新栄トークジャンボリー      
(CBCラジオ 6月11日7:00〜11:55)      

 6月11日に放送された「新栄トークジャンボリー」で加山さんが
 お話された内容を紹介します。パーソナリティーは小堀さん。

第2部 

小堀)ほんとに日本映画の伝説のような方とも、一緒に仕事されてたじゃないですか?その世界も
ありながら、バンドもやって、音楽もやって。ベンチャーズとはどちらかというと盟友に近い。
ビートルズに会って。日本に滞在しているビートルズの写真に、加山さんのアルバムが置いてある
のがあった。

ありますよ、ビックリしちゃって。

小堀)東芝EMIの高嶋さんが・・・。

彼が僕を連れてってくれたんで、レコード会社が同じだったことも思って、持ってきたんですよ。

小堀)ポールと一緒に写ってて。

ポールじゃなくてジョン・レノン。今は拡大出来るからわかるんであって。これはハワイのヨット
だからね、ダイヤモンドヘッド。

小堀)ビートルズ、聴いたんでしょうね。

冗談じゃねえ!止めてくれ!止めてくれ!って。なんでだって?いいんじゃないか、聴いてるん
だからって、言われて。それよりあんたたちの新しいの無いの?って。わかったって出してきたら、
まだ発売前の真っ白の名前はまだ決めてないんだって。しばらく経ってから世の中に出てきて、
これ一番最初に聴いたの俺だ、みたいな。

小堀)その落差というか振れ幅。黒澤明監督があり、ベンチャーズがあり、ビートルズの世界が
   ある。普通の人はどっちかに特化していくと思うんですけど。すごいですよね。

エルヴィスにも会ってますからね、僕。エルヴィス、2時間ぐらい話してくれましたよ。友だちに
一番最後に並んでろ、って言われたんですよ。ウチのカミさんと友だちの3人だけ残って、中に
おじいちゃんの付き人が居るだけ。手招きされて入っていって。もう舞い上がっているから、
なんて言おうって、貴方の趣味は何ですか?そしたら空手だって。だから歌の終わりにそのポーズ
するんですね?って。お前はブラックベルトか?って聞くから、僕はホワイトでも何でもないです
よって。そこから親しみのある話し方に変わって。それまでは気取ってるの。それはすっごいよく
わかるの、俺。隣の部屋に来いって言われて。ずら〜っと、衣装が何百着ある。全部説明し始めた。
大変。普通は10着ぐらい行ったら、あとはデザインの違うのだとか言うじゃないですか!?止まら
ないんだ。僕が感じたのは、この人、変。どこまでいい人なのか?とかね。サンキューって言ったら
止まったんですよ。あっ、そういうことだったのか!?あとで気が付くわけ。申し訳なくて
謝っちゃったですけどね。このベルト持ってみろ!?って。ものすごい重いの!鉛で、
インディアンが手彫りで彫ってくれたんだよね。エルヴィスは女性が好きなんだろうね、俺が
聞いても答える時は全部カミさんの顔を見て話す。今は、カミさん喋れるようになったけど、その
当時は全然わからないから説明してよって。

「好きにならずにいられない」加山雄三

小堀)加山さん一時ステージ衣装を真似してましたよね

武道館で、そっくりの作って、白いマフラーをね。あれ、かっこいいんだよね。飛んで行くん
だよね、僕のは飛んで行かないでヒラヒラヒラって。全然素材が違うんですね。気分だけ
エルヴィスになったことありましたね。

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

小堀)ベンチャーズのメンバーがモズライトは重たいから座って弾いてるなか、加山さんは立って
   弾いてる時期があったし。

テレビで最初にベンチャーズとやった時に、モズライト1セットくれたんですよ。ベースとサイド
ギターとリードと。全部ホワイトで。周りから宝の持ち腐れだって言われてね。こっちは下手
(へた)なのに、その当時ものすごく高かったらしいの。誰も手が届かない、高嶺の花。それをね、
いとも簡単手に入れやがってみたいなこと言われて。しょうがないだろ、くれたんだから、って。

