元気のみなもトーク(4)   
 (ニッポン放送 6月14日 8:53〜8:58)      

加山さんが「元気のみなもトーク」の今週のゲストとして
出演されました。短い時間ですが、金曜日まで毎日出演
されます。

MCは垣花 正

垣花)きょうの質問は、加山雄三さんにとってのリフレッシュ法は
   何でしょうか?

リフレッシュというか、毎日が新しいスタートという風に僕、
思ってるんで。必ず、朝、風呂入るんですよ。水をかぶるの。
水道の水だから、真冬は痛いぐらい冷たいです。でも、それを
頭から、ぶっかぶると全身、目が覚めるという感じで。

垣花)生まれ変わる作業なんですね?

毎日、もう何十年間やってます。
ほんとに朝からリフレッシュですね。

垣花)わかりました!きょうもよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

垣花)きょうは「光進丸」のお話なんですけど。「光進丸」が
   燃えてしまった時に、ワイドショーで拝見した加山さんの
   表情が、こんな表情は見たことがないというような。
   悲しみに暮れた顔で。

そうでしたねえ。ほんとに辛かったですけどね。いい思い出だけ
は残ってますけど、思い出が良ければ良いほど、もうこれからは
そういう思いが出来ないんだなあと思うと辛いものがあります。
「光進丸」は、37歳ですよ。普通、船は30年なんですね、限度
がね。もう寿命だったなあとは思うんですが、僕は、それだけの
役割をいろいろ。僕らに幸せをたくさん与えてくれたんで、感謝
の気持ちで見送りました。あんたは偉かったよぉって。他に類焼
がない、人的被害がない。まったく影響なし。ただ、地元の人
たちが不眠不休で、二日間かかって消火活動をやってくれまして
ね。水をどんどん上からかけて沈めたんです。それで完全に沈下
したんです。後で水を抜いて引き揚げて、台船が来るんです。
サルベージ船ですね。その台船の船の名前が「幸神丸」って、
言うんです。

垣花)え〜えっ!?

同じ名前。

垣花)偶然ですか!?

偶然です。読み方は「こうしんまる」だけど、字が違う。
「幸せ」の、「神」の、「丸」。

垣花)そっちですか!?

その「光進丸」がね、神様の船にね、抱かれて解体する場所へ
持って行ったもらえたんだ。これは、もうジ〜ンときたですね。
そういう導きにあったんだなあと。役割と言うものがあって、
終わって。僕自身には、どういう試練かなと考えたんですけど。
お前は、そうやって海で遊んでいる場合じゃないよ。残された
人生、他人の役に立つことを考えろ!?と、いう風に天から
言われたな、と。そう感じましたね。

垣花)「光進丸」という船は、加山雄三さんに、こんなに愛して
   もらって、そして最後は、「幸せ」の、「神」の、船に
   運ばれていくんですから、幸せな船だったかもしれませんね?

そうですね、自分で自分がわかってたような気がするんです、
「光進丸」自身がね。なぜかっていうと、自分は老朽化して齢を
取ってる。だからと言って、解体されるのも嫌だなあ。どっかへ
売却されて、違う人が私を運転する、それも嫌だなあ!?結局、
自爆したんだろうなと僕は思います。結局ね、原因不明なんです。

垣花)ほんとに生き物のように。

それで、何の被害も出さないで。静に死んでいった。お見事な
最後でしたと、思いました。

垣花)加山さん、明日もよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ここまでの音源を期間限定で紹介します。

下の「元気のみなもトーク(4)」をクリックしてください。
(7月中旬音源配信終了予定)

 元気のみなもトーク(4)
   

2018年06月14日新設