THE King ALL STARSその1〜
「I SIMPLE SAY」
 

(BGM 「BSB〜エレキだんじり」)

田家)J-POP REGEND FORUM。加山雄三、日本のポップミュージックのオリジネーター、そして
   最強、最年長現役ロッカー、スーパーレジェンド、加山雄三さんをお迎えしての4週間。
   今週はパート4で、流れているのは、THE King ALL STARSの「ブラックサンドビーチ
   〜エレキだんじり」。これは、2014年に出たインディーズ版のアルバムの「ロックフェス」
   に入っています。そして今年の3月に発売になった「加山雄三の新世界」にも収録され
   ました。スチャダラパーの3人とやっているわけですが、これは「ロックフェス」と
   「加山雄三の新世界」の両方入れられているのは、こだわりがあるんですか?

この曲は湘南で結構受けたんですよね。

田家)当時も?

BSBって言ってね。それが嬉しかったんですよ。歌以外でね、みんなに好かれるというのが。
ベンチャーズまでカバーしてますからね。僕は非常にこの曲好きなんですよ。真似しただけ
なんですよ。コード進行が「ウォークドントラン」の逆さまにしたらどうなるかって。コード
入れたらすぐにメロディーガ出てきて、素晴らしい出来栄えになっちゃった。反対に上がって
いくだけですからね。違いますよ、Aから上がっていくのと、Gから下がってくるのでは。

田家)このTHE King ALL STARSは2013年の東北のロックフェス、ARABAKIROCKFESに向けて
   集まったバンド

そうです。これだけのメンバーが集まるということは奇跡に近いなというくらいビックリ仰天
したですね。僕が音楽を聴いたことのないロックの大御所、それもみんなリーダー格が集まった。

田家)THE King ALL STARSというのは、Eプレスリーがロックの王様だということと、
   それぞれのメンバーがそれぞれの一国一城の主だということ。

それと13人というのはトランプではキング、いろんな意味で命名したんですけど。

田家)モンゴル800のキヨサクさん、シアターブルックの佐藤タイジさん、そしてセッション
   ギタリストの名越由貴夫さん、ザ・コレクターズの古市コータローさん、ザ・ハイエイタス
   のウエノコージさん、勝手にしやがれの武藤昭平さん、そして高野勲夫さん、山本健太さん、
   ソイル&パムセッションズのタブゾンビ、そしてスチャダラパーの3人。総勢13人で最年少、
   山本健太さんとの年齢差は48歳。さっきの「CONTINUE」のなかに、「始めましてから」と
   いう歌詞がありましたけど、初めましての人も居らした?

ほとんど初めましてでした。だからその言葉も出てきて。キヨサク君が言ってましたけど、
先立たれた人への心を歌った、実際にはお母様が亡くなられたんですよね。その心の痛みの中で
生まれたんです。生まれ変わって、初めましてから始めようって。非常に心に染みる内容なん
ですよね。黙って聴いてるとロックぽいけどね。

田家)最初にやる時は緊張があると仰っていましたが?

緊張もあるけども、探りもあるんですよね。僕の50年前の曲を聴いてもらったら、古くないですよ、
全然。今でもOKですよって言ってましたって、聞いた時に、よし!そう思ってくれたか!?
それだったら一緒に出来るかもしれないなっていうくらいで、こっちが緊張してましたからね。

田家)やっぱり古いよって言われるかもしれないというのは!?

これは古くて無理だって言われたらどうしようか?ってちょっと悩んだんですけど。これ
やりましょう!?って言われた時には、してやったり!よくぞ言ってくれた!みんな優しいねって。

田家)メジャデビューアルバム「I SIMPLE SAY」から「I SIMPLE SAY」をお聴きください。

「I Simple Say」

田家)これは加山さんの作曲で、弾厚作作曲。これはアルバムタイトル用に書いた?

THE King ALL STARSのために書いてたんですけど。

田家)1枚インディーズのアルバムを作ったという土台みたいなものがありますね。

インディーズは割合簡単にというのが昔もあったんでね。エレキの曲インディーズでやったんですよ。

田家)お聴きいただきましたのはメジャデビューアルバム「I SIMPLE SAY」から、加山さんの
   作詞作曲、「I SIMPLE SAY」でした。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

2017年09月07日新設