レポート Shonan Songs Forever 
Messege from Kayama Yuzo その3
  (FMヨコハマ 7月16日 20:00〜21:00)

7月16日に放送されたラジオ番組のレポートを4回に分けて紹介します。

下からどうぞ!

今回は「その3」をレポートします。

下からどうぞ!

 

 FMヨコハマ その3
 

続いては加山さんの故郷茅ヶ崎にまつわるお話。その前に加山さんが作曲、岩谷時子
さんが作詞した茅ヶ崎市立東海岸小学校の校歌、お聴きください。

♪茅ヶ崎市立東海岸小学校校歌(カット)

校長先生から校歌を作ってくれませんかって話が来たんだよな。作れるかどうか、
わからないけどって考えながら、頭の中にどんどんメロディーが出てきてさ。だけど
詩が作れないかもしれないと思って。岩谷さんにどうしたら良いですか?って言った
ら、あっそっ!?って。何回も通ってくれたらしいんだ。知らなかったんだよ。俺が
思ってる以上に茅ヶ崎っぽいのを書いてくれて。感動しちゃったもんね。

横山)加山節というか、メロディーに加山さんらしさが。

そうかな、有難いな、それは。

横山)素晴らしい校歌ですね。

「太陽昇る 輝く海 夢を育てる水平線」、 茅ヶ崎市立東海岸小学校の校歌で描かれた
のは、海とともに成長し海に憧れ茅ヶ崎に育った加山さんの心の原風景そのものでした。

船に憧れてさ、いずれは大型船の船長になりたいなという夢を持ったんだよ。それで横浜
に行く度に港に船を見に行った。船を見て絵を描いてた。俺は小学校の頃、近くの家に
勉強を習いに行ってた。習ってた先生が商船大学の学生だったんだ。だから図面がいっ
ぱいあった。(それを見ていたんで)綺麗な線を書けるようになった。船の3面図を見て
たらやっぱり自分で作りたくなって。それで14歳の時に初めて手作りで。

横山)14歳で!?てっきり光進丸の話につながるのかと思ってたら、その前があったん
   ですね。

そうだよ。光進丸に至るまで23隻も作ってるんだから。学生時代に8隻作ったんだ。

横山)このエピソードは初めて聞きました。

海の傍に住んでたら他にやることが無いんだよ。「雄三通り」、後々見に行ったらイメ
ージが全然違ってるんだ。こんなに狭い道だったっけ?昔は周りが畑だったから、広く
感じたわけよ。サザンストリートの方が道らしいなって。
(茅ヶ崎からは)いろんな作曲家が出てるな、その内の一人として道に名前が付いてる
のは良いことだと思って。

横山)素晴らしいことです。海岸に加山さんの銅像が建つという話も。

西郷隆盛さん以来かなと思ってたら、どこにでもあるんだってさ。

横山)ハワイのホノルルにサーファーの神様の銅像があります。

へえ、そう。日本でサーフィンやったの俺が初めてだからね。自分で作ったんだから。
聞いてくれる?今だったらウレタンで一発で出来るじゃんよ。当時はウレタンなんて
知らないから、模型の飛行機作るみたいにさ、フレームを作ってベニヤを貼っつけて
ラッカーを塗って。それで絶対に乗れると思って。キャッチウエーブはそれまでやっ
てたからさ。3回目で立ち上がれたんだ。写真を撮ってくれた人が居てさ新聞に載っ
たんだよ。「ハワイスタイル波乗り第一号」って。

横山)今で言うロングボードですね。

後にハワイへ行って中古のボードを買って持ってきたら、羽田の税関で”何ですか、
これ?”って。全然知らないんだ。茅ヶ崎で乗ったら気分良いんだね、やっぱり。
どこの波でも波は波だから。昔茅ヶ崎は遠浅だったんだよ。今みたいにドン深じゃ
ないんだ。昔のような長いビーチじゃ無いんだよ。そこが違っちゃったなあ。残念
だけどしょうがないね。

横山)「ロサンゼルスの二世祭り」というインスティルメンタルの曲がありますよね。

よくご存じで。そんな曲知ってる人、居ないよ。

横山)あの曲がカッコ良いなと思って。1971年に初めてLAに行ったんですけど、
   二世の方々が流暢に英語を喋っているのに驚いたんですけど、後に「ロサン
   ゼルスの二世祭り」を聴いて「リトルトーキョー」という曲を作らせていた
   だいたんです。「ロサンゼルスの二世祭り」があっての曲なんですね。

♪海 その愛(カット)

ここまでの内容を音源でお楽しみください。(時間 9分53秒)
下からどうぞ。
 

2023年11月9日新規作成