iから始まるストーリー(BAYFM 3月14日)

歌手の西田あいさんが、ご自身のラジオ番組「iから始まるストーリー」の中で、
加山さんのトリビュートアルバム「RESPECT KAYAMA YUZO」(約18分)の特集
を組んでくださって、楽曲の感想を話してくれました。

その内容を音源で紹介します。

「iから始まるストーリー」は、日曜日の28時〜23時50分まで放送されてます。
「RESPECT KAYAMA YUZO」の特集は、14日の放送で終わりました。

 
 iから始まるストーリー その1

♪お嫁においで by福山雅治(「RESPECT KAYAMA YUZO」より)

 トークその1 「お嫁においで」について

西田)今回特集しているのは2017年にリリースされました、加山雄三トリビュート、
   「RESPECT KAYAMA YUZO」。そして今回1曲目にお送りしたのは、福山雅治
   さんが歌った「お嫁においで」。すごい楽しげというか、心踊るというか、
   ワクワクしてくるような、そんな1曲だったんじゃないかなと思いますが、
   原曲の「お嫁においで」、こちらは1966年の楽曲です。加山雄三さん、この曲
   を作った時にね。ウクレレで鼻歌交じりで30分ぐらいで作ったって言ってるん
   ですよ。よく名曲が生まれる瞬間って、ふっと降りてくるって曲を作られる方、
   おっしゃいますけど、そういうことなんですよね。ウクレレ弾きながら鼻唄で
   30分ぐらいで出来ちゃう。
   この名曲が、加山さんはハワイアンな感じでね、原曲を収録されていますが、
   今回の福山さんは、カントリーアレンジで歌っています。このアレンジを聞い
   た加山さんご本人が、昔アメリカのナッシュビルで歌ったことがあって、その
   時、カントリーアレンジしたのを思い出したなと。そんなふうにおっしゃった
   んだそうですよ。アメリカのナッシュビルで歌ったことがあるっていうのも、
   素晴らしいすごいことなんですけど、そこに行って自分の代表曲とも言える
   自分で作った曲を、その場で、その土地に合わせてまた風味を変えてね。その
   地の皆さんに受け入れてもらえるような、その地の皆さんが楽しんでくれる
   ような、アレンジに変えて、ご当地に合わせるみたいな。そういうやり方を、
   加山さんもやってるんだと思って、なんかすごい親近感というか、嬉しくなり
   ましたね。規模とか、やってることのレベルは全然違いますけど、私たちもね、
   そういうご当地とかに行くと、自分の持ってる持ち歌とかの、あなたとか、
   ちょうどいい、サビの最後のところの、その地の地名とか、その土地の特産品
   とかに変えれるキーワードがあったりすると、そこを変えたりするって、よく
   歌手の方、されませんか?皆さん、お祭りとかコンサートとか、見に行ったり、
   聞きに行った時に、そういうことやってる歌手いませんでした?そういうのって
   あるはあるんですよ。ご当地に合わせて変えてみるみたい。だけど、アレンジ
   まで、その土地に歩み寄って合わせてみたいなのを、加山さんがしてたんだと
   思うと、親近感が湧きますよね

 でんでんの知ったかぶり

加山さんが、ナッシュビルで「お嫁においで」を歌われたシーンは、2000年に
NHKで放送された「心の音楽紀行」の中で紹介されていました。

上の「でんでんの知ったかぶり」をクリックすると映像が見れます。

西田)福山さんのカントリーアレンジめちゃくちゃいいですね。言われなければ、カン
   トリーバンド」が演奏してますみたいな。でも、声が福山さんだから、福山さん
   のオリジナルに、こんなのあったっけっていうぐらい、福山さんの世界観になっ
   ていて、すごく聞いていて、心地いい感じがするなって。その中で、あれはバン
   ジョーなのか、エレキのエフェクターで作った音が、そういう風に聞こえたのか、
   わかんないけども、原曲でエレキで聞こえてる♪ティェン、ティェン、ティェン、
   ティェン、(もしも このふねで〜)みたいな、あのピキピキした音。そのメロ
   も、しっかり福山さんの方のアレンジでも、ふんわり被ってくるように聞こえて
   きて、それがまたホッとするっていうか、原曲のリスペクトも感じられて。納得
   するというか、嬉しくなる部分でもあるし。だけど、そこにはやっぱり、あの
   疾走感というか、行進してる感じの、カントリー感のある、あのドラムの高揚感
   のある叩き方、あのリズムの取り方で、もうぐっとカントリーに寄るっていうね。
   あれがまた、ちょっと違うリズムの叩き方だったり、もう少しハモリがハモリ
   だけじゃなく、コーラスまで入ってたら、もうまさに加山さんのハワイアンバー
   ジョンの方にぐっと寄ってたとは思うんですけど。やっぱ、その使ってる楽器が
   たとえ一緒で、参加してる人数が、一緒だったとしても、ほんとにコーラスのある
   なし、ハモリだけとか、それだけの違い。そしてドラムの刻み方で楽器が重なる。
   その分厚さの違いとか、そういうちょっとの構成の違いで、もうガラっとアレン
   ジが、こんなに変わって別物なんだけど、同じ曲っていうね。そういうのがこう
   いうトリビュートだと、すごく違いがはっきりわかるからこそ聞いていて面白い
   な、と。そんなふうに感じました。
   なんか、これ言うと、みんなどうせ、ツイッターとかに。ここを文字にして、
   書くんだろう。けど。”実に。素晴らしい”(ドラマ「ガリレオ風」)って、
  
 福山さんのね、あの感じで言いたくなるぐらい。全部完璧って、聞き終わった
   後に、私は心の中で言いました。もう、福山さん全部完璧です。もう全ての構成
   全ての声の感じもそう、アレンジもそう。もう、頭の中で考えてたものを形に
   した。この全てが完璧です。もう言うことないです、っていうぐらい素晴らしい、
   って思った、この「お嫁においで」のカントリーアレンジでした。私は、もう
   大好きです

上の「トーク その1 お嫁においでについて」をクリックすると音源(5分31秒)が
聴けます。

 
 iから始まるストーリー その2

♪旅人よ by井上陽水(「RESPECT KAYAMA YUZO」より)

♪夕陽は赤く by南 佳孝(「RESPECT KAYAMA YUZO」より)

〇トークその2「夕陽は赤く」by南 佳孝について

 

2022年3月24日新設