「ウルトラヒットの道標 君といつまでも」 
 (あさぼらけ ニッポン放送 4月16日 05:00〜6:00)

上柳)「ウルトラヒットの道標」、今回は加山雄三さんの登場でございます、おはようございます。
   よろしくお願いします。

おはようございます。よろしくお願いいたします。

上柳)これ、収録で行っているんですが、加山さん、ニッポン放送にお越しになった早々、クリーム
   ソーダを一瞬にして・・・。

ビックリした!クリームソーダを見えた時には、誰かのだろうと思った。俺のを用意してくれてた。
これはすごいね!

上柳)加山さんはニッポン放送へいらっしゃると喫茶室で必ずクリームソーダを召し上がるという
   のは、みんな知ってますんで。電話をいただいた段階で注文しておきました。

それは嬉しいですよ。

○若大将フェスティバル 第一日目について

上柳)目の前にチラシがありまして、「ゴーゴー若大将フェスティバル」が6月16日、土曜日と
   17日、日曜日に東京国際フォーラム、ホールAで行われまして。豪華なゲストの方が
   いらっしゃいますね?1日目、危険ですよ、この日。さだまさしさん。

話5分、って言ってても、30分喋っちゃうからね。

上柳)面白いなと思ったのは、前川清さんとクールファイブの皆さんがいらしゃるんですね?

僕はね、前川清さんの歌が大好きで、カラオケでやるのは全部演歌なんですね。結局、清さんの
歌を歌うのが多くなってたのね。何故かと言うと仲間もみんな好きでコーラスが出来るの。
♪わぁわぁわぁわぁ〜♪って。それをみんなやりたがるわけなのよ。

上柳)♪こうべ〜♪ってやってるわけですね。

♪ないてどうなるのか〜 う〜う、う〜う♪っと。

上柳)そして「BEGIN」の皆さんが。この土曜日は、きっと終わりが見えないと思います。
   17日のことは、また後日。今聞いて、あっ、演歌だったのかと思ったんですけど。

○「恋は紅いバラ」裏話

上柳)元々はポップスとかアメリカのロックがお好きで。後に自分でどんどん曲を作っていく
   わけですが、「ウルトラヒットの道標」ということで、ヒット曲の裏側の話をお聞きする
   コーナーなんですよ。

あっ、いいですね。

上柳)CD「ベスト&レア音源」が、去年出てまして。実はきょうは「君といつまでも」の話を
   伺おうと思ったんですよ。でもね、「君といつまでも」の前に、私達は「恋は紅いバラ」が
   好きになるんですよ。
(BGM 「恋は紅いバラ」)
   「恋は紅いバラ」があったからこそ、「君といつまでも」だったような気がするんですけど?

仰る通りでね、「恋は紅いバラ」は、大学時代に「DEDICATED」というタイトルで、英語で
作詞作曲した曲でした。それを映画の撮影の時に、プロデューサーに歌あるか?って言われた時に、
英語の歌を出したら、英語はダメだ!って。だけど、ハワイで撮影の最中に英語でやっちゃえ!
って。ウクレレで歌うじゃん。

上柳)「ハワイの若大将」ですよね。僕、親に連れられて観た一番最初の加山さんの映画なん
   ですよ。だから目茶目茶記憶に残ってるんですよ。

それの前は、自分が作った曲でないのを、歌わされて、いやでいやで、しょうがなかったんだよ。

上柳)ちょっと俺の世界とは違うぞって?

まるで違うなあって。ほっほっほぉ〜、俺は若大将なんて、馬鹿野郎って。

上柳)「日本一の若大将」。

スローナンバーだけど、エルヴィス・プレスリーのナンバーみたいのを作ってみようって、作って
あったのを向こうでウクレレで弾いちゃったんだよね。やっちゃったものは取り返しがつかない
から、そのままOKになって。でも、日本語にしろってなって岩谷時子さんが日本語を付けて、
それをレコーディングして出したらば大ヒットしちゃったんだよね。

上柳)あの当時で20万枚ぐらい?

25万枚ぐらいって聞きました。結局、それでそういう方向性?

上柳)三連ロッカバラードってね。いい感じですよね。

○「君といつまでも」裏話

それですぐに渡辺 晋さんがね。

上柳)ナベプロの創設者ですよ。

彼がすっ飛んできて。「加山君ね、あれと同じコード進行でいいからさ、もっといい曲作ってよ」って。

上柳)加山さんは東宝の専属俳優でしたよね。なんでナベプロが出てくるんですか?

東宝の音楽関係というものを、ナベプロと仲良くやってたみたい。同じコード進行、出来ないこと
ないけど、あんまりやる気がなくて。

上柳)そう言われちゃうと、へそ曲がりな感じがする加山さんが素直にやるとは思えないですけどね。

似たものじゃなくて、それ以上、いい曲を書けってね。

上柳)それで、どうしたんですか?

全然やってなかったんだけど、明日締め切りだぞって電話がかかってきて、適当にやっちゃぇって。
夜、適当に、ピアノに向かって、1時間半ぐらいで。こんなもんでいいべなって。書くのも面倒
くさいから、テープに録って、音源をそのまま渡した。それで、俺は関西の撮影所に行っちゃった。
カラオケが出来て、関西の毎日放送のスタジオでレコーディングする。想像絶する前奏の良さ。

上柳)編曲が良かった。

森岡賢一郎さんはクラシックをちゃんと勉強してる人だね。対旋律がいいんだね。ビックリして、
ノリノリでレコーディングしましたよ。
  

上柳)350万枚ぐらいといわれているヒット曲になりました!ああ、難しいとこだな、「恋は紅い
   バラ」を聴きたかったけど、今、編曲が素晴らしいという話を聞くと、きょうは「君といつ
   までも」をお聴きいたしましょう!?
   加山雄三さんをお迎えして今週お送りします、よろしくお願いします。

まいった!?

○「君といつまでも」(オリジナルバージョン)

ここまでの音源を期間限定で紹介します。

下の”ウルトラヒットの道標 「君といつまでも」”をクリックしてください。
(9月下旬音源配信終了予定)

 ウルトラヒットの道標 
 「君といつまでも」

2018年08月16日新設