小倉）突然の脳梗塞で入院なさった加山雄三さん、82歳です。不屈の若大将は無傷で還ってきました。
　　　歌手として復活のステージに先駆けて、会いに行ってきました。

姿を見せたのは、先月８日、軽い脳梗塞で緊急入院した加山雄三さん、82歳。

小倉）加山さん、心配しましたよ。

ご心配ありがとうございました。

小倉）加山さんに一番似つかわしくないじゃないですか、「脳梗塞」なんていうと。

本当ですね、びっくりしましたよ。

小倉）脳梗塞のきっかけはあったんですか？

あったんですよ、やっぱりね。右脳が・・・梗塞が
できたんですよね。そしたらね、左手が全然何も
していないのに自分でこうやって動いてるの。
気持ち悪いよね、これは。こうやって押さえたらね、
他人の手みたいなの。ものすごいチカラで持ち上げ
てくるの。それで、これ、おかしいって家内に言っ
たらね。”それはすぐに連絡して”ってバババー！
ってね。病院に連絡してね。それで即、次男が飛ん
できて10分で病院に着いたの。早かったの、その
対処がね。

小倉）でも元気そうですね。

（後遺症が）何も残らなかった。大きな影響がなんにも出なかったんですね。だから「嘘だろ？」て
言われちゃったりね。

脳梗塞による後遺症などは無いと診断され、先月19日無事退院。
退院から６日後、「とくダネ」のインタビューが復帰後初の取材となった。この日は大型バンド
「加山雄三＆THE　ROCK　CHIPPERS」のメンバーも同席。バンド名の由来は、メンバーの年齢。
全員が60代（ロック）70代（チッ）、80代（パーズ）でロックチッパー。

小倉）今年の春、免許返納なさったでしょ？

はい、返却しました。

小倉）加山さんは、大丈夫な気がするんですけど？

いやいや、それは絶対侮ってはいけないです。絶対
に高齢になった時の判断力っていうのは、自分で
やってみりゃ分かりますよ。全然衰えていることに
気がつかなきゃいけないし、ちゃんと返納すべき。
80（歳）になったらもうダメですよ。

小倉）何で気がつきますか？衰えに。

それを判断したのはね、ゲームでね。反応がちょっと悪くなった。

小倉）ゲームの反応が悪くなったから！？

点数が伸びない。なんでだよ。それで反射神経とかが、だいぶ鈍ったなと思ってね。運転とか全部影響
すると悟ってね。これは安全のためには絶対と言ったら、家内が大賛成。

こうせつ）加山さん、好きな女性のタイプって、一言で言うとどんな方？

好きな女性のタイプ？そうね、やっぱり優しい人がいいね。

小倉）なんで最後にそういうの聞くの？

脳梗塞を乗り越え、”永遠の若大将”は、益々元気な姿を見せてくれそうだ。

小倉）実に楽しいインタビューだったんですが、これは「ＦＮＳ歌謡祭」の二日目に、加山さんが新曲
を歌うんですよ。皆さん引き連れて。その収録日だったんで、行ったんですが。元気に歌って
ましたからね。加山さんは自宅に居て、急に左手が持ち上がってきた。これは、おかしいぞと
思って。息子さんに頼んで10分で病院に行ったんだそうですが。患部が８mmずれていたら、半身
不随になっていたかも分からない。そう医者に言われたんだそうです。退院を発表して５日後
ですからね、このインタビューが。まったく後遺症なし。加山さんはだいぶ前からお酒もまった
く飲まなくなったし。携帯電話を今年になって、やめたんです。俺だけにやめたの？って聞いた
ら、”そうじゃねえよ、みんなにやめたんだよ”って。なぜですか？って聞いたら、”俺さ、
返事を書かないと気が済まないから。そうすると、ちょっとシンドイことがあるんだよね”って。
正直な気持ちで答えてくれました。そういうことも含めて、免許を返納したり、自分のコンディ
ションのことは、よく分かってらっしゃるね。

ここまでの映像を期間限定で紹介します。

下の「加山さんに小倉が聞く（縮小版）」をクリックしてください。

全体版は下の「加山さんに小倉が聞く」をクリックしてください。

２０１９年１２月０５日新設