jpoptalking(3月14日)その2

田家)イントロとか、加山さんの曲みたいと思いながら。でも、
   やっぱり高見沢節の入っているという。そして、コーラ
   スが、これこそ”ALFEE”という、そういうコーラスです。
   いろんなバージョンが入っているんですね。このバー
   ジョン違い、面白いですよ。メインがそれぞれ違っている
   んです。この他に「ボーナスカット」。これがね、中々
   普通のシングルでは聴けません。「プロジェクト始動
   カット」から始まる11カットもあるんです。例えば「谷村
   さんは仕事が速い!」「加山さん喉が強い!」「森山さん
   キーが高い!」「さださんスタジオイン〜加山さんバッ
   チリでした」「石田さん間違えてブースに入る」「桜井
   さんheyがひとつ多かった」「さださん・高見沢さん バイ
   オリン掛け合い、プログレ魂注入」というタイトルの
   ついたカット。和気あいあいとした親密なスタジオの空気
   が収められております。
   そういう加山さん好きですという流れが始まったのが1997
   年のトリビュートアルバム「60candles」辺りからだなあ
   と思うんでインタビューはそんな話から聞いております。
   そして体調の話まで。
   インタビューの後はさだまさしが歌う「旅人よ」をお聴き
   ください

 加山さんインタビュー その2

田家)世代を超えたリスペクトというか、いろんなミュージ
   シャンが集まるというのは?

そりゃあ嬉しいですよ。なんていったって、とっても嬉しい
ですよね。

田家)最初は97年の「60キャンドルズ」。

あ〜あ!?

田家)それにアルフィーも森山さんも、さださんも、こうせつ
   さんも入ってるわけで。

そう、その通りだ。60歳の「60キャンドルズ」だよね。

田家)当時の60歳という年齢と今、間もなく83(歳)になろう
   というこの年齢で改めて振り返る60歳というのは違う
   もんですか?

そりゃあ昔は60(歳)だったら若いなと思ったけど、その時は
すごい年取っちゃったなあと思った。それよりさらに23年も
経ってると複雑な気持ちになるわな。

田家)複雑な気持ち

複雑だよね。こんなに長生きしてて良いのかなと思ったり、でも
まだ頑張らなきゃあダメだなと思ったり。身体だけは気を付けて
くださいね、は〜いっていう感じ。

田家)身体のことが今、出ましたけども

脳梗塞の話でしょ?

田家)どうやって触れようかな?と思ってたんですけど

脳梗塞は、まさか!?と思ったね。でも自分で発見出来たって
いうのが、すごいなって思ってるんですよ。なんで左手が自分
の意志と関係ない動きをするんだろう?って思った時にね。
これは脳がヤラレタに違いないと。自分で確信して20分後くら
いにはカミさんに”おかしい、左手がこんなになって勝手に動
いてるんだって。絶対右脳がヤラレテルに違いない”って言っ
たら、即電話してくれて病院へ。結局9日間入院してました
けどね。だから何の後遺症も残らない。

田家)ツアーに戻られましたもんね。皆さん心配しておられる
   と思いますけど。早期発見だったから。

そうなんです。即対応したのがものすごく良かった。だから
カミさんの力(チカラ)は偉大だと思いますね。

田家)今週と来週インタビューは、加山さん元気ですよ〜!と
   いうのをお伝え出来たらというのも趣旨の一つでもある
   んですけど

ありがとうございます。

田家)今回のシングルの中でも、スタジオでの雑談がいろいろ
   入ってまして。「加山さん喉が強い」というのがあり
   まして。高見沢さんが感心したように

喉が強いといのはおかしいね。確かに声帯は丈夫ですね。声の
トレーニングをする時は英語の曲が多いんで。

田家)あっ、そうなんですか!?

トレーニングというほどでもないんだけど。声の出し方なんか
結構するんだけど横文字の歌が良いですね。

田家)声帯の使い方が違うっていう話は聞きますね

声帯も筋肉でしょ。筋肉で出来てるから筋トレやってるような
もんだからね。だから俺は英語の歌。特に風呂場で歌うのが
良いんだね。湿気が多い所でね。

田家)プレスリーを?

いや、「アメイジング・グレイス」が一番良いですね。それを
良く歌うね。

「加山さんのインタビュー その2(3月14日)」の内容を音源で
お楽しみください。(時間 4分00秒)

下からどうぞ。

 

♪旅人よ  さだまさし

田家)高見沢さんから、加山さんのファイナルコンサート
   の時に「加山さんは本番前に1回全部やるんです。
   だから1回のコンサートで2回(分)歌ってるです。
   それをしないと本番で声が出ないって」って聞いた
   ことがありまして、ビックリしたことがありました
   が、その秘訣がお風呂で英語の歌を歌う。これは
   ボーカリストの人から良く聞きます。これは中々参考
   になる発言ではないでしょうか。
   加山さんが音楽をやるようになったきっかけは8歳の
   時に叔母さまが弾かれていたバイエルを聴いた時に
   自分も弾こうと思った。で、14歳の時に処女作「夜空
   の星」を書いてるんですね。バンドは大学の時に組ん
   だカントリーバンドで英語で歌うようになったんです。
   日本語で歌うようになったのは作詞家岩谷時子さんに
   勧められたからなんですね

 

 

2023年8月29日新設