YOKOHAMA LAGOON
 (FMYOKOHAMA 8月24日 5時30分〜)

加山さんが2週に渡ってラジオ番組にリモート出演された、2週目の
放送をリポートします。
約15分のインタビューと「ある日渚に」がフルコーラスで
放送されました。  
MCは長松住職です。
下からどうぞ!

長松)今週のゲストも、俳優で歌手のレジェンド中のレジェンド、加山雄三
   さんです。おはようございま〜す。

おはようございま〜す。

長松)先週も本当に為になる、チカラの沸くお話ありがとうございます

いやあ、ありがとうございます。こちらこそ。

長松)古い話をさせていただいてもよろしいでしょうか?

はい、結構です。古い人間ですから。

長松)1966年、ビートルズが初めて来日した時、メンバーと一緒に食事を
   されたと聞いておるんですけど。
   このエピソード、改めて教えていただければ?

全員、ウエルカムでしたね。面会は、させてもらえないということだったん
ですが、レコード会社がたまたま同じだったんですね。そのレコード会社の
重役さんに案内してもらって、会えることになったんですが。一番最初に
リンゴ・スターが出てきたんですね。挨拶したら、ウエルカムって、握手
してくれたんですよ。すぐ後ろにポール・マッカトニーが居て、手を横取り
してものスゴい勢いで握手してくれて。スゴく気さくな人たちだなあと思っ
たんです。自分たちだけしかわからない話をしていて、ボケ〜っと聞いて
いた時に、説明してくれるのがポールなんですよ。ポールはものスゴい親切
でしたね。誰かが”腹、減ったなあ”って言ったんですよ。そこで”すき
焼きなんて、どう?”って勧めたんですよ。彼ら、食べ方がわからないじゃ
ないですか!?卵につけて食べるんだと説明するんだけど。ジョン・レノン
がちょっと変でしたよね。テーブルなのに椅子をどけて、正座して顎を乗っ
ける状態になるじゃないですか。”それは行儀がよくないぞ”って言っても、
”日本人の気持ちをいま味わっているんだ”と。しばらくしたら、彼女が
出来た。その彼女が日本人じゃないですか。そんな時から始まってたんだと
思いましたよ。

長松)ジョン・レノンが後ろから抱きついて、目隠ししたというのは?

ジョン・レノンだったと思うんだ。どうして良いのかわからないというよう
な気持になりましたよ。和ませてくれる、そういう心遣いがものスゴく、感
じましたね。食べてから、しばらくして、誰かが絵を描きたいと言い出し
たんですよ。一つのテーブルを四人で囲んで、真ん中にスタンドを乗っけて
四隅から描き始めたんですよ。何を描くのか、スゴい興味があるじゃない
ですか!?アブストラクト(抽象絵画)ですよ。何を描いてるのか、さっ
ぱりわからないんですよ。アートしてるつもりなんですね。みんなの性格が
出てるの。面白かったですね。描き終わった時にね、スタンドを除けて、
出来たスペースにそれぞれがサインしたんですよ。これはスゲェやと思っ
て。くれるのかなと思ったら、くれなかったですよ。

長松)それを今持っておられるのかと思いました。持っておられたら、加山
   雄三ミュージアムに

コピーはあります。

長松)描いておられる現場に立ち会っておられるのがスゴいですね

見てたから実感というか、写真を見ると写ってるんですよ。5人で写ってる
写真もありますよ。これ。「dear kayama 2015」って書いてあるでしょ?

長松)うわっ、スゴい!再会した時に?

(ポールが)ドームでコンサートやった時に、始まる前に会いに行ったん
ですよね。覚えててくれたんです。有難いことですね。

長松)加山さんは59歳から絵も始められて個展も開かれるぐらい?

