ロックフェス〜やれる限りやる! 

小林)「リミックス」を出してる、「レア」なのを出してる。きょう、かけないけど
   「トリビュート」も出してる。それで来年の1月13日の大宮ソニックシティから
   初日で全国を16か所回るんだけど、1回1回にビックリなシークレットゲストが居て、
   それは誰にも言ってない?

言ってない。大変な連中が出てくれる。まさかと言うのが出てくれる。

小林)まさかが!?まさかクラスをいろいろブッキングしてるんですね?加山さんを追っかけて
   くる人、居ます?

居ます!すごいですね、もう大変ですよ。

小林)加山さんは、ロックフェスなんかも独特な出方をして。大観衆を前にして、気分がいい。
   50年前に帰ったみたいだって。

そうですねえ。僕はロックをやりたくて、この世界に入ったようなもんだから。それが鼻こすって
になっちゃって。全然方向が違うんだよね。今頃になって、ロックをやったって、しょうがないと
思った時に、若いスタッフが、今こういう連中が居るんだけど、と言って、集めてくれたのが、
すごいロックのバリバリの連中のリーダーばっかり。俺の当時の曲を1度聴いてみてもらって
くれって。聴いたら、これ、今行けるじゃないですか!?って。いまなりにアレンジして一緒に
やってくれる?って、言ったら、やりましょう!って。それで、アラバキから始っちゃった。
みんなキャ〜ッ!でしょ。今は、みんな茶色い声になってるのが、黄色い声が戻ったような。それで
フジロックに出られたんだ!?最初はオレンジコートに出ましたよ。前の日は2,500(人)だって
聞いたから。3,000(人)ぐらい来てくれたら、いいなあって。THE King ALL STARSっていった
って、まだわからないだろうな?とか。でも情報って早いんだよね。満杯なっちゃって。

小林)今はそのチカラはすごいでしょ?

それで満杯になって札止めで。それで気分良くして。翌々年、2度出るというのは、あんまりない
らしいんだけど、メインコートに出てくれって。嬉しいな、やってみようぜ!って。やってみたら
2万5,000人。気分いいねえ!若い人はノリがいいから。加山雄三というのは、結構、御爺ちゃん、
お祖母ちゃんがレコード聴いてたり、お母さんが聴いてたとか。と言う若い人たちが、この曲
知ってる!とか。そういう年代がつながるというのが音楽のすばらしさだと僕は思うんだ。

小林)加山家は年代上げてますよね、お父様が上原謙で。僕が大学1年の頃、加山さん東宝に出られ
   てて。やっぱ、加山雄三だよ!って言ってたら、叔父が、お前、親父を知らねえだろ?加山
   雄三の。親父はすごいよ、加山雄三なんて・・・。って、喧嘩になるわけ。日本人を幸せに
   したり、お風呂で鼻歌で歌わせたりした。国から表彰されてますね?

都民栄誉賞はもらったけど、いやいや・・・なんとか小綬章を。

小林)忘れちゃいけない、知らないんだって!?ポールなんかにも必ず聞くんだけど、いつまで
   やるんだ?と。そしたら、そんなこと、なんで聞くんだ?って。いう反応が多いんですよ。

僕も咄嗟にそう思いましたけどね。

小林)そう思った?馬鹿なこと、聞くんじゃないよ!?って?

やれる限り、やるでしょ!?それが自分の役割だと思ってるから。好きだし。音楽を好きだった
ことが、私の人生最高の出来栄えだなと思う。音楽は生涯の親友だと思ってる人間ですから。

小林)加山さんが、頑張るということは、すっげえ大切なことなんですよ。俺、わかった、今。

なんだ?

小林)加山さんがやってるんだからって、みんなが思うじゃん!?

そういうことね!?長老としては頑張らないとね。

小林)ユーミンだとか、陽水だとか、桑田佳祐が60代ですよ。彼らと話をすると、60代は60代の
   音楽を作っていくんだと。それと責任が生じるじゃないですか?今まで引っ張ってきたん
   だけど、こういうようなやり方で良かったんだろうか?って。常に反省しながら、悩んだり
   とか考えて・・・。

そうだと思う。みんななぁ。

小林)そういう時に、おい!?加山のじいさんが居るよ!?星ですよ、目標ですよね。

今じゃ、スターダストで、ダストが付いてるとおもうけどさ。

小林)本当にきょうはありがとうございました。

とんでもないです、久しぶりに会えて。

期間限定で加山さんのコメントを音源でご紹介します。

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(6月下旬音源配信終了予定)

  ロックフェス〜やれる限りやる!

2018年05月24日新設