黒澤監督から学んだこと〜     
「ゴー!ゴー!若大将フェスティバル」
 

渡辺)黒澤監督から物を作る時の熱意とか熱心さとか情熱とか学んできたと思うんですけど、
   もう一度あえて黒澤監督から学んだことというとどういう部分になりますかね?

物事を客観的に見る能力を常に磨かなければいけない、自分自身もそうですよね。そういうことを
常に心がけていると、この人、自分(自身)のことをよく見てないなとわかってないなとでくわす
ことがよくあるんですよ。芝居をしてても方向性が違ってる人と、合ってる人というのがよく
見えてくると、自分はきちっとやらなきゃいけないということに気が付くと監督さんが喜んで
いただけるような方向に行くというのを学んだんですよ。黒澤さんに出会ってなければそういう
ことに気がつかないでしょ。若大将のまま行っちゃってたら、芝居もへったくれもないじゃない
ですか。役柄とうものがあるんだ、その人間性があるんだ。自分自身の中にそういう要素がある
のか、客観的に自分自身をよく見るというクセをつけた。それは間違いないですね。

渡辺)それって役者じゃない人にも役に立つことですよね。

他人の気持ちになって物を考えられるようにならなければいけない。一番いい方法は、例えば
ケンカになったとすると、相手が悪いと思っていても、立場が逆転したらどうなるだろうと考えて
みたら、怒るのは当たり前だなということがわかるようになるんですよ。
これは、すっごい役に立ったですよ。

渡辺)それが黒澤さんと出会わなければ気づかなかった?

考えてもいないですね。人間というものを探求しようという心、これは半端無いということですよ。

渡辺)役者であろうと監督であろうと映画の中で、この人物をどう描くかということを真剣に
   考えているっていうことですよね。

この状況、立場であればどういう表情をするのか?ということにものすごく興味を持つように
なりましたよね。

渡辺)若い頃に、出会いとか体験があって・・・。

黒澤さんとの出会いは、人生を根底から変えられたんです。

渡辺)これだけじゃもったいないんですけど、番組には時間というものがあるんでね。

黒崎)とても残念ですが。

渡辺)「ゴー!ゴー!若大将フェスティバル」というのがございまして、6月17日と18日に大阪で
   開催となります。奥田民生さんがTHE King ALL STARSと一緒に、水曜日のカンパネラ、
   ももいろクローバーZ、さだまさしさん、ひめ風。八代亜紀さんも登場される。

八代亜紀さんに曲、プレゼントしてるんですよ。それを一緒に歌うか、歌っていただくか。

渡辺)まだ我々が知らない曲?

全然知らないですよ。お渡ししたばっかりですよ。

渡辺)司会がBOSE。ぼく長いんですよ、BOSEとは。

BOSE君はTHE King ALL STARSのメンバーですからね。THE King ALL STARSは若い人が
僕より48歳年下です。48歳年下のメンバーと一緒にやってる。
そこらへんがいいんじゃないですか〜!!

渡辺)ぜひ、そんな加山さんをご覧になりたい方、ご参加いただければと思います。

お待ちしてま〜す。

黒崎)進化し続ける加山雄三さんですよね。今夜は俳優でシンガーソングライターの加山雄三さん
   をお招きしまして映画監督の黒澤明さんについて伺いました。ありがとうございました。

ありがとうございました。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

2017年09月28日新設