのかとかね。
トータル的に言ってぜ〜んぶ良かったんじゃないかと。一つ、良く寝ること。食事の採り方、
赤身の肉、朝たくさん食べて昼は普通で、夜は軽くと。それから適度な運動。難しいんだよな。
筋トレじゃなくて有酸素運動しなくちゃいけない。ここんところだけちょっと外れてるかも
しれないけどね。それから自分の好きなことだけをやる。これがやっぱ、いいんだね。
黒柳徹子さんとも、”そうなのよ、好きなことだけやってりゃいいんだから、そうでしょ?
そうしましょうよ”って、話をしたことがあるんです。考えてみたら、歌、スキー、音楽好き
だからね。絵も大好き。陶芸も大好き。考えてみたら、みんな好きなこと、やってるんですよね。
これが若さの秘訣といったらそうかもしれないし、歌を歌うっていうのは身体にはものすごく
いい。だから、ある程度お年を召した方にはカラオケをぜひお奨めしたい。カラオケやってる人、
みんな元気になる。声を出すのがいいんじゃない。

大田アナ)特に加山雄三さんの歌をカラオケボックスで。

いやいや、それはこだわりません。僕は自分では、自分の歌は歌わないで演歌ばっかり歌ってる
からね。奥飛騨慕情とかね。山茶花の宿とかね。それから前川清さんの歌ね。
♪こうべ〜 泣いてどうなるのか〜♪って。大好きで、そういうのしか歌ってないけどね。

大田アナ)以前のインタビューで、関心、感動、感謝の3カン王の話されてましたけれども。

最初の関心はね、やっぱり好奇心。いくつになっても、ものすごい神経尖がらさせて、例えば
宇宙に関して、新しい理論あるいは、脳みそに関して。

大田アナ)今、脳科学随分進んできてますし。

進んできてるでしょう!?マイクロチューブルって知ってますか?

大田アナ)何ですか?

量子を、量子力学なんですけど、それを囲ってるものらしいんだけど。脳みその中にそれが
あって、量子がそれに入って1000億個超えた時に、連係して初めてそこに意識が生まれるん
だって。というような訳のわかんなこととかさ、これは関心だけど。あとは感動ね。映画見て

感動するとか。あるいは、他人がどういうことしゃべって、どういう生き方をしたとか。そう
いうのを見ちゃ感動するとか。それからあとは感謝だね。これを人生の3カン王と仰ったのは、
西川さんていう方でね、ユニーの創始者なんですけど。それを僕が使ってもいいですか?って
言ったら、ああ結構ですよって。残念なことに去年お亡くなりになりましたけれども。それが
自分のテーマみたいになってますので。

大田アナ)以前、加山さんとお仕事をさせていただいた時に、大学ノートをお持ちになって
     いて、気づいたこととか最近関心をお持ちになったこととかビッシリ書いて
     いらっしゃいましたけど、あれは今も?

はい、持ってます。

大田アナ)最近どんなことを?

最近ではね、年を取れば取るほど若者と接する機会を増やす。そうすると自分の頭の回転と
いうか、そういうものがそっちの方に傾いていく。それがすごく重要だなと思う。

大田アナ)まさに、そういう意味ではこのリミックスアルバム「加山雄三の新世界」は、若い
     アーティストとコラボレーションするなどすごい刺激に・・・。

これ以上の刺激は無いと思うんですね。ステージやったら最初ビックリした、爆音が!自分の
声が何も聞こえない。出来上がった映像見たら、音痴だねえ、俺はっていうくらいひどい歌い方
だった。それからイヤモニを使うようになったけど。イヤモニを敢えて使わなかったのは補聴器
と間違えられそうだったから。そんなこと言ってる場合じゃねえやってなって。EXILEのATSUSHI
と同じの作ろうぜってなって作ったんだよね。型取って同じ黒で。

大田アナ)また「加山雄三の新世界」から次の曲を聴かせていただきたいと思うんですけど。
     これもまた、すごいコラボですね。

嬉しいのよ、今を時めくラッパーがさ、いろんなこと考えながらやってくれたんだと思うんだ。

大田アナ)この曲はまさに、さきほどの「お嫁においで」じゃないですけど、結婚ソングにも
     なってるというのは面白いですね。

これは僕が一番最初に作った曲だ。だから余計嬉しい。

大田アナ)じゃ、聴いていただきましょう、「夜空の星」feat.KAKATO 川辺ヒロシ。

「夜空の星」(feat.KAKATO 川辺ヒロシ)

大田アナ)こういう新しい形になっても原曲のカッコよさというのが全く揺るぎないところが
     素敵なコラボレーションですね。

ありがとう、嬉しいですよ。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(配信終了しました)

 

2017年07月06日新設