小堀)それがあるから、加山さんは今、関わってらっしゃる若いミュージシャンに、ことある
     ごとにギタープレゼントされたり。

前にトリビュートしてくれた人全員にプレート全部付けて名前も入れてプレゼントしましたよ。

小堀)アルフィーの高見沢さんは宝物のように。

彼は五百何十台持ってるから。気持ちだけ、そう思ってもらえると嬉しいですけどね

小堀)アルフィーが「夜空の星」をカバーしたじゃないですか?これは相当なリスペクトがないと。

そうですね、あれだけのアレンジをちゃんとしてね。

小堀)加山さん一緒にステージで歌ったことあるじゃないですか?

高いところは彼らがやって。

「夜空の星」(若大将50年バージョン)

小堀)すごく可愛がってらしゃった加瀬さんが・・・。

ビックリしましたね、ほんとに。

小堀)ケネディハウスのライブは?

ずっと続けてます

小堀)加瀬さんの著作を見ると、加山さんが好きで好きで、しょうがなくて。学生時代から入り
   浸っていたと書いてありますね。

茅ヶ崎に住んでたんですよ、すぐ傍に。だから年中、居た。
布施明君とかね、いろんなアーティストが家に遊びに来ましたよ。

小堀)そんな人たちがいっぱいだったのに、今や、6月17日は奥田民生with THE king ALL 
   STARS、水曜日のカンパネラ、モモイロクローバーZ、そして氣志團も。
   18日は、さだまさし、ひめ風、八代亜紀さん。

andmoreがもう一人、あるんですね。それはサプライズですね。

小堀)つぎ、どうです?5回目の成人式!?

それは!?知らないですよ!

小堀)スルッと知らないうちにやってたりして。

気が付いたら、そうなってたりして

小堀)逆に、こっちが居ないという!?

そんなことはないですよ!いやいやいや、それは、I Hope ですね。

小堀)I Hopeと言えば、この先、したいことや夢とかって?

ありますよ、もちろん!いろんな夢がありますが。燃料の要らない、自力で走れる、風が無くても
走れる、再生可能エネルギーだけで走れる船を作りたいなあと思ってます。

小堀)エコシップですね。

これは太陽光発電と風力発電、あともう一つは水素ですね。水素と言うのは危険極まりないん
ですが、今は燃料電池車としてタンクが素晴らしいのが出来るようになってるんですから。水素
ってなぜ危険かというと、どんなタンクでも高圧にすると漏れちゃう。完全に漏れないように
することに成功したのがトヨタですね。カーボンを使う。カーボンとチタン合金を使って大きな
タンクを作って。軽量なやつをいくつも積んで。電力を消費しない時に真水を電気分解して水素に
してポンプで圧縮して貯めていくんですよ。風も無く、太陽も無い。どうするんだって言う時に
電池で走る。それもダメになった時に初めて水素を使って酸素と結合すると出てくるのは水ですよ。
で、電気が起きる。それで走る。

小堀)スーパーエコシップですね。

設計図が段階を経て、3回目ぐらいになってるんですけど。一つ一つが進化しちゃってるんですよ。
コンピューターも小さくなってくるし、断熱材も塗料で断熱するというのを発明した人が居るん
ですよ。ベニヤ板に塗っただけ。そういうのが進化してるんで、重量計算も変わってきちゃうん
ですよね。

小堀)いつか、それの出来上がったニュースを拝見するのを楽しみにしながら・・・。

なるべく5回目にならないようにね。オリンピックまでには何とかしたいなと。

小堀)進化し続ける80歳、加山雄三さん。

ありがとうございます、ほんとうに。

小堀)また、お会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました。

はい、楽しみにしております。聴いてくださって、ありがとうございました。ごきげんよう!

  

ここまでを期間限定で音源を掲載いたします。(掲載終了しました)

 

2017年10月19日新設