絵はガキの頃から好きだったんですね。自分としては上手い方だと思うんです
よね。小学校二年生の時に描いた絵が残っているんですが、それを見ると遠近
法がちゃんと出来ているんですよね。油絵を描くのは初めてだったんですけど。
子どもたちが夏休みの宿題で、お絵描きをしたいんだけど、教えてほしいと
せがまれたんですよ。小学校一年生から六年生まで4人居たんですよ。全員が
描くということになって、油絵の道具をそろえたんで、これはやるべきだと
思って。

長松)今や個展ですもんね。スゴいですねえ。

個展をやらないかと頼まれたのが59歳の時なんです。何点描けば良いんですか
って、聞いたら。最低40点はほしいと言われたんですよ。描けるかなと思った
んですけど、結局当日までに84点出しました。やる気を起こしてやったという
ことと、心で思ったことを描くというのはスゴいなと思って。まずは景色を
正確に描くようにした。なぜかというと、メトロポリタン美術館で、ダリと
ピカソの若い時の、写真のような精密な絵を見て、基本は正確な写実的な絵
だと。最初、崩して描いたのをキンキン(愛川欽也)に見てもらったら、普通
に描かなきゃダメだって、怒られちゃった。

長松)いくつになってもスゴい挑戦ですね。何歳になっても挑戦すべきだし、  
   年齢じゃないんですね

心の中から出てくるものというのは、年齢関係ないです。

 

長松)レジェンド級の方々が尊敬するのが、加山さん。レジェンド中のレジェ
   ンドなんですけど。歌声も衰えない。秘訣はあるんでしょうか?

規則正しい生活をしているのと、何でも食べるということですね。声のトレー
ニングは、たまにしか、やらないですけど毎日風呂に入ってね、風呂にCD
プレイヤーがあるんでね。カラオケを入れて、「アメイジンググレイス」を
歌って発声は、やってるんですよ。結構楽しんでいるんですよ。

長松)お風呂は何分ぐらい、入られるんですか?

1曲歌って、温まったら終わりですよ。あとは洗うだけで。

長松)最近は、人間社会と自然がうまく行ってないという感じがあるんです
   ね。自然界から人間が怒られている感じもあるんですが

その通りですね。空気も汚れてる、空気中にも微粒子になってプラスティック
が飛んでるそうですよ。海の汚れも、ものスゴいですからね。人間が作った
ものがいっぱい流れてる。それは人間がしでかした大きな間違いで。コロナも
、大自然からお??りを受けてるんじゃないかと思っちゃうんですよね、僕の
場合は。人間が大きな間違いを犯しているんだ。みんなが改めて、それを考え
なおして。ちゃんと良い地球にしなかれば、先は無いぞ!と、言われてるよう
な気がするんです。一人一人の心がけによって、少しでも綺麗になったら、と
いうことで、「海洋クリーンキャンペーン」を立ち上げたんですね。心がけ
一つで綺麗になっていく、そう思った方が良い。大勢の人たちがそうしたら、
ものスゴく綺麗になると思うんですね。

長松)我々が変わるべき時なのかも知れないですね

おっしゃる通り、人間、変わらなきゃダメなんです。変わるように出来てるん
です。世の中が変わるように、人間が引っ張って行かなきゃいけないんですよ。

長松)本当に有難いですよ。我々が憧れている方が正しい道を示してくださる

心からそう思ってるんですよ、思わなきゃいられないんですね。

長松)人生を健康に楽しく生きるために、何か一言をお願いします

人間は心の底から、何かを思って行動すること。それには祈りを思う心、感謝
の心を抱くこと。何事にも感謝できる心は、ほんとに暖かくなりますから。
それから他人に迷惑をかけるよりも、他人が喜んでもらえることをするのが
一番大切だと思うんですね。それが大きな輪になっていくと思うんです。
大切にしたいのは自分の心がけを感謝の気持ちでいっぱいにする。祈る心は
大切だということを忘れない。とっても大事なことだと思います。

長松)締めくくりまで素晴らしいお話を、加山さんワ−ルドで、本当にありが
   とうございました。締めくくりの曲は「ある日渚に」をお送りしたいと
   思います

ありがとうございます。これはリオデジャネイロで作曲したんです。「リオの
若大将」で行った時に、監督から映画の主題曲を作れと言われて、リオのロケ
の時に作ったんです。イパネバビーチで作曲しました。作詞作曲です。

長松)締めくくりの曲として楽しませていただきます。
   本当にありがとうございました。

どうもありがとうございました。

♪ある日渚に

 

 YOKOHAMA LAGOON(8月24日)

上をクリックすると内容が聴けます。

2020年11月12日新設