「蒼い星くず」 feat.ももいろクローバーZ他 について 

(BGM 蒼い星くず)

田家)これはオリジナルなんですが、1966年のシングル「蒼い星くず」です。改めて加山さんの
   キャリアを拝見して、1966年はシングル6枚出てるんですね。

ほんとにもう驚きますけどね。

田家)さっきのRYMSTERの「旅人よ」の中で「1966」とハッキリ言ってるんですよ。この1966年と
   いうのは「蒼い星くず」、「お嫁においで」、「霧雨の舗道」、「夜空を仰いで」、
   「ジングルベル」、「まだ見ぬ恋人」という6枚のシングルを出して。この年にビートルズ
   が来日して。前の年の65年に「君といつまでも」がレコード大賞の特別賞を取る。そういう
   話は来週以降になるんですけど。この「蒼い星くず」を今回は「ももいろクローバーZ」、
   彼女たちがサイプレス上野、ロベルト吉野、Dorianというユニットでカバーしています。
   これはいかがです?

これもビックリしましたね。ももクロちゃんたちは、あまりラップをやったって聞いたことが
無かったので。1回ぐらいどこかでやったらしいんですけど。彼女たちのドームツアーの最終日に
スペシャルシークレットゲストで出させてもらって。”若大将”と呼ばれている”しおりん”に、
正式に俺が認めてやるぜって。彼女は黄色なんだそうですよ。黄色いギターを作って、モズライト
のエレキですよ。それをプレゼントしたんですよ。ステージの上で。君、若大将でいいよ。こんなに
重いんですかって言ったのすごい印象に残っているけど。その代わり僕のステージで弾いて歌って
くれよって。その場で約束しちゃって。それで来た時に弾いたんだね。彼女たちがそれだけ一生懸命
何事もやるという表れだったなと思ってね。若いのによくやるなあと思いまして、非常に感動した
記憶があります。

田家)それでは「蒼い星くず」feat.ももいろクローバーZ、サイプレス上野、ロベルト吉野、
   Dorianです。

「蒼い星くず」feat.ももいろクローバーZ、サイプレス上野、ロベルト吉野、Dorian

田家)ミュージシャンの人たちはよく対話感という言葉を使われますけども、加山さんの歌の
   対話感の気持ちよさ、これはそういう例ですね。

そうですか!?それはすっげえ嬉しいです。参加してくれた人たちの曲に対する入れ込み!?
それってすっごい重要なんでね。今風というだけじゃなくて、前に聴いたことあるなという、心の
どこかに染みついたものがあるんですね。それを自然に自分たちでいろいろやると結果的にはいい
ものが生まれる。聴いてて気持ちがいいというのが一番だね。

田家)ちょっとラテンぽいリズムとラップと言うちょっと違うジャンルのものが一つのメロディー
   の中に入ったような。

リズムと言うのは不思議なもんで、リズムによって、こんないい顔するのかと思ったり、怒りたく
なっちゃうとか、ラブソングになったり。素材が同じものでも味付け方によってご飯に合うか、
パンに合うかって。音楽のそういうところがめっちゃ好きなのね。

田家)美味しいものは美味しい、とても簡単なことで結論ついてしまうんですけど。これなんかも
   その1曲であります。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

2017年07月27日新設