柿花 正のあなたとハッピー
(ニッポン放送 12月13日)

テリー伊藤さんが、選んだ「今年のMVP」として加山さんが
ゲスト出演されました。 その内容をレポートします。

下からどうぞ。

MC  柿花 正 テリー伊藤 

 

あなたとハッピー その1の1 

柿花)ものすごい元気になられて?

元気は元気だけども。お陰様で。周りのお陰なんだよ、みんなね。

柿花)テリーさんが選ぶMVPという企画なんです。

なんかもう、困っちゃうよ。

テリー)僕らにしてみれば、ずっと憧れなんです。病気から復活
    して戦っているでしょ、これ、カッコ良いよね。

ありがとうございます。そう言っていただけると、涙出ちゃう。
ほんとに嬉しいですよ、やっぱ。ありがとうございます。

柿花)加山さんて、いろんな人の人生に影響を与えて生きて来た
   と聞きます。

そう聞くと、ほんと、有難いことだと思うんだよね。そういう場
に遭遇して、そういう生き方が出来たということが嬉しいから。

柿花)テリーさんにとって、”若大将”ってどんな存在だったん
   ですか?

テリー)眩しい!?さわやかだった。

柿花)若い頃の加山さんて、すごいシンボリックというか。

テリー)以前は日本人は石原裕次郎さんに憧れてたと思う。裕次郎
    さんは不良映画、加山さんは、それとは違って、湘南の
    においがする。

この番組、良いね。褒めてくれるんだから。

柿花)加山さんは、褒められる人生が当たり前というか。

とんでもないよ。自分では、そんなこと思ってないけどさ。褒め
られるとやっぱり嬉しいんだね。

テリー)加山さんは、映画だけじゃなくて、音楽の才能もあった。

それは、言えると思う。音楽が好きでよかった。音楽というのは
世界共通の言葉だと思うんだよ。年齢関係ないしさ。それを愛する
人間であったということで、良い人間になれたと思うんだよ。ガキ
の頃から、ウチの親父が3Bを好きだったんだよ。ベートーベン、
ブラームス、バッハ。そのアルバムをたくさん持ってたんだ、ウチ
の親父が。それを聴かされたことがものすごくよかったんだ。いろ
んな種類の音楽を聴いてるじゃん。ほとんどクラシックだよね。
クラシックは音が際限なく広がるじゃん。それを愛したのが良かっ
たと思うんだよね

柿花)それが加山さんの作曲のベースに?

なってる。

テリー)加山さんはピアノが出来ましたよね?

そう、最初は足ふみオルガンで、それをウチの親父が買ってくれた。
それを練習してたら、親父が、ピアノが上手いな、本当にやる気が
あるか?って聞くから。やる気があるから、やってるんだって。
そしたら、親父がピアノを買ってくれて。中古だけどね。ものすごく
嬉しかったんだね。それで、バイエルンみたいな曲を弾いていたん
だよ。それを親父が聴いてて。それ、なんていう曲だ?って聞く
から、俺が作ったんだって。お〜おっ、そうか!?お父さんはピアノ
コンチェルトが大好きだから、いずれピアノコンチェルトを作曲
してくれよって。それから何十年、書かなかったんだよ。そしたら、
親父が、やってるか?って言うから。何もやってねえよ、って。
そうかって。その時の、がっかりした顔。さすが、役者だと思って
よ。そうかあ、これは、やらなきゃいけないって、思ったよ。

柿花)伝えたんですね、顔の表情で。

そう、それから真剣になって。第一楽章を作った。その頃、番組が
あって。山本直純さんの「オーケストラがやってきた」に出演依頼
があった。そこで、山本さんに、コンチェルトを書いてるんですよ、
って言ったら。それ、やろうってなって。演奏したんだよ。

柿花)歌謡曲の作曲だけじゃなくて、クラシックのコンチェルトの
   作曲まで。

ほんと、親父に感謝してるんだ、俺。「親父に捧げるピアノコン
チェルト」として、第三楽章まで、全部書いたからね。

柿花)完成させることは、才能が無いと出来ないですからね。

その気になった。それから、感謝の気持ちもあったからね。

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2022年01月01日新設