大田アナ）このコーナーでは、これからの夢について語っていただきます。加山さんはどんどん
好奇心の翼を広げておられますけども、今どんな将来設計というか、これからこういう
ことをやりたいとか？
ヒット曲を作りたい！いい音楽、つまり残る音楽。名曲といわれるようなのをまた作りたい。
自分の作った音楽を歌い継ぐことがずっと続くような作業として、リミックスアルバムや
トリビュートアルバムをみんなにやってもらっていることが若い人たちにも伝わっていって、
その若い人たちが作った歌が世に残ったり、世界に出ていったり、そういうことを考えるような
ことを考えてほしい、その元になりたいと思ってる。だから夢と言うのをいろんな人たちに
伝えていきたいし、みんなに持ってもらいたいし、夢は実現するためにあるんだと思ってる
ように、俺は考えているんだけどね。
大田アナ）加山さんのインタビューの中に、ポジティブな思考でいるとポジティブな人がどんどん
集まって、どんどん道が開けてくると仰ってましたが。
その通り、それは間違いないですね。アメリカで本が出たんですよ。それを引き寄せの法則って
いうのね。考えてみたら日本だって昔からあるんだよ。類は友を呼ぶ。だからポジティブなやつ
にはポジティブなやつが来て、ネガティブなやつにはネガティブなやつが来る。ネガティブな
ことを考えていると仕事までネガティブになっちゃう。それは自分の心の在り方一つだと思う
から、心が豊かな光を放っていれば、そういう人たちが同じように来るんだよね。そうすると
そのグループは光る。演じる側と観てる方と一体になって、そこが光り輝くような場になったら、
それは一番の幸せだと思うんだよね。そういう瞬間的な幸せから自分の心の在り方まで学んで
もらうっていうのが、僕の願いであり夢です。言うのは易し、行うは難しというのがあるかも
しれないけれど、俺はそれをずっとやってきてるね。そういう気持ちだけでね。
大田アナ）これだけ数々のヒット曲をお持ちでありながら、まだヒット曲を生み出したいという
のは、すごいですね。
欲が深いといえば深いかもしれないけれども、それも大事なことだと思うね。
大田アナ）加山雄三さんのファンは、加山雄三さんの音楽を純粋に楽しむこともあるんでしょう
けども、ある種、生き方みたいなものを見習って、背中を押されたりとか、将来なり
たいとか思ってる人がいっぱい居ると思うんですけども。
そうですね、よく聞きますし、良く手紙を頂きます。その中に、曲に関してもいいとは思うん
ですけども、生きざま、生き方、考え方に非常に心打たれることがありました。なんていう
とね、すごい嬉しい。
大田アナ）ラジオを聴いてる方にぜひ、メッセージをいただきたいと思うんですけども。
僕ね、文化放送っていったら、ほんとにデビューしてからね、ＤＪやってたんですよ。それから
何十年経ったか、55年ぐらい前かな？その時に実は、ウォークドントランを毎週かけてたら、
大ヒットしたんですよ。それまでは誰も知らなかったと思うの、ベンチャーズを。だからね、
彼らもそれがどこかから伝わったと思うんだけど、僕の曲をレコーディングしたり、一緒に
テレビに出たり、一緒にステージをやってくれたりした。
大田アナ）楽しい話いっぱい聞かせていただきましたけれども、リミックスもいいでしょうし
トリビュートもいいでしょうけれども、昔のファンの人は加山さんの曲を、
オリジナルを聴きたいと思ってらっしゃる方もいっぱい、いらっしゃると思います。
ほんとに楽しかった、いろんな話が出来て。
大田アナ）曲紹介をしていただけますでしょうか？
はい、わかりました。加山雄三の代表曲になりました。「君といつまでも」を聴いてください。
「君といつまでも」（オリジナル） |