「お嫁においで2015」feat.PUNPEE について 

(BGM お嫁においで)

田家)流れてきましたのは、1966年のシングル、オリジナルです、加山さんの「お嫁においで」。
   今回のアルバムを作るきっかけになったのは、PUNPEEが2015年にこの曲をリメークしたこと
   から始まった?

ウチのスタッフが若いんで、マネージャー同士が友だちだったりとかから繋がってて、すごい
ラッパーが居るというんで、ちょっとやってみたいねって言ったら、もうあっという間に出来て
きて、聴いた途端に、このラッパーは今まで聴いたのと違うなあ、すごいなあと思えるんですよ、
感覚的にね。黒人の中にある独特のズレみたいなのものが強烈に良い場合があるわけだ。そういう
天性を彼は持っている。それを感じて、ものすごい感動した。

田家)PUNPEEのこれはアナログ盤で発売されまして、YOUTUBEの再生回数が230万回。

そうですね、嬉しかったですね。

田家)彼は宇多田ヒカルさんの「光」が全米2位で、9か国で1位になってる。

これはラップじゃなくてリミックスだね。いやあ、すごい。だからやっぱりそういう感性を
持ってるのは、音楽に対する解釈の仕方も優れていると思うんだよな。

田家)加山さん、DJ、トラックメーカーと言われる人たちが気になる人として居たんですか?

気になるというか、自分も機械をいじくり回してやるのが好きだったわけですよ。ただ、音楽的
に表現する、こんなものを俺がやってというものがあったから、現在の感性の中でどんどん出て
きてるっていうのを見てるのはすっごい嬉しいというか。やるじゃん!?っていう感じだね。
羨ましくもあった。

田家)ご自分でもおやりになってたんですか?

機械がいろいろあるから。そういうの、いじくり回すの大好きでね。

田家)YMOみたいなものをやってらしたことありますね。

もちろんその後にもスーパーコンピューター使ってね、音をどう重ねていくか!?人間が弾けない
ような状況を作って。そういうのをいろいろやって楽しんでたから。現在は、う〜んって唸りながら
聴いてる。そういうのが好きなの。

田家)それでは、話に出た「お嫁においで2015」feat.PUNPEEを。

「お嫁においで2015」feat.PUNPEE

田家)PUNPEEさんは、お会いになってましたか?

もちろん。生で一緒のステージもやったから。これを一緒に歌った。

田家)いかがでした?

いやあ、だからすげえ、いいよ。こういうのやりたいいんだよ。でもラップは出来ないんだ。

田家)こういう気持ちよく歌えるものが別な形もあるんですね。

新しいものが必ず生まれてくるんだよね。好奇心旺盛なのかねえ!?何でもそう。
新しいもの好きというか。

田家)もう一枚のアルバムが。これは4月の誕生日の翌日、12日に発売されますが、80(歳)に
   なってから。トリビュートアルバム「RESPECT KAYAMA YUZO」。その中で福山雅治さんが
   カバーしてるんです。これはこういう形の解釈ではなくて。

普通にね。それなりにね。

田家)気持ちよさそうに歌っているんですが、この2枚で曲の解釈とかは人によって随分変わる
   もんだなと思いますね。

そうね、変わるのは変わるんですが、やっぱりメロディーがいいと思いません?

田家)そうなんですね。どういうリズムでも、どういう演奏でも。

コード進行も人間が自然に好むものがあると思うんですね。それに素直に乗ったメロディーが
いいんじゃないかなあと。

田家)時を超えるメロディーというのは、こういうことを言うんだぞということですね。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

2017年07月27日新設