趣味散歩 石井竜也
(テレビ朝日 5月23日、30日)
趣味の達人、加山雄三。加山さんの元へ多彩なゲストがやってくる。ゲストが自分の世界を散歩する新コーナー。
きょうからあなたにも新しい世界が開けるかもしれません。
若大将の趣味散歩。

 

きょうのゲストはこの方です。
石井竜也さんです。お久しぶりです。

石井)こんばんは。懐かしい場所に行かせていただいちゃって、今回は。

貴方の場合には、趣味というかさ、すっごいいろいろあってさ、それを全部仕事にしちゃってるでしょ。これ全部そうでしょ?

石井)そうです。

岡本太郎さん?あれっぽくなってきたねえ。貴方の趣味は何なのか、ということから始まんないとね。

石井)僕は絵を描きに東京へ出てきたんですよ。行った学校で音楽に目覚めて・・・。

つまり全体的に「アート」ってことだよね。

石井)そうですね、自己表現することですね。

どういうとこを歩いていただけたのか、それを見ていただきましょう。

石井竜也の趣味 アート

石井竜也がアートの世界へ誘う。
お茶の水、レモン画翠(がすい)で思い出の画材、えんぴつ
を紹介。

石井)色は使わなくても絵は描ける。

その通りだと思ったね。個性はそういうとこにあるんだと思うんだよ。

石井)日本の教育の場合は同じレベルでやらなきゃいけないという・・・。

良いところにたどりついたね、俺自分が実はさ、小学校の頃に色を塗れって言われるじゃない、俺嫌で鉛筆だけで出してさ先生に怒られたことあるんだよ。そういうのに囚われるの大っ嫌いなんだ。

 

品川 原美術館。

 

まさにアートだね、これね。あっはっはは。

石井)漫画なんですよ、ヨーロッパ人の気品というかあるんですよね。

面白い!

確かに、貴方自身がアートしてるもんな。アートだよ。だからこんなの生むんだよ。

石井)昔は顔魂を、今は流木を。

これ、一つの木?

石井)小さい達磨が入っているんです、我霊樹。

アートというのは既成の色を使ってやるとかじゃなくて世の中から湧き出てくるもの。そういうようなものが自分勝手に形になって行くのがアートなんだと思うんだよね。

 

 

石井)その人、その人の満足感とか、達成感は違うんですよね。

石井竜也の趣味 古着屋巡り

古着屋 コスモス、ヌードトランプ。50年以上前の舞台衣装。
古さの中に感じる新しさ、それが古着の魅力。

石井)洋服がぼく好きなんですよ。
加山さん、あんまり洋服には興味がないんだよなあってことなんですが。

いやいや、すいません。昔っから。

石井)古着屋が好きだったんですよ。

ほんとに何着ても似合うんだな、貴方は。

加山さんが似合いそうな洋服は?

 

 

やめとけよ、ばかな。
ほんとなんで俺があんな柄を・・・。違うでしょ。お願いしますよ、女じゃねえんだから。最悪!?

今、気が付いたけど、洋服もデザインしてらっしゃるの?貴方は。

石井)そうです。

もうたまんないねえ、この人の才能は。

俺とは全く正反対だなあ。俺はファッションセンスはまるっきりゼロだよ。
出されたものを着るしかない。

石井)だって、若大将シリーズなんかほとんどアイビールックで、・・・。

だから、あれは結局、東宝の衣装部さんが全部決めてるわけで、俺は出されたもの着てるだけなんだよ。

石井)ここカットしといてくださいよ。加山さんがアイビールックを日本に流行らせたんですよ。

それは映画がそうだったんだよ。

石井)違います!加山さんが、ですよ!

石井竜也さんにとって趣味とは。

バッテン3つ。キスしたってこと?、3回チューしたってことです。(石井さんのサインの下のX3つについて)
昔、そういうやりとりしたことあるから。
ごうですか、なるほど。

石井)趣味っていうのは、その魅力に理由が無いわけですよ。好きでしょうがなくて、なんで好きなの?って言われると、なんで好きなのかがわからないという。

 

 

その通り。俺もそう思う。

石井)「ごう」とも、「ぎょう」とも言うし。
「ぎょう」は修練でもあるし。

考えてきた、だいぶ?

石井)今パッと。

 

 

そういう才能ってのがあるんだな、瞬間に何か思いつくっていうのは。
どうもありがとうございました。

終わり

2015年01月21日新設