(BGM 君といつまでも)
田家)流れていますのは「君といつまでも」。1965年の発売の曲であります。
この曲は、やっぱりどなたかが選ばないといけない曲でもあるんでしょうが、これをECD、
日本のラッパー界のレジェンドと言われます。
これは感動したな。
田家)最初、聴いた時に何か深い他の意味があるのかもしれないと思ったんですが、
Together Forever Mix とあったんで。
彼は、病床にあって、一回退院してくれた時にレコーディングしてくれたんだけど。特別な心の
こもったメッセージみたいなのを感じるんだよね。DVDの映像を見たらラップの詩が下に出て
くるんだけど、直筆で書いてくれてるんだよね。涙が出そうになってさ。俺の大事な代表曲を
ここまで心を込めて新しい雰囲気でやってくれて、しかもすごい心に染みる最高の出来栄えだと
思ってね。
田家)そういう背景を知らずに聴いて行くと、とても個人的でしょ?どうしてここまで個人的
なんだろう?って。
人間の心の中にね渦巻いている生きているという意識が、自分の状況もさることながら、入って
きた音に対するいろんな複雑な思いがミックスになった瞬間にね感動を招くものに変わるというね。
ラップの内容がこうだとかああだとかじゃなくて旋律もあるし思い出もあるし、それが今の彼の
状況の中でこういう大きな変化を生むんだなとか。新しいことに挑戦するというか、やってもらう
とお願いして頭下げて良かったなあと思ったもん。
田家)一度世の中に出たものが作った人の手を離れるというのは?
そんなことは考えたこともないね、俺。
田家)離れて全然違う人生のところに届いてるというか。
それでいいんですよ。作った時、その時間に生まれたもの、あとは自分で育っていってくれよって。
みんなに称賛されるようなものになったら余計嬉しいね。ほんとに思ってる。
田家)ECDの人生がこんな風に歌われています、
「君といつまでも (together forever mix)」feat.ECDxDJ Mitsu The Beats。
「君といつまでも (together forever mix)」feat.ECDxDJ Mitsu The Beats
田家)セリフをどうするかっていうのは多分皆さん考えるんだと思うんですけど。
セリフは間奏の時だけでいいんでね。彼は、自分の人生を振り返ってそれが乗ればそれでいいって。
幸せだなあって気持ちは、どういう時に、どういう気持ちでとか、そういうのは、その都度、
状況によって、聴こえてる方も違うと思うんだ。それは言っても言わなくてもいいんだけど、僕も
言ったのは、アドリブで、こんなにすごい編曲でこんなになっちゃった、間奏が流れたら、
幸せだなあと言ったら、それいきましょうってなっただけで。気分でいいんですよ。 |