やさしい夜遊び 加山さん特集
(Tokyofm 4月11日)
桑田佳祐さんが、ご自身のラジオ番組「やさしい夜遊び」で、加山さんの誕生日を
祝って「加山さん特集」を組んでくれました。レポートしましたのでお楽しみください。
 
 加山さん特集 その1
上をクリックすると以下の内容が聴けます。

桑田)私の尊敬する、かの大先輩、加山雄三、若大将、船長様のお誕生日でございます。
   83歳おめでとうございます。きょうは加山さんの特集と言って良いです。

   加山雄三さんが、きょう、めでたく83歳のお誕生日になられました、おめでとう
   ございます。わが神奈川県茅ケ崎の大先輩、大英雄でございまして。尊敬しており
   まして。作曲家としてのペンネームは弾 厚作、團伊玖磨さんと山田耕筰さんを
   合わせた名前。弾 厚作作曲、岩谷時子作詞、「お嫁においで」、加山雄三。

 
 1  お嫁においで
桑田)加山雄三さん、本日お誕生日、83歳です。1937年、昭和12年4月11日生まれで
   ございます。茅ケ崎の誇りでございまして。1966年にビートルズが来日した時に
   レコード会社が一緒だったんですが。加山さんは、あんまりビートルズは知らな
   かったんです、当時。ちょっと年上なんですけども。雑誌の企画で、ヒルトン
   ホテルに取材に行ってこい、と言われて。なんで?と思ってたらしいんです。家   
   に帰って、おばあちゃんに、話したら”馬鹿だね!行ってごらん”って言われて、 
   行くことに。ビートルズの4人が、他のタレントと5人での写真というのは、無い
   らしくて。加山さんが、ビートルズと、臆することなく、”すき焼き、食わした
   んだ、俺。ジョン・レノンは箸の持ち方わからないからさ、卵はこうやるんだよ
   って。”いう話を聞かせてくれたことがありましたけど。
   特集の第2曲目は「蒼い星くず」 岩谷時子、弾 厚作!
 2  蒼い星くず
桑田)カッコ良いので、途中で乗ってしまいましたけど。
   (リスナーからのメールで加山さんとのエピソードは?)
   加山雄三さん、芸能生活60周年なんですって。きょうはいろんなことでおめでたい
   わけなんですけど。
   加山雄三さんと最初にお会いしたのは、加山さんがホテルパシフィックのプール
   サイドにくるということで、お袋が入口のところで待ってた。俺は小学校2年
   ぐらいかな。加山さんが入ってきたのは覚えています。うわっ、外人みたいだな、
   と思って。そしたらお袋が興奮して、俺を突き飛ばしやがって。俺は加山さんの
   方へ突き飛ばされた。それで、軽くダッコしてもらえた。振り返ったらお袋がべえ
   べえ泣いてて。それが最初の出会いのエピソードなんですけど。
   光進丸も二代目かな?小さな時の光進丸に乗せていただいて。茅ケ崎の烏帽子岩に
   夜連れていっていただいたことがある。番組でしたけど。FM東京の。あの時も
   感動したな。さあ加山雄三さんの曲。ある日、渚に行ったんですよ。加山雄三さん
   に連れていかれて。若大将、ありがとうございました。
   作詞作曲、弾 厚作。1968年「ある日渚に」。
 3  ある日渚に
 加山さん特集 その2
上をクリックすると以下の内容が聴けます。
桑田)(リスナーからのメールで加山さんはガチのゲーマーですが)
   加山さんは日本最初のサーファーで、本人曰く、手作りサーファー。”雨戸みたい
   なのを自分でやって。茅ケ崎の海に行っただよ”。それから太陽光エネルギーで
   進む光進丸を自分で設計されてたり、お料理なんかスゴいですよ、あの人。メニュ
   ーも自分でデザインされて”玄人はだし”って良く言うけど、まったく玄人。
   天文学とか。音楽も「旅人よ」なんて、なんでこここういう風になるんだろう?
   って。我々もやっとわかることが若かりし加山さんは、洋楽とかピアノとか、
   クラシックとか。そういうことからくるのかな?とか。そういうことを理解してる
   から、ああいう曲が出来るのかな?とか。まさにビートルズ的なね。ビートルズの
   「ミッシェル」なんてどうやってできてるとか、クラシック的な解釈があるじゃ
   ないですか。そういうものを加山さんは普通にやられているから。スゴいなあ!
   って、ことでございまして。
   ちょっと新しい、1990年。2006年の夢人島フェスで一緒にやらしてもらいました。
   「熱風」加山雄三。
   
 4  熱風
桑田)とにかくいろんな先輩がいて、ここにいられるということで。
   加山雄三、「夕映えの恋人」。きょうは誕生日。岩谷時子と弾厚作。
 5  夕映えの恋人

桑田)(リスナーからのメールで、桑田さんが思う、加山さんの尊敬するところ、
   素晴らしいな思うところは?)
   4時間は、かかるけど。加山雄三さんが居なきゃ、我々ここに居ないからね。
   茅ケ崎なんて滅びてるからね。そんなことはない。誰に対しても、気さくという
   か、態度が変わらないしね。面倒くさい時は面倒くさいという顔をしますよ、
   ちゃんと。正直な方だから。失礼だけど、僕にとっては、親戚のおじちゃん
   ぐらいの感じで、加山雄三さんに接することを許してもらえるから、ありがたい
   し、法事でたまに会うおじさん!?そのくらいの距離感で会っていただけるから 
   ありがたいしね、良く他人の話を聞いてくれる方。頭も良いしね。なんでも知っ
   てるし。聞けばなでも答えてくれるし。そういうところが人柄としては、全部話す
   と3時間50分くらいかかるんですけど。音楽的なことも含めてね、尊敬しています。

   (リスナーからのメールで、加山さんの曲で滅茶苦茶好きという曲は?)
   たくさんあって、きょうかけてる曲も好きなんですけど。きょうのお誕生日を
   お祝いして、これからも頑張っていただきたいということで。岩谷時子作詞、作曲、
   弾 厚作。1965年、「君といつまでも」加山雄三さん。

 6  君といつまでも
 生歌コーナー
桑田)83歳、まだまだお若い。きょうも映像をあげておられてましたね。ライブがやむを
   得ず延期になったと。また、加山雄三さんにステージで会えることを待ち望んで
   おります。
   生歌コーナー!加山船長の曲いきましょうか。きょうは加山さんとこの木村マネー
   ジャーと一緒にいきましょう、木村君よろしくお願いします。「旅人よ」。
 7  旅人よ
桑田)加山雄三さん、お誕生日おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。
   加山雄三さんの、お誕生日をこういう形でお祝いさせていただきました。
   船長これからもよろしくお願いします。お元気で。
 

2020年08月27日新規作成