WOW MUSIC その1  
(J-WAVE 7月30日24時〜25時)

ラジオ番組「WOW MUSIC」の番組開始10分後から終盤まで、
加山さんがゲスト出演されキヨサクさんとお話されました。
出演時間は合計で約50分(放送された楽曲含む)でした。

その内容を4回に分けてお知らせします

今回は、その1を紹介します。

イントロダクション

キヨサク)きょうは加山雄三さんをお迎えしました。よろしくお願いします。

こんにちは。よろしくお願いいたします。

キヨサク)お久しぶり過ぎますね。

過ぎますね。だいぶ前ですね、会ったのは。

キヨサク)いつぶりですか?たぶん、コロナ禍の前ぐらいですね。最後は
   キングオールスターズで。

そうそう。

キヨサク)僕も在籍はしていますけど、シフト制で中々呼ばれなくて。

あれも中々やらなくなったからな。

キヨサク)でも、加山さんとキングオールスターズの活動は陰ながら、
   沖縄でバーベキューをしながらずっと見てましたよ。

そうか、あっはっはっはっ。良いですねえ、バーベキュー。

キヨサク)こうやって加山さんとラジオで話すのは、実は初めてで。

やたら緊張するんだよな。

キングオールスターズ

キヨサク)加山さんの大きな背中を借りたいなあと思いますが。僕と
   加山さん、ザ・キングオールスターズの馴れ初めなんです
   が、初めて加山さんと一緒にステージに立ったのが、仙台
   で行われているアラバキフェス。

そうだねえ。

キヨサク)加山さんがメーンのステージだったんですね。
   あれは、2013年、9年前です。

9年になるね。

キヨサク)そろそろ10年のお付き合いになるんですけど。そこにゲスト
   で僕も参加させてもおらったのが初めて。同じステージに
   上がって、まさか一緒に「サライ」を歌うとは。

夢にも思わなかった?

キヨサク)夢にも思いませんでしたが。その時のバックバンドの面子も
   中々すごいロックの人たちだった。

そうなんだよ、一人ひとりが有名な人ばっかりが集まって。

キヨサク)その中で歌う加山さんの歌声が、みんなに届くというのが
   印象的だったんですけど。加山さん的に、あの時のステージ
   は、どんな感じだったんですか?

やっぱり大勢集まっている時に、やれること自体、ものすごく幸せな
ことなんだ。中々そういうチャンスが無かったじゃん。久しぶりに
みんなと集まってできるなと。昔はバンドをやってたから。それが
無くなって、遊びではやってたけど。ステージでできるとなった時に、
”集めてこ〜い!”って。そしたら、ものすごいみんなが。こんな人
も来ちゃったの?大丈夫かよ。って。そんな気持ちだった。

キヨサク)最強メンバーを集めて、加山さんをバックアップする準備が
   出来てて。いわば初フェスじゃないですか。アラバキのライブ
   が良すぎて。ステージが終わった後に、これ1日で終わらせ
   たくないって、心の底から思ったんです。それで、加山さんに
   ダメ元で、もう1回やりませんか?って言ったのが、その後に
   続くんですよ。

そう、貴方の発案だものね。

キヨサク)あのステージは、いろんな人に届けたい、そして加山さんの
   持っているロックの根本、ルーツみたいなものが、めちゃ
   くちゃカッコ良すぎて。それをたくさんの人に届けたいと、
   純粋に思ったのが始まりでございます。

素晴らしかった。その思いが良かった。俺だってそうだもん。気持ち
としてはロック系をやりたい、自分でもバンドを持ってさ。活動して
たんだけど。活動の場所が無くなってきてさ。どうしたら良いんだろう
っていう時に、ちょうど話が来た。よ〜しっ!?って。

キヨサク)結成して、その後ライブを企画するわけですよ。加山さんが
   組んだバンドということだけでも、すごいのに。13人の強者が
   居る。で、翌年にフジロックに出たんですよ。加山雄三バンド
   じゃないんだぞ、ザ・キングオールスターズというバンドなんだ
   ぞって、言ってくれてて。リハスタジオでセッションしながら、
   爆音の中、良くも悪くも加山さんに気を遣わないメンバーが
   多すぎて。

いや、それが良かったんだよ。

キヨサク)加山さんもリラックスしてるし。加山さんは準備ができるのを
   待ってる間、ずっとゲームしてましたからね。

その頃、嵌ってたんだよな。

キヨサク)みんなで音鳴らして。ああでもない、こうでもない、バンドを
   ゼロから作って、加山さんはギターを弾いて、ソロを弾いて。
   生き生きしてる姿が印象的でしたね。ザ・キングオールスターズ
   に居る加山さんの姿がね。

まさに自分の原点に戻った気持ちになったんだよ。ギター弾きながら。
中々チャンスが無かったんだもの。こういう感じが良いなあと。
やっぱりキチっとしないといけないなと。集中させることが一番大切、
やる気を起こしてくれたんだ。

キヨサク)印象的だったのが、元々こういうバンドを、ロックの場所で
   やりたかったんだよって、そのタイミングに相応しいロックの
   強者しか居ないバックバンドで。ステージを降りても、みんな
   賑やかだし。

そうだよねえ。

キヨサク)あの感じって、不思議な繋がりですね。

ほんとに不思議な繋がりだね。出会いはひとりを作らないっていう
けど。あとで聞いてみたら、すごいメンバーじゃんかよ!?って。

キヨサク)全員で13名いますから。大所帯ですけど。あの2014年はフェス
   荒らしでしたよ。

そうだね。

キヨサク)新人バンドって言いながら、加山雄三という名前をわざと伏せ
   ているんですよ。そこが前に出たくないみたいな感じで。これ
   は1個のバンドだって。結局、蓋開けたらフジロックのオレンジ
   コートという、メインから少し離れたステージだったんです
   けど、フジロックのステージに加山さんと一緒のステージに
   立てるのは、めちゃくちゃ嬉しいんですけど。7,000人ぐらい
   入るステージが入場規制がかかってて。あれはちょっとシビレ
   ましたね。

シビレた?

キヨサク)フジロックのベストアクトで、日本人枠では、一位でしたね。
   全体でも11位。あれで、たぶん、みんな、いろいろわかったん
   だと思うんですよ。ザ・キングオールスターズとは。そして
   加山さんがやりたいことを。熱中してることって、何だろう?
   っていうのを。日本中に届いたんじゃないかと思うんですよ。

夢を叶えてくれたって、いうかさ。

キヨサク)あれが始まりでしたから。すごい始まりですよ。沖縄のモン
   パチのフェスにも2回も出てもらって。

出させてもらって、ありがとうございます。

キヨサク)それでは、ここでザ・キングオールスターズの楽曲を1曲
   お届けしたいと思います。この曲は、僭越ながら私キヨサクが
   土台を作りまして。そしてザ・キングオールスターズで仕上げ
   た、全員参加した。

これが良いんだよ。

キヨサク)世代を超えた繋がりとか。エモーショナルな曲になるんじゃ
   ないかと思います。

素晴らしい!

キヨサク)ありがとうございます。聴いてください。ザ・キングオール
   スターズで「CONTINUE」。

はい、聴いてみよう。

♪CONTINUE byTHE King ALL STARS。

 

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(時間 13分17秒)
下からどうぞ。

2022年10月28日新設