ゆうゆう料理 
 (創作コース 2015年9月24日)

 

皆さん、おはようございます。すいません、きょうは光進丸のシェフとしてやってまいり
まして、まみちゃんにお礼のつもりで、私が全身全霊をこめて美味しいものを作らせて
いただきます。

山瀬)きょうはお手伝いしなくていいいんですか?超、気を使いますけど。
   じゃ、シェフ、よろしくお願いします。

楽しみにしていただければと思います。

若大将秘蔵のレシピから、様々なメニューを紹介してきた「ゆうゆう料理」。最後を飾る
特別メニューは!?すべての人に感謝をこめて渾身のフルコース。

「ゆうゆう料理」、最後は創作フルコース。しかし、そこは若大将流。家庭で真似できる
ポイントもご用意。

山瀬)ものすごく豪華な食材がたくさんですね。

かなり私が出費いたしまして。なけなしの財布をはたいて、いろいろ材料を買って
まいりました。

山瀬)申し訳なさ過ぎですけど。

 

おもてなしの心が詰まった創作コース。まず前菜は「平目のカルパッチョ」。
お刺身の味を劇的に変える、若大将の簡単裏技に注目です。

これは多めに入れて溶かしておく。で、これは塩ですね。

山瀬)いつもの顆粒のこぶ出汁で味付けですか?もしかして、そこに漬け込む?

そういうことです。下味というかな。

山瀬)ちょっとした昆布締めみたいな感じですか?

昆布締めみたいなもんだろうな。

わずか5分で昆布の旨みをまとった平目に変身。さらに若大将流はもう一工夫。

山瀬)どっかのホテルの厨房にお邪魔してるみたいな状態なんですけど。

そう思ってもらえると嬉しいね。あと、オレンジを使います。

山瀬)中々、オレンジを使う人は居ないですよね。

余りないと思いますね。

細かく切ったトマトを添え、あとは味付けだけ。

レモンで酸味を。それからオリーブ。

山瀬)かける順番は大事ですか?

そうだね、大事ですね。

山瀬)見たいんですけど、フライパンで見え
ないんですよね。あっ、見えちゃった!
ああ、可愛い!!盛り付けがすごい、
いいですね。

これでね、天然の甘みを。

山瀬)ああ、1個また勉強になる。

最後にバルサミコ酢を添えれば。

山瀬)わ~あ、美しい!

若大将流平目のカルパッチョ。昆布で味を引き締めた平目をレモンとオレンジの酸味で
いただく爽やかな一皿。

魚には白ワインをということで。

山瀬)ありがとうございます。いただきます。

大丈夫でしょうか?

山瀬)完璧です。オレンジの香りと甘さがすごい
   可愛らしい味になって。あっ、美味しい!

ありがとうございます。

 

創作コース、続いてはスープ。

たっぷりの鶏もも肉とコンソメで採った出汁に
椎茸・マッシュルーム・えのき・しめじと
4種類のキノコを入れ、さらに煮ること20分。
上質のチキンスープにキノコの旨みと風味が
溶けだしたところで、生クリームを入れ、
複雑に絡み合う旨味をまろやかにまとめあげた
のが、若大将自慢のキノコのクリームスープ。
濃厚な味わいながら心がほっとする一皿です。

 

続いてのコースメニューは。モッツァレラチーズの入った洋風茶碗蒸し。

山瀬)大好きなんです。一人暮らしになって、大好きな茶碗蒸しで1回お腹いっぱいに
   なりたいと思って。丼で蒸しました。

丼で?

山瀬)入る鍋がギリギリだったから、蒸しあがったら出せなくて鍋ごと持ってきて食べました。

面白いねえ!?

卵の味付けは鰹だし。チーズが入っているから洋風と思いきや、ここにくず粉を溶いた
コンソメスープをトッピング。最後に黒トリュフで香りをつければ、若大将流
「洋風茶碗蒸し」の完成。

茶碗蒸しとコンソメスープのハーモニー。さらに
高級感を演出する黒トリュフ。世の茶碗蒸し好き
も味わったことがない未体験の味。

山瀬)めっちゃ、美味しい!トリュフと卵、
   すごい合いますね。また、チーズがよい!

良かった~。

山瀬)これは美味です~。

 

ここからは、いよいよメインディッシュ。本日は魚貝と肉、双方をご用意しています。

山瀬)おっきぃ~、動いてる!

そりゃあそうです。生きてるやつを手に入れてきましたから。

蒸しアワビの光進丸風。ポイントはスピード。

山瀬)うわ~、いい香り!もう出来上がりなんだ!?

そうです、これ以上炒めると固くなる。
これが簡単に見えるけど、光進丸風のアワビのソテーです。

山瀬)光進丸風!?

調理時間、わずか20秒!お酒でサッと香りづけした
光進丸風、蒸しアワビ。刺身では味わえない奥深さ
が口いっぱいに広がります。

山瀬)弾力もとてもよいですね。美味しい!

これも白ワインで大丈夫だと思います。
日本酒がいいかい?

山瀬)私を酔わせてどうするつもりですか?

 

肉の方のメインはヒレステーキ。しかし、それだけで終わらないのが若大将流!

山瀬)なんか、すごい塊がまな板の上に乗って
   るんですけど!

これ、すごいでしょう!?

山瀬)それ、もしかして!?

生フォアグラ!?

山瀬)生フォアグラ、見たことあるけど、その
   デカサは無い!

フォアグラを贅沢に乗せるステーキのポイントは、フォアグラから溶け出す脂の旨味を堪能
するため、肉は赤身。さらに余分な脂を取っておくこと。

フラッペ。

山瀬)食べたいわ、見たいわ。これ、火加減とかは、コツがあるんですか?

ちょっと焦げ目をつけて、脂がどんどん出て行っちゃった方がいい。

山瀬)あっ、そうなんですか?

肉の味付けに、ちょっぴりのしょう油。これも若大将流。

山瀬)コンソメだ。

ヒレステーキのフォアグラソテーを乗せたものです。

コースのメインを飾るヒレステーキのフォアグラソテー乗せ。茶碗蒸しでも登場した
くず粉で溶いたコンソメスープをソースにいただく、どこまでも贅沢な一品です!

山瀬)う~ん、うぅ!!美味しいですねえ!

ありがとうございます。

山瀬)フォアグラがフレッシュな感じですね。

フレッシュな生フォアグラだから。一番いい
ところを選びましたんでね。

山瀬)美味しい、これ!

 

このコースこそが、若大将流料理の集大成。加山さんが培ってきたメニューの数々。
山瀬さん!いかがでしたか?

山瀬)きょうまで、いろいろ加山さんの料理を
   いただいて、家でもけっこう作ってますし、
   トマトライスはほんとに知ってよかった。

作ってみてくれてるわけ?

山瀬)もちろんです。勉強になりました。

これで終わりにさせていただきます。
ありがとうございました!

                          終わり

 

期間限定で動画でご紹介します。
(動画掲載終了しました)

下からどうぞ!

 

 

2017年10月11日新設