エコシップについて 

 

吉田)脇目を振らず、自分の仕事や勉強など、すべきことに専念するとその運気は、いよいよ
   盛んになるということですが。今、取り組んでらっしゃることなんか、ありますか?

今は船の設計ですね。作曲もしなくちゃいけない。

道上)船は、ずいぶん大きいのを何年がかりですか?

もう、設計に入ってから6年経ってますね。なんで時間がかかっているか?というと、中に使う
ものが日進月歩で進化しちゃって、困ってるんですよ。バッテリーすら6年前と違ってるん
ですよ。重量と容量と耐久性が。それと断熱材、ペンキみたいなので済んじゃうんですよ。

吉田)えっ、断熱材が!?

ベニヤ1枚の上に塗って、氷を乗せても全然溶けない。塗ってないところのはどんどん溶けて
いく。それで防音にもなるんですよ。ということは船の軽量化、重みが変わってくるから。

道上)何艘目でした?

え!?今の船?24隻目ですかね。ほとんど馬鹿ですからね。

道上)長さは、どれくらいですか?

98mですかね。それくらい長さがないと大きな波の場合はダメなんですね。脚を付けて、ローワー
ヒルとアッパーヒル、船が上と下に分かれているんですよ。脚でつないで。例えば10mの波は10m
下にいくと1mの波になるんですよ。だから10m下に船体がある。それを脚で10m上に上げると
1mぐらいしか揺れない。結局、98mの長さがあるとほとんど揺れなくなる。そのバランスを取る
ためにはいろんな方法があるんですが、スタビライザーが常識ですね。スタビライザーは抵抗値で
倒れないようにする。それを逆に噴出するということで、その抵抗を逆にする。抵抗で押さえて
上に持ち上げるんじゃなくて、噴出することで持ち上げる。そうすると進む方向へチカラが働く
じゃないですか!?抵抗がすくなくなるとエネルギーが少なくて済む。再生可能エネルギーだけの
船ですから。燃料ないんですよ。ソーラーパネル使って、風力発電と水素。水素は水が取れれば
電気分解で分解してタンクの中に入れる。タンクが問題ですけど。水素は分子が一番小さいん
ですね。どんな鉄でも抜けて行っちゃうんですよ。炭素繊維を中に入れると水素分子は出ない。
だから水素自動車のタンクは相当優秀なタンクなんですよ。それと同じようなことをやらなくちゃ
いけない。

道上)ということは、10年、20年前よりは相当軽くなっている?丈夫で?省エネで?

そうです!

道上)これ、人工知能なんかは使わないんですか?

これは、よく聞いてくれました。ちゃんと、自己学習コンピューターを付けます。

道上)どういうことですか?

いろんな海流や海象の今までのデータを全部インプットしておいて、その海域に行った時にどう
判断してどういう航路が一番いいかとか。考えてくれるんですよ。私、考えません。

道上)加山さんはデータを入れてるだけ?

そうですね。世界中の海流とか気象、海象条件を覚えちゃうんですよね。その中から判断すると
いう事ですよね。自己学習コンピューター、今は小さいですよ。

道上)今の前半の部分の話は全然分かっていない。

水素は酸素と結合させれば電気が起きるじゃないですか、要はモーターで走るということです
からね。なんで、それが必要かというとね、北極とか南極に行くとね、太陽はほとんど水平線を
横切るだけなんだよ。風が無くなって真っ暗闇になった時に水素を少しづつ使って走る。それは
非常用ですけど。

道上)ということは南極や北極に行く予定なんですか?

七つの海には、北氷洋、南氷洋が入りますからね。ちょこっと行けばいいんです。

道上)これ、占いの話から、かなり進みましたね。

吉田)願い事は叶うと出てますので。

嬉しいですねえ。今年から始めないと間に合わないんです。もう1,000日切ったですから。

道上)あっ、東京オリンピックまで?

ええ。

道上)東京オリンピックの年にスタートさせるんですか?

いや、そうじゃなくて、その時には、もう出来てる。世界を回ることじゃなくて、意識改革の
ために造るということでね。

道上)どういうことですか?

災害救助船として使うんですけど、再生可能エネルギーだけで人間はこれだけの生活が出来るんだ
ということを。そういう気持ちに一人一人がならない限り、エコということは成り立たないと思い
ます。行政がやってもダメ。会社、企業がやったとしても、それをやめさせようとする、邪魔する
ことばっかりですから。世界の人々が、一人一人これじゃいけないと、意識改革を持って。
トランプさんもパリ協定を脱退するなんて、あんなの、どうしようもないですね。

道上)その船でトランプさんのところに行かれたらどうですか?

いやいや会いたくないですね。会う必要もないと思います。

道上)意識改革は大事でけど、実践されてる人はそう居ないですね?

居ないです。少しづつは居ますから。自分家の庭にソーラーパネルを設置してる人、居ますよ。

道上)自分たちで、もうちょっと考えていく?

再生可能エネルギーだけですべてが出来るはずなんです。波力発電といって、波の振幅でも発電
出来るし。地熱発電も。いろんなことを考えながら、うまく使いまわしていって、完全にエコに
なったならば、発生する二酸化炭素は無いですから。

道上)船の名前は、「加山雄三、エコドリーム」と付くんですか?

一応、エコシップとなっていますけど。災害救助船ですね。被災された方を1,000人ぐらい取り
入れて、治療も出来ること。あと、CAS冷凍を考えているんですけど。セルアライブシステム。
細胞を壊さずに冷凍する方法で、千葉の方が40年かかって考えたすごい方法で。例えば、お寿司を
そのまま冷凍して、1年半経って自然解凍したのが握りたてのように食べられる。機械が大きくて
重いので、CAS冷凍で冷凍したものを普通の冷凍庫に移すのは大丈夫なので、普通の冷凍庫に
1,000食ぐらいを入れておく。災害被災地に行って、解凍して食べていただく。

道上)それで巨大なクルーザーに?

クルーザーというか、とんでもない恰好してますけど。真水は1日150トンぐらい作れるんです。
電気は毎日850kw。

道上)水は海水ですか?

海水から真水に。淡水化装置で、モジュールを使って高圧で濃塩水と淡水に分ける装置です。
それにミネラルをちょっと足すと普通の水になるんですね。そういうことをやって、どんどん
進化してるんですね。

道上)物理と科学の授業を聞いてるみたいな。2018年のお正月に夢ある、新しい生き道を実践
   なさっている加山さんのお話を伺いました。今年はこの夢でいい年になりそうです。

ここまでを期間限定で音源でご紹介します。

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(6月下旬音源配信終了予定)

2018年6月7日新設
2023年12月9日更新